2024年05月31日

「久々の蔵付き物件！麗しの御屋敷で」

こんにちは、空き家バンク担当の田中でございます。
今回の物件は、久々のCつき物件の登場です！

「Cってなんぞや？」という方へ、伊佐市空き家バンクではC＝蔵と定義しております。
キッチンはK、ダイニングはD、納屋はN、蔵はC、でお届けしてまいります。

今回の物件も見どころたっぷりなので、出し惜しみせずに蔵からご紹介しちゃいますね！

なんて堂々とした佇まいなんでしょうか。ところどころ見られる補修あとから、大切に受け継がれてきたことが伺えます。

近代では見かけることの少ない蔵ですが、その役割は様々。食料品の保存庫や、大事な書物・骨董品・宝物などの保管場所として活用されてきたそうです。

きっとこのお宅でも、暮らしを守ってくれる頼もしい存在だったんでしょうね。

ではでは、母屋の内部ものぞいていきますよ！
本物件、かなり大きいので、ページ下部にある間取り図も適宜ご確認いただけると幸いです。

 

入り口を入った正面には台所。奥行きがあり、ダイニングとしても使えそうな雰囲気です。ガラスの引き戸には、レトロな昭和ガラスの「からたち」があしらわれています。

シンクの位置はそのままに、カウンターを作ってみたり、思い切ってアイランドキッチンにしても楽しそうな予感。
お料理教室なんかも開けそうな、ゆったりスペースに夢が膨らみます。

 

台所から右側に視線を移せば、とんでもない奥行きの和室が続きます。
ふすまの奥に、まだまだ続くふすま。時代劇でしかみたことのない、威風堂々の佇まいに、姿勢がピンと伸びるような気分です。

 

台所の左側には、洗濯機置き場と脱衣スペース。

その奥にはお風呂が続いています。

お風呂には、最初の玄関から左回りに迂回すれば、台所を通らずにアクセスすることも可能です。

 

入り口左側には、土間と物置が。野菜を洗ったり、保存食作りなんかに重宝しそうな空間があります。

アングルを変えて、入り口との位置関係をご確認ください。

 

再び入り口に戻り、物件の北側に続く和室たちをみていきましょう。
お部屋がたくさんあるので、テンポよくご紹介していきますね！

 

まずは一番大きな10畳和室！
台所のお隣なので、リビングスペースとしても活躍しそう。

 

続いて、田の字造りの6畳和室と８畳和室が２部屋ずつ。

 

田の字造りの和室の西側には、洗面台とトイレが２つ並んでいます。
広いお家なので、２個のトイレが大活躍しそうですね。

 

田の字和室に直接アクセスできる玄関も。
当記事の最初にあった画像は、こちらの玄関を外から見たものです。

 

細やかな作りと、厳かな佇まいに、思わずため息が出てしまいます。

 

縁側上部には無双窓。（名前までかっこいい・・）

 

飴色に輝く極太の梁に、憧れを募らせて。

 

さらに北側には、８畳の和室。
ここからご紹介する北側のエリアについては、大規模な補修をするか、思い切って解体するかといった決断が必要かもしれません。

かつてはお手伝いさんが住み込みされていたのだとか。
水場のタイルがなんともキュートですね！

 

和室の横からは、2階へと続く階段が。

登った先には、8畳の和室と眺めの良い縁側がありました。

 

二階部分を外からもチェック。うぅむ、風情がありすぎる・・！

 

さらにさらに、蔵に加えて立派な納屋もございます。
なんだか興奮で頭がボーっとしてきました‥笑

 

最後に、ご紹介しきれなかった物件の素敵なショットを一挙ご紹介です。

風格漂う立派なお屋敷。個人宅としてはもちろん、アトリエやオフィス兼住居、事業としての活用も想像させる骨太さ。

激動の時代をしなやかに生き抜いてきたであろう当物件が、どんな形で活用されていくのか期待に胸を膨らませる田中でありました。

 

間取図

登録台帳

登録番号	204		分類	売却	価格	1,080万円
所在地	伊佐市大口大田		契約種別	不動産会社媒介	建築時期	M40年
物件の概要	面積				構造
	建物	1F	240.99㎡		木造
		２F	34.861㎡
	空き家になった時期		H28年頃
	増改築歴		有
	家財有無		無
	間取り	1F	7DK
		2F	和室（８畳）
設備等状況	電気	引込済	ガス	プロパン	風呂	ガス
	水道	−	下水道	汲取り	トイレ	汲取り
	車庫	有	庭	有	物置	有（蔵）
	面積	㎡	農地	–	駐車場	有
	その他
主要な施設等までの距離		市役所まで2.8km、警察署まで2.0km、保育所まで1.3km、小学校まで3.4km、中学校まで3.0km、高校まで2.3km、 病院まで0.5km、スーパーまで2.6km
特記事項		※水道　要確認

内覧の前に・・・

伊佐市の空き家バンクでは、社会的に負の遺産と捉えられることが多くなってきている“空き家”に光を当てて、独自の視点により物件の魅力をご紹介することで、情報発信をするお手伝いをしております。
市の役割等についてこちらをご一読ください

空き家はあくまでも中古住宅であり、新築のように完璧な状態であることはほとんどありません。
内覧やご購入をされるに当たっては、物件の詳細情報等について、担当する不動産業者やオーナーさんによく確認いただき、納得された上でご検討いただきますようお願いいたします。

【確認項目の一例】
・雨漏りの有無について
・シロアリ被害がないかどうかについて
・地下水や山水が付いてくる物件である場合、希望する利用用途を満たす水質かどうかについて（厚生労働省の案内）
・境界のことや敷地特有のことなど、近隣との関係性について
・自然豊かであるがゆえ、虫や動物が出ます・・・

などなど、拾い上げるときりがありませんが、「こんなはずでは無かった・・・」のギャップを少しでも減らせるように、事前に確認できることはしておくことが大事になります。

媒介業者

株式会社タケシタ

• TEL0995-28-8778