No.246【大口校区/昭和58年築/店舗+3K/売:299万】「旨くてとろける夢を見よう」:伊佐市空き家バンク

2025年09月04日

「旨くてとろける夢を見よう」

お酒はぬるめが、肴は炙ったイカが・・・そしてイニシャルコストは低い方がいいんです。

こんにちは、田中です。突然の舟唄でびっくりさせてしまってすみません。
今回ご紹介する物件が「居抜き」物件だったもので、ついつい歌いたくなってしまいました。

事業の立ち上げ時には何かと資金が必要になりますが、開業資金がかかりすぎて運転資金が心許ない・・なんて事態は、できれば避けたい。

と、いうことで!今回の物件をご覧いただきましょう!

 

大口の中心部・里エリアにある本物件は、今年1月までラーメン店として営業をされていました。

当市の空き家バンクでは、店舗兼住宅の取り扱いもございますが
店舗・厨房設備が残った「居抜き」状態のものは多くありません。

飲食店の開業場所をお探しの方にも、大口の中心部で住まいをお探しの方にもご一読いただけたらと思います。

 

6時間仕込みの旨とろ焼豚」の看板に、視線もハートもロックオンされてしまう店舗入り口。国道447号線に面して車通りも多いので、素敵なキャッチコピーでお店をアピールできます。

 

店舗の客席部分には、3席+6席のカウンター席。
木製のカウンターと、座り心地の良さそうなクッション付き椅子が並んでいます。

木製カウンターの曲線にときめきを感じてしまうのは、万人共通でしょうか?

カウンター一つ作るにしても結構な費用がかかります。状態のいいカウンターと、高さのちょうどいい椅子。こうした什器があるだけでも、営業した際のイメージがよりリアルなものになりますよね。

 

座席はカウンターの他に、お座敷も。カウンター席の後ろ側には、6名掛けの座敷席が2つ並んでいます。

お座敷スペースにシンデレラフィットなローテーブルは、なんと前店主さん手作りなのだそう!こんな立派なテーブルも自分で作れるんですね。DIYヤーの端くれとしては、つい鼻息が荒くなってしまいます。

 

続いて厨房へお邪魔します。
1月まで営業されていただけあって、すぐにでも営業開始できそうな設備ラインナップです。

※ご紹介する設備は取材時のもので、お問合せ時には変更になっている場合がございます。ご了承ください。

ペンギンマークでお馴染みの厨房機器メーカー、ホシザキの台下冷蔵庫や

 

鋳物の業務用ガスコンロに、ラーメンどんぶり。

 

こちらは2口ガスコンロ・・かと思いきや、奥にさらにもう1口の3口ガスコンロ。
大きなサイズの寸胴鍋が余裕で置けるサイズ感です。

 

飲食店営業にはお馴染みの二層式シンクは、食品洗いと洗い物をしっかりとセパレートするための必需品です。

 

お手洗いはこの先に。
なんだか珍しい構造だな、と首を傾げていると、本物件がかつて歯科医院だったことがあり、この空間はかつて待合室として活用されていたのだと教えていただきました。

和式水洗トイレ。合併浄化槽が入っています。

 

障子の奥に、その名残の受付カウンターを発見。

現在内部は物置として使われていますが、この空間と小窓を使って遊びたい欲も。

書斎やミニシアター、ゲーミングルーム、思い切って店舗部分に入れ込んでしまうのもアリか・・?なんて想像力を掻き立たせられます。

 

駐車スペースもしっかり完備。
グリストラップ(油脂分離阻集器)もついていますので、油分多めのメニュー提供を検討中の方にも安心です。

 

店舗部分をたっぷり堪能した後は、奥の住居部分。
住居部分は約4年使用されておらず、修繕か必要な箇所があります。

 

6畳と4畳の二間続きの和室兼リビング。
6畳の和室側と、縁側上部の2箇所で雨漏りしている箇所があります。

欄間のあった部分に障子をはめ込んだような、ユニークな作り。小窓が並んでいるようでキュートです。

 

トイレ・お風呂・洗面などの水回りは縁側先、物件の東側に集約されています。

洗濯機はお風呂場に二層式のものが確認できましたが、別の場所への移設を検討されてもいいかもしれません。

 

居住スペースのトイレは洋式です。このトイレ、実は入り口が2箇所あります。

元々はそれぞれ独立していたものを、中の壁を壊して1つの空間にされたようです。
「どっちの扉から入っても、行き着く先は同じ・・!」
なんだか人生の格言のような、ユーモラスなトイレです。

 

廊下を挟んで西側には、20畳のビッグな和室が登場です。

よくよくみると、何やらステージのような一角が。
団体様向けの大広間として活躍していたこともあったのでしょうか?

この広い空間をそのままゆったりと活用してもいいし、壁を増設して部屋数を増やしても面白いですね。

キッチン設備はこちらにあるので、こリビングダイニングとして活用するのもいいですね。このキッチンの右側に、先ほどの診察カウンターがあります。

 

物件南側には、洋室が1つ。
残っている資材などに紛れて、こんなものを発見!!

なんと味のあるメニュー表。
聞けば当物件、寿司店として営業されていたこともあるのだそうで、これは当時使用されていたネタ札なんだとか。改修で出た端材で新たなネタ札を追加して、本格的なお寿司やさんごっこが出来ちゃいます。

寿司店、歯科医院、ラーメン屋店。時代とともにさまざまな役割を担ってきた本物件ですが、どれも「食べること」に関連のある事業だったんですね。

盆地特有の寒暖差から、美味しいお米や野菜などの作物を生産している伊佐市。
本物件を活用して、「美味しい!」の声を増やしてみませんか?

店舗部分を賃貸で貸し出しして家賃収入を得ながら、母屋部分の改修費用に充てるというのもいいかもしれません。

気になった方はぜひ、不動産会社へお問い合わせください。

 

間取図

 

登録台帳

登録番号 246 分類 売却 価格 299万円
所在地 伊佐市大口里 契約種別 不動産会社媒介 建築時期

昭和58年

物件の概要 面積 構造
建物

店舗兼住宅

197.47㎡

木造セメント瓦葺

空き家になった時期 令和7年
増改築歴

家財有無
間取り 1F

3K

設備等状況 電気 引込済 ガス プロパン 風呂 ガス
水道 上水道 下水道 浄化槽 トイレ 水洗
車庫 物置
面積 農地

駐車場
その他
主要な施設等までの距離

市役所まで0.8㎞、警察署まで0.7㎞、保育所まで0.4㎞、小学校まで0.8㎞、中学校まで0.9㎞、高校まで0.6㎞、病院まで0.1㎞、スーパーまで0.5㎞

特記事項 駐車場(7台分)

内覧の前に・・・

伊佐市の空き家バンクでは、社会的に負の遺産と捉えられることが多くなってきている“空き家”に光を当てて、独自の視点により物件の魅力をご紹介することで、情報発信をするお手伝いをしております。
市の役割等についてこちらをご一読ください

空き家はあくまでも中古住宅であり、新築のように完璧な状態であることはほとんどありません。
内覧やご購入をされるに当たっては、物件の詳細情報等について、担当する不動産業者やオーナーさんによく確認いただき、納得された上でご検討いただきますようお願いいたします。

【確認項目の一例】
・雨漏りの有無について
・シロアリ被害がないかどうかについて
・地下水や山水が付いてくる物件である場合、希望する利用用途を満たす水質かどうかについて(厚生労働省の案内
・境界のことや敷地特有のことなど、近隣との関係性について
・自然豊かであるがゆえ、虫や動物が出ます・・・

などなど、拾い上げるときりがありませんが、「こんなはずでは無かった・・・」のギャップを少しでも減らせるように、事前に確認できることはしておくことが大事になります。

媒介業者

媒介業者

株式会社タケシタ

  • TEL0995-28-8778

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