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市長の部屋

蕾開く花のように~未来志向の創造力を~

okinagusa01.JPG 今年の冬は例年になく厳しく、弥生三月と言っても前半と後半では気候がだいぶ違います。前半は〝春とは名ばかりの・・・〟と言えるほど、残る寒さに春が待ち遠しい。後半は桜前線のニュースや甲子園球児の活躍など視覚的・気分的にも本格的な春を実感するでしょう。一方では卒業や退職など別れの季節でもあります。それぞれの人により一年の中では最も感じ方の異なる月でもあります。あなたにとってはどのような弥生三月でしょうか。

 

 

 昨年の大震災・大津波から一年になります。犠牲になられた多くの皆様のご冥福を心からお祈りするとともに、一日も早い復興を願っております。来月から伊佐市の職員を長期にわたり、2名ずつ宮城県南三陸町へ派遣する予定にしています。南三陸町へは昨年4月から5月にかけて、延べ40名の職員を交代で短期的に支援に向かわせた経緯があり、その後も情報交換していた町です。同じ仲間として支援を続けたいと思います。

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 阪神・淡路大震災から18年を経過し、人々の暮らしはそれぞれに戻ってきています。以前のようにはなっていなくても、人はなんとか時代や環境に順応しようとします。癒えることのない心の傷も、希望や勇気、お互いの助け合いで少しは小さくなったと思います。東日本の被災者もけっして未来をあきらめることなく、希望の光を信じ、前へ一歩一歩進み続けてほしい。お互いの助け合いを今こそ発揮すべき時です。日本人の素晴らしさを信じたい。

 

 先月24日に招集された三月議会の実質的な審議は今月に入ってからですが、2日の総括質疑、6~9日の各委員会審議、1416日の一般質問が主なものとなります。今回は重要な条例もいくつか提出しています。

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「伊佐市立学校設置条例の一部改正」で中学校の再編成を提案します。大口中学校・山野中学校・大口南中学校を伊佐市立大口中央中学校に改め、平成27年4月1日から施行するものです。

 

 他にもいくつか紹介します。

「伊佐市中小企業防災対策促進条例」は、災害を予想して、防災のために整備や対策を企業が講じる場合に補助支援するものです。

 

「伊佐市木造住宅整備促進支援基金条例」は、自らが居住する木造住宅で、市内の業者を利用し、新築・増改築をした場合に助成するものです。

 

「伊佐市トータルサポートセンターの設置及び管理に関する条例」は、妊娠期から18歳までの包括的な子育ての相談支援及び幼児・児童生徒等に課題のある保護者の交流支援等を行う拠点施設の内容を定めたものです。

 

24shisei.jpg24年度の施政方針のキーワードを『未来志向の創造力』としました。

これは今後の伊佐市を考えるうえで、短期的なことだけでなく20年~30年後を意識して、創造力豊かに考え、活動してほしいとの思いを込めています。2030歳代のみなさんが本当に真剣に伊佐市のことを考えてほしいのです。未来を担う若者が成長していかなければ将来の伊佐の発展はありません。

 

    予算に関しては、国民健康保険、介護保険、水道事業など7つの特別会計がありますが、一般会計では総額を147億2000万円としました。昨年に比べて1.4%の増になります。『(1472)いい世の中に する予算』と覚えてください。内容はホームページで詳しくご覧になれますが、一部紹介します。

 

南三陸町に職員を派遣することで、「精神基盤」としての思いやりの気持ちが市民に対しても自然に湧いてきます。伊佐米の輸出や新ゴボウ面積拡大、優良雌牛保留事業や新規就農者支援などで「生産基盤」 24yosan.jpgをしっかりさせます。「社会基盤」として、コミュニティーの自立、男女の出会いの場、公共工事等での雇用確保など取り組みます。

 

第5期の介護保険事業がスタートしますが、第1号被保険者の保険料基準月額は3,960円を予定しています。4,000円を下回り、県内・全国でも低い自治体になると思われます。介護施設サービスの充実や見守り給食配送、老人介護人への手当の増額など住み慣れた地域社会で、安心して生活できるようにいたします。

 

子ども安心医療助成や障がい児の発達支援、Hibや小児用肺炎球菌や子宮頸がんワクチン等々、子どものための施策は今までも優先的に取り組んできましたので続けていきます。子どもに関しては他にも沢山ありますが、昨年から着手した地域子育てトータルサポートセンター事業の本格的な始動の年になります。幼児から児童・生徒まで、子どもの発達支援を行ないます。

 

合併して一期四年の最後の年の当初予算は思いの強いものがあります。この3年余りは「真のリーダーシップとは何か」と問い続ける日々でしたし、社会に貢献したいという「公欲」を市民とともにいかに実現するかということでもありました。私を先頭に職員全員が一丸となって、合併一期目の最終となる24年度をゴールとしてではなく、未来志向の創造力の源となるようにいたします。

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施政方針と予算関係だけではなく、今月はいろいろなイベントもありますので紹介します。別れの季節を象徴する卒業式が、1日の大口高校・伊佐農林高校を皮切りに行われます。2日は伊佐市医師会立准看護学校、3日は大口明光学園高校の卒業式です。市立中学校は13日、明光学園中学校は15日、市内小学校は22日に卒業生を送り出します。子ども発達支援センターたんぽぽのお友達は19日に卒園式を迎えます。

 

 

yamanonishi001.JPG今年は閉校式や休校式で別れをしなければならないのが辛い三月です。徳辺保育所の閉所式を17日に行い、羽月北小学校の休校式を22日午前11時より、山野西小学校の閉校式を同日午後2時から行います。長年子育てや児童の育成・教育に重要な役割を果した保育所であり小学校でした。まさに一隅を照らしていました。感謝の気持ちとともに、未来への発展の礎とすべく心に刻みます。

 

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 大口商店街の「春の市」が10日と11日におこなわれますが、好天を期待し、大勢のお客様の賑わいを願っています。「忠元公園桜まつり」に関連して多くのスポーツイベントが週末ごとに開催されます。少年サッカーが10日(忠元公園ほか)、バトミントンが11日(市総合体育館)、少年軟式野球が17日(市営球場)、少年ソフトボールが18日(菱刈農村公園多目的広場)、パークゴルフが21日(菱刈パークゴルフ場)、グラウンドゴルフが28日(忠元公園)、剣道大会が日(市総合体育館)となっていますのでお楽しみください。

 

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この時期はウォーキングも楽しい。曽木校区ウォーキング大会が11日、田中校区の「ウォークin田中」は18日に開催されます。本城校区では「おきな草まつり」が11日、十曽青少年旅行村では「十曽子どもの森まつり」が18日、春を告げるイベントが続々と各校区で行なわれますので、ぜひお出かけください。

 

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 今月は施政方針を紹介しましたので、挨拶が長くなりました。

  新年度を迎えるにあたり、心新たに取り組む決意を申し述べました。23年度の反省や合併後3年余りの経過を踏まえながら24年度を実りあるものにしていきます。市民の皆様の満足度をあげるために、職員が一丸となって取り組みます。しっかりと蕾を開く花のように、伊佐市の明るい明日へ向けて『未来志向の創造力』を磨いていきます。

 

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  はしゃぐ孫頬に紅につけひな祭り

  土起こす風の中にも肥の匂い

  再会を胸に別れのテープ投ぐ

  「閉校」の重き二文字残る雪

  人知れず深山奥山エドヒガン         -新-


2012年03月01日