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市長の部屋

新年度へ向けての議会が始まります!

sakura.JPG先月半ばからバンクーバー冬季オリンピックが始まったことから、世間の話題が全てそちらに集まり、民主党を中心とした政権が新年度予算や政治と金の問題をどのように国民に説明するのかが見えなくなりました。オリンピックは4年に一度の祭典ですので、視聴率やスポンサーのことを思えば無理からぬことですが、国民生活や日本の進路を真剣に考えると、もう少し報道機関の配慮があってもいいように思いました。2月の後半が失われた時間にならないように、3月からは国の将来にかかわる課題についてのしっかりした国民への報道も増やしてほしいものです。4年に一度のオリンピックより60年ぶりの政権交代の影響がはるかに重要です。

日本は経済的にも精神的にも、"大国"から縮小する国になるような気がしてなりません。人口減や経済の低迷、わがままな国民となった自己中心主義、絆すら崩壊させていく民族になり始めています。坂の上の雲を追いかけるような時は強さを発揮する人が、№1になったら目標や世間の付き合いが分からなくなったようなものです。

 

gikai.JPG最初から社会批判のような書き出しになり申し訳ありません。3月は各自治体の当初予算審議の議会が始まります。県や市町村にとっては重要な時期になります。民間と違って行政は3月議会でその年の予算の大枠が決定します。首長の施政方針も示されますので、その自治体の目指す方向性への質問もかなりのものがあります。自治体は国の方向性と無関係にはありえませんので、しっかりとした国会の議論や国民への情報提供が大切です。その媒体としてのマスコミの役割も一昔前に比べれば格段に重要なものとなっています。祭りに浮かれている間に謀(はかりごと)を済ませてしまう輩がいたことは古今東西よくあることです。伊佐市のような小さな自治体は、謀ができるほどの予算や事業もありませんし、身近な監視が行き届いていますのでご安心ください。

2月18日の報道各社記者会見で新年度の施政方針や予算・事業等を発表いたしました。伊佐市の議会は2月26日に開会し、325日が最終本会議です。ホームページで施政方針や平成22年度当初予算概要などをご確認ください。

 

zouseiti.JPG一般会計予算規模は昨年対比6.7%増の1481,000万円。安心して暮らせるというコンセプトから、「人の幸せが一番!」とお読みいただけたら幸いです。小学生から18歳以下の医療費軽減などの子育て支援、地元経済浮揚につながる環境対策、複数年度にわたる事業への基金造成等々、国の大盤振る舞いがいつまで続くか分からないことを考えながら組み立てました。"チャレンジ基金"と銘打った基金をつくり、魅力ある地域産業づくりや活性化策の提言を受けながら事業の展開を行ないたいとも思っています。市税が前年度比4.4%減少する見込みですが、歳出で人件費を6.1%削減して対応していきます。

合併も2年目となり、一体化の大きなプロジェクトとして給食センター建設があります。ちょうど市の中央に位置する花北の市山川沿に建設する予算を組みました。市内全域のブロードバンド化や地域ポータルサイトの開設によって、民間や地域からの情報発信による経済的効果も期待しています。昨年打ち出した"定住促進"の施策も引き続き推進し、税や利用料等のコンビニ納付など暮らしの利便性も高めてまいります。

 

harunoichi.JPG多くの施策や予算の中から一部を少しだけ紹介いたしました。市民の皆様からの信頼がなければ数々の施策も効果的なものにはなりません。より「暮らしやすいまち」にするために一所懸命考えました。何よりもそこに暮らす人々が幸せを実感するまちでなければなりません。予算的には限りがありますが、最大の効果が上がるように努力します。お金だけでなく人情や風土も大切です。私たちの生活はお金だけで成り立っているものではありません。習慣や文化の伝統があり、人々の絆があって始めて落ち着いた暮らしができるものと思います。

今月は桜の開花に向けて時が進んでいきます。「忠元公園さくら祭り」は28日を予定しています。それまでには13日・14日に大口商店街の「春の市」、14日は「本城おきな草春まつり」、21日は「ウォークイン田中」と「秀吉の道ウォークin針持」など、各コミュニティのイベントが続きます。21日・22日の2日間と28日は伊佐市文化会館が文化芸術のメッカになります。21日が「伊佐の芽コンサート」、22日が「大口酒造クラシックコンサート」、そして28日が「バレエフェスタ ジゼル」です。

 

ekiden0222.JPG伊佐は小さな市ですが、ここには何ものにも変えがたい自然や人情のすばらしさがまだ残っています。日の出の太陽、満天の星、月明かりや冴える三日月、四方の山々に大きく広い伊佐盆地、鳥神岡の夕日のなんと美しいことか。2月20日から5日間の県下一周駅伝大会の伊佐チームと、それを支える市民の盛り上がりも何にも変えがたい財産です。

平成22年度も目指す市の姿は、「大地の恵みを 人が奏でる だれやめの郷」です。私たちの故郷です。3月31日までの1か月間、鹿児島銀行の鹿児島・東京・大阪・福岡・熊本・宮崎の全ての本支店ロビーで、伊佐市の紹介ビデオが流れています。鹿児島銀行のご配慮で実現しました。私たちが、榎木孝明さんの映画「半次郎」の紹介も一部取り入れて製作したものです。すばらしい出来映えですので、ぜひご覧ください。

 

 

     春一番 トランクひとつで 旅立ちぬ

     ひな祭り 少し寒さも 残りけり

     さえずりの 遠く近くに 田の神様     -新-


2010年03月01日

"鹿児島の北海道"伊佐らしい寒さになりました!

ume.JPG 如月の響きには春を感じますが、まだまだ寒さ冷たさも遠のいたわけではありません。朝のMBCラジオのパーソナリティーが鹿児島の最低気温を話す時、必ず出てくるのが伊佐市大口とさつま町柏原です。各地合併をして広くなりましたが、最低気温だけはピンポイントで報道されます。鹿児島の北海道と言われていますので、寒さのマイナスなイメージがあるのではないかと危惧する向きもありますが、南九州での寒さですのでたいしたことはありません。朝夕は冷え込んでも昼間の気温は上がりますし、寒さ暖かさのメリハリが情操を豊かにしてくれます。私が俳句を趣味にしているのも、ふるさと伊佐の影響があるのではないかと思います。今頃の季節に最も合ってるのが、〝梅一輪 一輪だけの 暖かさ -服部嵐雪(はっとりらんせつ)-〟でしょう。寒い中、まず一輪咲いた風景ですが、私は一輪挿しになにげなく挿してある部屋をイメージします。いずれにしても、そこだけは暖かさを感じる日本人の季節感を実によくとらえています。

 

zaisei.JPG 先月は正月の雰囲気が10日の新春出初の式までは大いにありましたが、日々過ぎるにしたがって通常の仕事や暮らしに戻りました。私は12日から始まった新年度予算の市長ヒアリングで、その後の一週間はほとんど缶詰状態でした。財政課の職員は年末年始の僅かな休みだけで、ヒアリングの準備に追われたことでしょう。厳しい経済情勢を反映して予算編成も厳しいものがありました。しかしながら、医療・介護・福祉・子育てを中心にしながら、農業をはじめとする産業分野は、複数年度を視野に入れた事業組み立てとし、人が幸せを実感できる予算編成を指示しました。政権が変わり、特に農業分野は見通しが厳しくなりました。国が政策を決定するのに時間がかかることが最も困ったことです。農業は半年前には来年の作付けや品種を決めなければなりません。現場を知らない政治家と官僚の議論には現実感がありません。政治主導とは迅速な決定ではないでしょうか。

 

ice.JPG イベントで1月・2月に目立つものは、氷の祭典と県男女駅伝大会でしょう。先月の23日・24日に「氷の祭典 アイスカービングin伊佐」が文化会館前の広場で開催されました。50メートルの氷の滑り台や11基の氷の彫刻像、文化会館でのアトラクション、テント村の食事に特産品販売など一晩中賑やかな祭典でした。15年前に同級生4人と河野製氷様のご協力で始まった祭典です。初回からの実行委員長の平川さんも還暦を迎えられましたが、ますます元気に陣頭指揮を取っていらっしゃいました。感謝申し上げます。今年は気象条件が抜群でしたので、土曜日の準備から日曜日朝の鑑賞・撮影まで申し分のない催しになりました。鹿児島では伊佐しかできない、寒さを逆手にとったイベントとして定着していますので、これからも大いにアピールしていこうと思います。

 

ekiden.JPG 女子駅伝は31日に国分・隼人での一日大会として行なわれました。スタート直前まで降り続いていた雨が止み、いっせいにスタートしました。各チーム高校生エースが競う1区を、ママさんランナーの坂口さんが10位で襷をつなぐがんばりでしたが、選手層の薄さはどうしても否めず、ゴールは12位という結果でした。体調不良から必ずしもベストメンバーではなかったかもしれませんが、本当に最後まで一生懸命がんばってくれました。感動しました。大きな拍手を送りたいと思います。男子の県下一周地区対抗駅伝大会は今月20日から5日間の予定で始まります。伊佐チームは伊佐市一つでの選手編成ですので、選手の確保にかなり厳しい現実がありますが、男女とも本当によく頑張っています。小学生から走ることに興味を持ってもらおうと、選手の皆さんも各小学校の持久走大会に参加してボランティアで指導を行い、走る楽しみを伝えています。働きながら、練習も毎日、子ども達への指導や普及など、監督・コーチをはじめ選手全員が心を一つにしています。市民やファン、そして関係者から応援のご寄付もいただきながら、そのお気持ちに応えようとさまざまな努力をしています。心は一つ、ふるさと興しそのものです。走る姿に大きな拍手をよろしくお願いします。

 

 2月は議会も始まります。24日に消防などの一部事務組合、26日からは伊佐市議会が325日までの日程です。詳しくはホームページでご覧ください。伊佐市として2年目の本格的な予算です。昨年のような記念行事を散りばめたような華やかさはないですが、医療・福祉・介護・子育てをしっかり安心できるものにし、大地を生かした農業の発展を図ろうと思います。企業誘致の努力や重要な雇用を担っている各会社との、情報交換や協力体制を築いてまいります。文化・芸術・教育の充実や、恵まれた自然環境をアピールしながら、持続性のある定住促進を進めていきます。幸いにすばらしい人々が、市政へのアドバイザー的な活動を始めてくださっています。情報化時代を反映して、いい環境や懐深い人々の住む地域の情報は、時と場所を越えて交信し合うものだと感じております。伊佐は皆様のふるさとです。そろそろ梅の蕾も膨らみ始めました。一輪と言わず、どの枝にも暖かさが漂っています。

 

        朝日さす 梅に鶯 月は西

        夕焼けを 拝む母あり 日脚伸ぶ

        福は内 鬼は還暦 豆を撒く    -新-


2010年02月01日

2010年、新しい年がスタートしました!

hinode.jpg新年明けましておめでとうございます。皆様方のご多幸と地域の安全・安心を心よりお願いいたしまして、市職員一同一所懸命働きますので、よろしくお願いいたします。

私の正月は大晦日の夜から引き続いて、小木原諏訪神社の新年祭事に出かけます。それから郡山八幡神社や忠元神社、諏訪神社、羽神社と続き、白木観音様にも安産祈願をしたこともありました。もう30年近くこのような習慣です。高浜虚子の名句、〝去年今年貫く棒の如きもの〟を最も感じる時間と場所です。それぞれに新年を迎える習慣は違うと思いますが、気持ちを改めるということでは共通していると思います。

今年は干支が寅ということもあり、自分自身の干支でもありますので、なおいっそうの思いがします。祈る気持ちもひとしおのものがあります

 

yamano.JPG私もこの1月で満60歳になります。昭和37年に山野小学校、昭和40年に山野中学校を卒業しましたので、小中合同で還暦同窓会を昨年しました。記念樹を植えようということになり、昨年秋4校(山野中・山野小・平出水小・山野西小)に植えさせてもらいました。苗木は〝カルミア〈西洋石楠花(しゃくなげ)〉でした。花言葉は「大きな希望・大志を抱く・さわやかな笑顔」です。〝少年よ大志を抱け〟とも言いたいし、〝青年は荒野を目指す〟のような気持ちで未来を開拓していって欲しいのです。

それぞれの60歳が我を振り返りながら、後輩にエールを贈る植樹でした。自分達の思い出を残す植樹ではなく、いま児童・生徒である子ども達に、50年後は私たちの年齢になることを知らせたかったのです。その時に人生を振り返り、後悔しない人間になって欲しいし、後輩に自分を語れる人になって欲しい思いがあります。

 

seinendan.JPG1月号の市報は若者の特集を組みました。市内外の伊佐とゆかりのある若者を紹介しています。伊佐には多くの魅力ある若者がいますが、今回はそれぞれ特徴ある分野で活動している8名にお願いして登場していただきました。

若者には無限の可能性があります。自分達では気づいているかどうか知りませんが、リスクを考えずに前へ突き進みます。信じたことをやり遂げようとします。私も自分自身を振り返り、今考えると無茶をやったものだと思います。しかし、無垢な気持ちで真摯に取り組めば、誰かが助けてくれたものでした。お蔭様とか感謝とかいう言葉でしか言い表せませんが、ベテランには経験という宝物をくださっているのと同様に、若さが持っている純粋さは神様が与えてくださった宝物です。若さとは年齢だけのことではなく、気力の充実した前向きな考え方ができる人にはみんな当てはまるのではないでしょうか。サムエル・ウルマンの「青春の詩」を思い出します。

 

motituki.JPG昨年は合併1年目ということで、さまざまな催しやイベントに皆様のご理解やご協力を数多くいただきました。一つのことをみんなで行なうことにより、一体感も生まれてきたのではないかと思います。今年はその一体感を本物にしていくための2年目であろうと思います。合併は結婚に例えられますので、昨年をハネムーン期間と考えれば、何もかもがうまく運んでくれたのでしょう。感謝しています。これからはいつまでもハネムーンが続くわけではないですから、少しずつ現実の厳しさや将来設計を考えて、建設的に話し合っていかなければなりません。新政権の予算が国会に提出され審議されます。地方に大きく影響を及ぼすことが予想されます。地方交付税制度などの地方の根幹をなすものは変わりないですが、農業政策は新しい手法になりますし、公共事業などは不安な内容です。子ども手当てと他の少子化対策との関連も調整しなければなりませんし、高齢者対策も引き続き重要な施策です。

 

hiraizumi.jpg今月は新年度予算の市長ヒアリングを集中して行ないます。無駄をなくして、住民目線で考えるように職員には指示しています。税収などの自主財源の乏しい地方都市は、少子高齢化の影響を受けます。高齢化を逆手にとって施策を考えるのも一つの手法です。新しい介護関係の施設や、お試しに短期間伊佐市に住んでいただけるような住宅の建設もその一例です。民間の活力を導入して経済が回転していくことが重要です。「金は天下の回り者」という言葉の本当の意味は経済そのものを言っているのではないでしょうか。子ども手当てが箪笥や銀行に眠っているだけでは経済とは呼べません。苗木を植え、育て、環境に役立て、家や道具にもなり、そしてまた新たな苗木が植えられていく循環が、経済であり命の永遠さでもあります。神の存在を信じるなら、それは宇宙であり地球であり人間の内なる深遠なる心でもあります。

今年も一所懸命働きますのでよろしくお願いします。

皆様のご多幸をお祈りし、新年の挨拶といたします。

 

     初旅や 初孫ふるさと 宮参り

     初詣 会う人みんな にこやかに

     還暦や 友と校歌を 初景色        -新-


2010年01月01日

健康で、よい年末年始をお迎えください!

sogihatudensyo.JPG今年の冬は暖冬との予報が出ていますので伊佐地方も例年より冷え込みは厳しくないようです。1年が過ぎるのが速いと感じるのは私だけでしょうか。一般的には年齢を増すごとに、経験を重ねるほどに速く感じるといわれます。子どもの頃は日が暮れるまで遊んでいたものでした。田舎で過ごした高校生時代までは部活に明け暮れ、放課後の練習がやけに長く感じたものでした。目的地を訪ねるのに、行く道より帰り道が速く感じるのも同じようなものでしょうか。

伊佐市としてスタートした平成21年も、振り返れば本当に速く過ぎるような気がします。先月で2年目に入ったわけですが、私の市長就任は昨年の12月からでしたのでちょうど1年になります。市政運営にご協力やご理解をいただきまして誠にありがとうございました。皆様にいつも感謝する1年でした。

 

kanmai.JPG天候は渇水が心配されるほどでしたが、大雨や台風などもなく平穏な自然に感謝する次第です。おかげさまで野外での催し物やイベントにはほとんど支障がありませんでした。9月の県民体育大会は、県内12地区を持ち回る大会としては最後の大会でしたので、すばらしい天候のもとで開催できたことは天の助けでした。伊佐の名前を大いに上げたと思います。それに続いての10月の伊佐市民体育祭は、市内14校区対抗の意味合いもありましたので、天気の良かったのがお互いの交流の大きな助けになりました。11月は〝伊佐ふるさと祭り〟として旧産業祭を引き継ぎましたので、スポーツ競技の交流とともに盛り上がりました。これも天気のおかげでした。最後はいつもの〝曽木の滝もみじ祭り〟と〝湯之尾神舞〟は例年にない快晴で気温も高く、今までで一番の人出となりました。

 

momiji-maturi.JPG9月から10月にかけての1か月半は榎木孝明さん企画・主演の映画「半次郎」で伊佐はとても盛り上がりました。映画の半分以上は伊佐にセットやロケを組んでの撮影、エキストラも連日かなりの人数を集めなければなりませんでした。小道具などの制作はボランティアの皆さんの協力で、榎木さんを感動させてしまいました。榎木さんは今回の撮影を通じて、伊佐や鹿児島の皆さんの温かい心に打たれ、その後は何回となく帰郷し、各地でトークショーや交流会に出演されています。榎木さんこそ温かで熱いハートの持ち主だと思います。まさに〝半次郎〟そのものです。来年9月の一般公開になりますが、私たちも伊佐市をあげて宣伝キャンペーンに協力したいと思います。口コミが一番大切ですし、効果もありますので皆さんの応援をよろしくお願いします。

 

jazz.JPG4月のNHKのど自慢テレビ放送に続き、合併記念式典、榎木さんの舞台「相思双愛」、陣之内正史先生(厚地記念クリニック院長)と向井亜紀さんの癌や健康についての講演会など、合併1年目ならではの記念行事に新市の一体感が醸成されてきました。8月の日野皓正さん、11月のマイク・プライスさん、それぞれの熱いジャズの演奏はファンへの最高の贈り物でした。私は20代の若い頃は京都のジャズ喫茶に入り浸っていましたし、ニューヨークで暮らした1年間は、ジャズのライブハウスをよく楽しんだものでした。地方で暮らしていて、まさかあの頃の新進気鋭のトランペッターが、この伊佐市1年目にお二人ともコンサートをしていただくとは思いもしませんでした。行政の人脈より市民の皆様の人脈が、合併により相乗的に増えてきた結果の活性化だろうと思います。

 

ekiden.jpg11月に海潮忌を文学フェスティバルとして終え、12月は市内を一周するふれあい駅伝大会や生涯学習フェスタが6日に行われますし、13日の社会福祉大会も榎木孝明さんのトークショーを交えて開催します。師走はその名の通り、急ぎ足で大晦日がきます。インフルエンザも油断できません。「気持ちが張っていれば、気合が十分なら、風邪も引きません。」と榎木さんは撮影の時言われました。雨の山中、ずぶ濡れの中での撮影シーンは忘れませんが、撮影後私はすぐに温泉で体の芯まで温まることでした。

今年の締めくくりを元気に気合十分に終りたいと思います。そして、この気合を来年へつないでいこうと思います。皆様のこの1年間のご笑読に感謝申し上げ、いい年末年始をお過ごしいただき、来る年が幸多かれとお祈りしつつ挨拶といたします。ありがとうございました。

 

はく息も 白く神舞の 夜は更けぬ

 リンリンと サンタ良い子の クリスマス

 亡き人を 句で知る師走 文芸欄    -新-


2009年12月01日

『伊佐市』が誕生して1年を迎えました!

DSC_0316.JPG 霜月という名のとおり、朝夕が冷え込むようになりました。今年は季節型のインフルエンザに加え、新型インフルエンザも心配されますので、くれぐれも体調管理にお気をつけください。新型インフルエンザ予防注射については、郵送にて先月末にお知らせしましたので、伊佐市内の該当される方々は説明文をお読みになり、注射の時期を間違えないようにお願いします。風邪は万病のもとと言われるように、特に高齢者や幼児は肺炎などを引き起こすと命の危険までありますので、くれぐれもご注意ください。

 

 新市「伊佐市」がスタートして1年が過ぎ、この11月から2年目に入ります。振り返ればいろいろなことが思い出されるのは、私ばかりでなく皆様も同じではないでしょうか。行政の旗振り役としての私は12月からでしたが、行政としては神園職務執行者のもとに、職員は市民の皆様に不便や不都合が起きないように、緊張感と不安感そして使命感を併せ持ちながらスタートしたと思います。いろいろとご迷惑をかけたことはありましたが、多くの催しを通じてお互いの融和や理解は深まり、徐々に一体感が醸成されてきました。これら全ては皆様のお陰だと思います。

 

DSC_0044.JPG 市民の皆様が参加や出席していただく催しは、雰囲気が高揚する中で行なわれますので、その反応や手ごたえで評価具合を知ることができました。私にとりましては議会での議論の動向が、どのようになるものか全然わからない初めての経験に不安がありました。合併への道のりが必ずしも平坦でなかっただけに、さまざまな考えを乗り越えて一つのまちとして議論をしなければなりません。人間は感情の動物と言われますので、過去を引きずるのも理解できますし、全てをリセットしてしまうこともできません。そのような中で、12月議会から先々月の9月議会まで経験して、合併2年目を迎える今は当初の不安も少なくなりました。いいまちにしていくには、市民・議会・行政の一体感が必要です。

 

DSC_0066.JPG 一体感の醸成にとても役立つのが文化やスポーツです。その意味では県民体育大会伊佐大会がおこなわれたことと、「半次郎」の制作・ロケは大きな役割を果しました。伊佐県体もたまたま順番として今年廻ってきたわけで、3万人のまちが引き受けるには厳しさや不安がありました。市内外の多くの人々や施設の協力をいただき、無事終えることができたことにただただ感謝でした。ハンディがあるからこそ心も一つになり、外からの意見や協力にも素直になれるのかもしれません。この県体の盛り上がりがそれぞれの校区や自治会、学校の運動会へとつながり、第1回の市民体育大会で14校区の融和をさらに図ることができました。

 

DSC_0398.JPG 「半次郎」は言うまでもなく、まさしく市民を含むボランティアの協力と榎木孝明さんのふるさとへの気持ちがなければ、ここまでの充実度はなかったと思います。100人以上のスタッフが1か月あまり滞在し、準備まで入れれば2か月を超す滞在をしたスタッフもいました。準備段階での大道具・小道具の制作、県内外ロケ地移動の車の手配、食事、200人を超えるエキストラの手配など、慌しく無理もある中でよくみんな頑張ったと思います。この気持ちを忘れずに来年9月の一般公開まで伊佐市をあげて宣伝していこうと思います。地域振興課の定住促進係の中に映画制作スタッフの机を置いて、一緒に映画作りができたことはこれからの定住促進の仕事にも役立つことになるでしょう。帰る日の最後まで職員と一緒だった若い助監督の根木さんを見送りながら、お互いの新しい絆を強く感じました。スタッフや榎木チームメンバーとまたお会いする日を楽しみにしています。

 

DSC_0145.JPG 個人的には多くのことを気付かされた1年でしたが、その1年をスタートする合併前後が、私自身の新たな出発だったような気がします。昨年10月にはブラジルからの元山明男様ご夫妻を市長としておもてなししたことで、祖国の持つ意味や本当の日本人のあるべき姿を教えられました。先月、記念誌「ブラジル日本移民百周年」などの贈り物が届きました。お礼の電話をしながら、大切なことを気付かせていただいたことを思い出し、感謝の気持ちでいっぱいでした。昨年11月の1か月間は1210か月ぶりに公職から離れ自由な1人の市民に戻りましたので、それまで見えていなかったことや気付かなかったことに出会いました。島津日新公の「いろは歌」を暗誦したのも何かの導きだったような気がします。宮沢賢治の「雨にも負けず 風にも負けず」は口ずさむほどに究極の政治家像がわかるようになりましたが、「いろは歌」もこの1年間口ずさみながら、まさに人間のあるべき姿が47首に歌われていると気付かされました。

 

 感情移入の強い11月の挨拶になりましたことをお許しください。これからも皆様の参画や参加が多くなる市政運営に努めますので、ご意見をどしどしお寄せください。今月の催しの主なものだけでも、文化祭、ふるさと祭り、旧曽木発電所100周年記念講演、曽木の滝もみじ祭り、湯之尾神舞、海潮忌文学フェスティバル、など伊佐は元気です。ぜひお越しください。お待ちしてま~す。

 

        視界ゼロ 霧深くとも 心の目

        新焼酎 舌になじみの 芋の味

        もみじ手の 小皺もとれて 宮参り  -新-


2009年11月01日

実りの秋を迎えました!

kosumosu.JPG10月は中秋の名月を迎えてまさに秋本番と言うか、秋が深まると表現するほうが文学的にはいいのかもしれません。季語を重んずる俳句の世界では白色とか、色なき風とかで秋を表現しています。"自転車の色なき風の中を駆く"私が若い頃に詠んだ俳句です。昨年の今頃は何をしていたかなぁ、と考えるのも四季の中では秋が多いような気がします。どこか寂しい枯れ往く雰囲気の中に、人生やふるさとへの郷愁があるのかもしれません。春には希望があり、夏は輝きの中、冬を迎えたら春を待つ気持ちが芽生えます。秋は体育祭や文化祭の華やかさや、美味しい果物と出会える楽しさなどがあるにもかかわらず、どこか一抹の寂しさが付きまといます。人恋しくなるのもこのころです。気を紛らそうと読書に耽り、夜が長くなるのも無理ありません。現代の若者は携帯やパソコンのメールで遠距離恋愛をするのかもしれません。誰かと繋がっていないと落ち着かないと聞きます。いずれにしても秋は華やかな反面、自分自身の人生や世の中のことをじっくり考えることができる季節でもあります。

 

ine.JPG 伊佐は自然の環境には恵まれた地域ですので、日々の暮らしの中で四季折々の楽しみ方ができます。その中でも秋10月は彼岸花が終わり、見渡す限り黄金色の田んぼが広がり、やがて一枚また一枚と刈り取りが始まります。日々変わり行くその様はわずか1か月間のことです。惜しいような、収穫を祝うような面白い感覚があります。農家は稲作農家も畜産農家もこの時期に雨が降らないことを願っています。今年は8月から9月末まで夕立すらない、台風も近づかない状態で雨が全くありませんでした。水不足ではありますがこの10月だけは降ってほしくないのです。施設型農業でない限り、農業は自然の影響を受けます。そのような中で新政府は所得補償という政策を進めます。地域によっても農家規模によっても、同じ作物であるにもかかわらずコストにかなりの違いが出ます。どのような基準で私たちに示されるのか不安です。来年作付けの準備が、借りる田の交渉などすでに始めなければいけないのに、政策が不透明なため交渉が滞っています。農業は長期的な計画で考えてもらわなければ困ります。

 

rakujitu.JPG 今後の選挙はマニフェストが中心になりますが、そのたびに泣かされ迷わされるのが農家ではないでしょうか。誰が為政者になっても歴史を振り返れば、農民は苦しめられてきたような気がします。「生かさず、殺さず」であってはならないのです。農林業は国家の基幹産業であり、国土保全の最前線と見るべきです。瑞穂の国と呼ばれたり、俳句の季語に数多く現われる言葉と無縁でない、農業は日本の国そのものだったはずです。公約がマニフェストという横文字になっただけで、法律も地域状況も超えてそれが優先してしまうことを容認する風潮に怖ささえ感じます。お米や麦、大豆など主食として主要な作物は原則的には年に1回の収穫です。米と麦を夏と冬に分けて同一耕作地で作れる例もありますが、施設野菜や工業製品を作るような効率性はありません。人間の営みと四季の移ろいをそのまま反映してるのが農業です。手元の農事暦を見ながら、この1年の我が身を振り返りつつ、朝に起き夜は眠りにつきます。

 

hanjiro-satuei.JPG あまりにも伊佐の黄金色の田んぼが美しいので、このままの農業ができなくなるのではないかという不安から、農業政策についての厳しい私見を申しました。政府が決める政策には市町村は従わなければなりません。しかし、現状を理解してもらうべく、意見は言っていかなければならないと思っています。農に生きる私たちは、きれいごとや割り切った考え方だけでは暮らしは成り立ちません。農林業や地方を理解していただく都会の住民の皆さんに、情報をお届けしながら共存共栄していきたいと思います。先月から始まりました榎木孝明さんの映画「半次郎」の撮影も順調です。今月中旬で終る予定ですが、伊佐のさまざまな場所でおこなわれました。箱崎神社、郡山八幡神社裏、奥十曽、関白陣秀吉の道、鳥神山・竹の瀬戸など映像にどのように編集されるか楽しみです。エキストラやボランティアも地元の方々や生徒さん、縁ある方々がいっぱい協力していただいています。心から御礼申し上げます。

 

kentai.JPG 先月の県民体育大会が皆様のご協力により、大成功のうちに終了しました。開会式のすばらしさや運営の手際の良さにお褒めの言葉をたくさんいただきました。周辺自治体の施設や競技役員の皆様のお陰でした。本当にありがとうございました。12地域を持ち回りで行う県体は今回で終わりでしたが、有終の美を飾ることができたと思います。来年からは新しい形でおこなわれますので、さらに競技のレベルアップを図らなければなりません。今月は小学校の体育祭が4日と18日に行われます。市民体育大会も11日に市営グラウンドで行われます。新市になって1回目の記念すべき大会です。それぞれの校区の団結とお互いの交流を深めながら、一体感のある市づくりに役立つものと思います。私も職域対抗リレーで走ろうと思っています。今年は7月の剣道初挑戦、県体での話題づくりとしての水泳参加など、新しい気持ちで1年目を過ごしていますので、今回の市民体育大会も何かに挑戦する前向きな気持ちで望みます。皆さんもスポーツや芸術や食欲の実りあるGood October にしてください。

 

         神無月 忘れるほどの 実りかな

         実らせて 神は出雲へ 旅立ちぬ

         十五夜に 美しすぎる 少女かな   -新-


2009年10月01日

県民体育大会伊佐大会がいよいよ始まります!

tanbo.jpg ♪夏が過ぎ風あざみ...夢はつまり想い出のあとさき...♪

井上陽水さんの「少年時代」が今の時期にはぴったりです。朝夕は本当に涼しくなりました。朝の涼しさは油断すると風邪を引きそうですし、残る暑さも昼間は相当なものですので、体調管理には気をつけてください。伊佐は典型的な盆地ですので、寒暖の差が大きく季節のメリハリがはっきりしてます。ところが、最近の温暖化現象で以前のようなメリハリ薄くなってきたような気がします。稲の生育や季節の果物にも影響が出始めました。お米は品種改良などで今後も伊佐米のブランドを維持していかなければなりません。

 

今年の全国の作況指数が悪い中では、伊佐稲の成育は順調な状態に戻りましたので安心しています。月下旬から7月下旬にかけては日照不足も心配されましたが、月に入ってからの強い太陽は、いっぺんに遅れを取り戻してくれました。農作物は天候に左右されるのを実感します。このように農業は天気の影響や担い手の高齢化が進むことから、なかなか安定的な産業となりにくいとされています。良い品質であることを前提に、ある程度の高値で販売できることを国民に理解していただくことが肝要です。消費者に高く買っていただけないとすれば、税金でコストとの差を価格補填していただくことになるのでしょうか。農地(自然)を守る役割が農民にあるとすれば、それは一つの政策です。

 

kentai-mark.jpg 今月は高校・中学と体育祭がありますし、いくつかの集落からも運動会のご案内をいただいています。スポーツにはとてもいいシーズンとなります。そのような雰囲気のなかで19日・20日(ゴルフは18日)に第63回県民体育大会が伊佐市をメイン会場にして行なわれます。前回は平成9年に第51回大会として当地で行なわれました。12年ぶりに帰ってきたということになりますが、県内12地区を持ち回りで開催される大会は今回で最後となります。来年からは日程は今頃になるでしょうが、競技ごとにそれぞれの適地会場で行なわれることになります。戦後間もなく始まった県民体育大会はいろいろな役割を果たしてきました。戦後の復興や県民体育の向上、のびゆく鹿児島県民の誇りと自信、各地方都市の体育施設の整備にも大きな役割を果たしました。経済も右肩上がりでそれぞれのまちが競うように施設を充実するには大会の誘致(持ち回り)は格好の材料だったでしょう。

 

51-kentai-1.jpg しかしながら、私は前回の51回大会の時からこの持ち回りに疑問を抱いていました。51回が終れば12年後は受けないつもりで、当時から県や体育協会に改善をお願いしていました。結果としては今回63回目を伊佐で行い、来年からは新しい形で継続されます。競技種目ごとに会場が設定されるでしょう。前回は数億の施設整備費のほかに、大会運営費として市(町)の一般財源からの持出しが約4,000万円程ありました。1回で消えてしまうお金でした。今回は前回の約半分で済みますが、これだけの出費わずか万人余りの自治体では大きな負担になります。

 

51-kentai-2.jpg鹿児島県は大きくは薩摩地方・大隅地方・熊毛・大島地方と分けて気象情報などはされますが、地域的には12に分かれていろいろなイベントや地域の特徴を競います。県下一周駅伝や女子駅伝も12地区の競走です。人口や選手層には関係なく、最初からハンディがあることを承知の上ですが、ふるさとを背負う走りに選手は誇りを感じますし、地域住民も一生懸命応援します。多種目にわたる競技や開催地の引き受けには、人材・財政ともに余りにも不公平感がありました。従来型の県体としては最後となりますが、皆さんの記憶に残るすばらしい大会にしようと思います。幸いにスタッフも充実してますし、足りない競技施設も近隣の自治体と競技団体の全面的なご協力をいただいています。伊佐市誕生記念大会としては願ってもない県体です。

 

keiroukai.jpg スポーツの話題が中心になりましたが、今月は連休が続きますので、敬老の日も各集落や校区で多く行なわれます。いろいろな趣向を凝らして楽しませてくださいます。このような風習や雰囲気がまだまだ残っているのが伊佐の良いところです。お年寄りを敬い、十五夜で子どもたちと遊ぶ、農村社会は日本人が日本人らしい姿を残しています。人と人のふれあいの中で優しさや楽しさ、我慢さえ学びます。広報やホームページ等でいろんな情報をお伝えしますので、積極的に近くから遠くのイベントまでご参加ください。26日は伊佐の太鼓まつりも伊佐市文化会館であります。地域のことを、故郷のことを一生懸命考えてる若者たちです。みんなで一緒に盛り上がりましょう。

 

 

         人知れずやがて黄金の稲の花

         三日月に腰かけ凛と眺む宙

         初孫や祭り終えての夜のこと   -新-

 


2009年09月01日

"真夏の伊佐の夢"をお楽しみください!

stardust.jpg 「夏の夜の夢」、シェークスピアの作品かメンデルスゾーンの序曲かを思い出すのが一般的ですが、私はジャズの野外コンサートをイメージしてしまいます。42年前、ふるさとを離れ京都に行きました。田舎町ではジャズなんて聴いたことがありませんでしたが、18歳の少年には都会のジャズ喫茶は刺激的でした。"しあんくれ~る"や"マンホール"などのお店で、難しい顔してマイルス・ディビスやビル・エバンスの曲を聴いたものです。10年間を京都で過ごし家業を継ぐために帰郷して、数年たった夏の宵、園田憲一とデキシーキングスや北村英治さんを招いての野外コンサートを、地元の若者を中心とした実行委員会が開催しました。陸上競技場グラウンドを野外のコンサート会場にして、その後10年間続いたのですが、ジャズに飢えていた私にとっては最高の「真夏の夜の夢」になりました。小説や序曲もハッピーな喜劇ですので、デキシーの楽しい乗りの良さが夏休みの開放感となりました。若者の実行委員会で主催する今年の"2009スターダスト"は29日(土曜日)、轟公園ステージで開催されます。

 

gomi-bukuro.jpg 野外ではありませんが、すばらしいミュージックフェスティバルが8日(土曜日)文化会館で開催されます。日野皓生クインテットをはじめ、すばらしい6つのグループが熱い演奏を披露します。伊佐市スタートを記念して音楽好きの市民が実行委員会をつくり、その熱意に打たれて6組のミュージシャンが来てくださることになったそうです。実行委員会は"伊佐"を多くの人に知ってもらいたい気持ちと、元気のある町にしていきたい熱意で取り組みました。若者をはじめ、市民が自らの考えでふるさとを興そうとする気持ちはとっても大切です。先月からマスコミの取材を受けているゴミ袋の変更も同じようなことが言えます。従来のゴミ袋と違って、伊佐の特産物や桜などをヒントにアーティスティックなデザインに若者の提案で変えました。詳しくは7月号の市報に載っていますのでご覧ください。若者のパワーを感じます。故郷は住む人の意識によってだいぶ変わります。良くもなれば、停滞もします。議論や協力、思いやり、全ての人々とのコラボレーションで良くしていかなければなりません。

 

dragon-cup.JPG8月はお盆を挟んで前後の雰囲気が違います。高校野球の決勝戦の頃は  秋が近いなぁと思わせますし、暦の立秋は案外早いものです。外の暑さは7月後半ほどではありませんし、どこかに暑さの翳りを感じることもあります。そのような中でも、日中の暑さを吹き払うように各校区でミニ夏祭りが催されます。先月の"おおくち夏祭り"が雨のため中止でしたので、1日の湯之尾での花火大会や、これからご紹介するイベントをお楽しみください。8日夢さくら館、羽月北小、9日針持小、13日平出水小、15日曽木小、田中北部体育広場、16日轟公園川まつり、羽月西小、各校区や地域で数多くの夏祭りがおこなわれます。他にも9日大一会、20日隼仁会、28日ジャパンファームなど、企業や福祉施設でもありますので、日にちが重なる場合もありますが十分にお楽しみください。旧大口の各校区では2日に、いっせいにバレーやソフト、グラウンド・ゴルフの球技大会がそれぞれの自治会対抗で1日中おこなわれます。これは青少年育成の防犯球技大会から始まったものです。同じく2日は湯之尾でドラゴンボートレースも開催されます。

 

mukai-aki.JPG今年の夏は同級生が還暦にあたりますので、お盆の帰省を利用して各中学校単位での同窓会が多いようです。大口高校全体の同窓会も21日大口グリーンホテルで予定されています。自分では若いつもりでいますが、同級生と会うと鏡を見ているようで、それなりに納得してしまいます。健康や老後や子どものことが話題になりますが、せめて一時でも青春時代に帰ることができれば、夏の日のいい思い出になるのではないでしょうか。それこそ「夏の日の夢」があるから、これからの1年をまた頑張れるのかもしれません。盂蘭盆のせいでしょうか、8月は故郷を1番身近に感じる月です。1日の湯之尾花火大会で始まり、30日は選挙の日でもありますが、向井亜紀さんと厚地記念クリニック・陣之内院長の健康講座を文化会館で開催して8月は終わりとなります。伊佐にご縁のあるお二人ですので、期日前投票を済まされてぜひ文化会館へお越しください。私も先月の剣道大会で人吉市長さんと引き分けの試合でしたが、暑い暑い夏を元気に乗り切ろうと思います。皆様もお元気にお過ごしになることを願って挨拶といたします。

 

   凛々と "交剣知愛" 夏稽古

   プロポーズ 返事は後で 遠花火

   晩夏なり 夕日大きく 海に落つ  -新-

 

 

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7/26「海潮・忠元」伊佐市・人吉市親善剣道大会(左:田中人吉市長 右:隈元伊佐市長)


2009年07月30日

夏の伊佐市は楽しいことがいっぱいです!

tanbo7gatu.JPG "青田風早苗はすでに少女です -新-" 黄金の秋もいいのですが、7月の伊佐の田んぼの風景が私は一番好きです。6月にほぼ田植えは終りましたが、その頃はまだまだ頼りない早苗でした。根がかっちゃくしているのかさえも気になり、風が吹くとかわいそうなくらい水に沈みそうでした。夏至前後の長い一日の太陽の光を十分に浴びながら見る見るうちに成長してきました。7月中旬ごろになると青々としたまるで緑の絨毯のようでしょう。どんなに風が吹いても雨に叩かれても大丈夫です。♪雨にも負けず 風にも負けず (雪・・) 夏の暑さにも負けぬ、丈夫な体を持ち・・♪、宮沢賢治を思い出す風景です。梅雨末期の大雨や台風、真夏の旱魃(かんばつ)を心配する一方では、日照不足など心配なこともありますが、今成長しつつある少女がたくましく育ってほしいと願っています。青田風にそよぐ様は人間の五感まですがすがしくしてくれます。

 

sanpai.JPG 川内川の大いなる恵みを受けながら、稲作をはじめいろいろな農作物の生産に励んでいる伊佐に、悩ましい問題が降りかかる懸念が出てきました。それは〝産業廃棄物最終処分場〟の問題です。それは隣の湧水町恒次(つねつぐ)という場所に、民間の会社が建設する計画が進みつつあります。恒次という場所は伊佐市川南と隣接し、川内川に処理水は流されるということになります。会社は鹿児島県への建設に関する協議書を提出しましたので、私たちは今後の動きに敏感になっているところです。私たちは615日に鹿児島県へ慎重に対応なされるように申し入れをしました。県議会議員のご案内で、市議会や住民代表とともに県庁を訪れ、直接伊藤知事に面会し、強く伊佐市民の声を届けました。市議会が住民や各種団体から出されていた「建設反対の請願書」を623日に可決、意見書採択されたのを受け、議長・文教厚生委員長と一緒に翌24日にさっそく湧水町長を訪ね、慎重な対応をお願いしました。26日には下流域にあたるさつま町も訪問し、町長と議長に直接お会いし協力をお願いしました。

 

 今後も県当局に対して情報の共有をお願いし、伊佐市の立場を主張していきます。農作物や住みやすい環境を地域の特性と考え、売り出し・PRしていくなかで、この産業廃棄物最終処分場問題は風評公害の恐れがあるものと認識しています。民間だけで作る処分場の信用や将来の不安感は否めません。公共関与型の処分場であっても住民の不安や反対があるのが普通です。ましてや民間単独でとなると、どこまで情報が正確なのかもわかりません。隣接町ではありますが市町境を接しているところに建設され、処理水が川内川に流されるということは、行政区域こそ違いますが、生活実態としては自分のまちと同然です。

昨今の行政は広域行政により住民サービスの向上や安心・安全に寄与してます。介護保険や消防行政、ごみ処理施設運営など多岐にわたっています。県が市町村に意見を求める場合にしても、当該市町村の考えだけでなく関連市町村の意見も当然求めるべきと思いますし、そのように主張していきます。伊佐市は国道が3線交差し、県道や広域農道も湧水町とをつないでいる交通の要所でもあります。川内川だけでなく生活や経済活動の全てが広域化の中で関連しています。故郷で起きつつある懸念を皆さんに報告する7月の挨拶になりました。これからも故郷に関心を持っていただき、ご指導・ご支援ください。

 

kendo.JPG さて、7月は夏休みに入りますし、夏祭りの季節でもあります。25日、伊佐市商店街は昼間のパレードやお神輿、夕方からの市民総踊りで賑わいます。例年前夜に行われていた花火大会は、今年は8月の湯之尾河畔の花火大会に統一されました。それぞれお楽しみください。また、六月燈が神社のあるところや校区でおこなわれます。12日に湯之尾神社、18日郡山八幡神社、秋葉神社、19日恵比寿神社、諏訪神社(牛尾)、20日保食神社、西原八幡神社、25日愛宕神社(平出水)、26日本城小、白木神社、27日白木神社本殿開帳、28日羽神社、などが予定されています。8月にはそのほかの校区や神社でもありますので来月ご案内いたします。特別に今年は海音寺潮五郎財団のご支援をいただき、木ノ氏・飛諏訪神社で人吉と伊佐の少年剣道大会をすることになりまし た。来年に新納忠元公没後400年記念行事をしますので、その関連事業として剣道大会をすることにしました。大将戦として市長同士の対戦が組まれていますので大変です。わたしは今まで剣道というものをやったことがなくて、還暦の手習いで職員から剣道のイロハを習っているところです。勝ち負けによっては、これで領地が変わるのではないかと心配しています(笑)。人吉市長は曽木の滝がほしいと言われ、私は人吉城かなぁーとお返ししています(笑)。

 hanjiro.JPG

 夏休みは楽しいことでいっぱいの伊佐市でありたいと思います。帰省なさる絶好の機会でもあります。伊佐市は医療・福祉・介護が充実し、農林漁業を中心として、自然環境に恵まれた子育てしやすい町を理想とし、定住促進施策を重要課題として取り組みつつあります。榎木孝明さんの映画「半次郎~桐野利秋風伝」のロケも現場準備の段階に入ってきました。市役所も連絡係を置いて全面的に協力します。帰省の際には地域振興課にお問い合わせください。このように楽しいことをお伝えできることも梅雨末期の災害がないことが一番の条件です。危機管理をしっかりしながら災害が起きないことを祈って今月のご挨拶とします。

 

クラス会 途切れぬカラオケ 紫陽花忌

再会は 還暦となり 七夕夜

ふるさとの なまりあふれて 夏は来ぬ            -新-


2009年07月01日

6月議会が始まります!

ajisai.JPG  伊佐市としてスタートして7か月が過ぎました。年末年始、年度末・年度始めを経てこの6月になりました。伊佐平野は広大な田が一枚一枚耕運され、施肥、そして水張り代掻きされて水田となり、早苗を待つばかりとなります。まさに伊佐の田園風景が徐々に変わる季節となりました。秋の黄金色の風景と七月の青田の風景が、最も代表的な絵になる景色ですが、実はひとつひとつの田んぼが水田に変わりゆく時系列的な変化も楽しみのひとつです。変わりゆくさまを鳥のさえずりや蛙の声の変化とともに感じるのも、朝の散歩の楽しみです。

 草花の季節感覚は実にすばらしいものがあります。立葵の花やアジサイが季節を良く知っていて咲き始めました。私はアジサイの花が咲く頃になると必ず思い出すのが、今は唐津市になっていますが、佐賀県・相知の富永さんという友人です。特にその息子さんの貴博君を思い出します。パン工房で働くとっても感じのいい青年です。力強いこね方で味のあるパンを作っています。知り合いになったのは7~8年前になりますが、見返りの滝と曽木の滝の交流がきっかけで、そのとき富永さんからアジサイの苗を10種類ほどいただいたのでした。毎年この季節になると咲き始めます。もうかなりこんもりとアジサイらしくなってきました。滝の縁が花の縁、人の縁になりました。

 その曽木の滝が、全国の数ある景勝地約300か所の中から見事「平成百選」に選ばれました。24位という快挙です。曽木の滝を全国にPRできるよい機会だと思います。多くの方が曽木の滝を訪れ、またそこで人の縁がつながっていくことを期待しています。

 

 先月まではいろいろな組織や協議会・団体の年度始めとあって、来賓で gijou.JPG呼ばれたり主催者だったりでした。融和のためにできるだけ出会しますので、慌しく過ぎたような気がします。NHKのど自慢大会や合併を記念しての新市誕生式典など大きな催しを始め、榎木孝明さんの舞台公演などが続きました。皆様には大変お世話になりました。今月は議会を中心に予定が組まれていますので、市民の皆様とのふれあいは若干少なくなるかもしれません。後半には梅雨の大雨の心配もありますので警戒を怠らないようにしましょう。今回の六月議会に提出した予算・施策としていくつか目立つものを紹介します。気になるのは法人市民税の減額補正です。中間決算で納入していただいた税の返還(還付)分を含めて3億円の減額です。今後まだ還付が出てきそうですし、今後の法人税がゼロという場合も想定されます。大企業の税収で潤っていた都市だけでなく、私たちのような地方でも数少ない優良企業がこのような状態です。このような厳しさがありますが、政府の打ち出す雇用対策や景気対策のための臨時的な財政出動を利用して、学校校舎の耐震調査や補強計画作成、林業分野での緊急雇用対策など進めていきます。土地開発公社の清算に向けて準備に入ろうかとも思いますし、北薩病院近くにドクターヘリポートを作る準備も進めます。県境の救急医療体制の安全・安心が急務です。

 

tabako.JPG 身近な民生分野では日本脳炎の予防接種再開準備と同時に、Hibワクチン接種を市が全額負担して乳幼児の髄膜炎等の防止をします。全額負担は全国の市では初めてだと思います。国保加入者には、癌検査のひとつであるPET検診に5万円の受診補助をします。早期発見による医療費の負担の軽減になりますので利用してください。また、市税等のコンビニ納付に向けたシステム改修を行い、税・保育料・市営住宅使用料・介護保険料等全て、「いつでも」・「どこからでも」納めていただけるようになります(水道料金は実施済み)。新しい給食センターの場所も決定しましたので造成設計に入ります。畜産も〝地区産〟とすべく、優良雌牛の地域内保留に向けて補助金の額を大幅に上げます。6月議会に諮る主だったものをあげましたが、他にも観光案内看板の設置や、平出水地区で行う都市との交流事業として、都市の子どもたちの長期宿泊体験受け入れなども今後の地域経済活性化に結びつきます。

 

 世界的にも厳しい社会情勢ですが、改革や辛抱はしながらも明日に向け sanae.JPG ての希望を持ちましょう。先月は関西で鹿児島ファンデーの催しがありました。榎木孝明さんのふるさと納税もステージで披露されました。ありがとうございました。名古屋では菱刈県人会をベースとする東海伊佐会が大いに盛り上がりました。会の進行中に卒倒した人への職員のとっさの救急処置を誉めていただきました。回復に向かわれていることをお祈りします。今月は東京・大阪で大口高校同窓会もあるようです。伊佐の人々はどこにいても故郷思いのすばらしい方々ばかりです。誇れる故郷づくりに邁進しますのでよろしくご指導ください。伊佐の田園風景が徐々に変わり、やがて月末には一面の早苗田に変わるでしょう。頼りない早苗ですが、やがてしっかりした青田に変わるまで優しく見守りましょう。

 

       ゆらゆらと水面は光る早苗風

       緑陰に進むページやベストセラー

       紫陽花に忘れがたきや友の顔   -新-  

 


2009年06月01日