【Iターン/起業】松原泰輔さん(44)裕子さん(44)南インドの風に吹かれて。

2025年03月27日

【Iターン/起業】松原泰輔さん(44)裕子さん(44)南インドの風に吹かれて。

伊佐に移住したきっかけや、伊佐への想いを伺う移住者インタビュー。
今回ご紹介するのは、松原さんご夫妻です。

お二人は現在、伊佐市のお隣のさつま町在住なのですが、伊佐市内でお店を営まれているほか、伊佐市内で希望に合った居住物件を探しています。

そんな伊佐市と縁の深い松原さんご夫妻に、お話を伺って参りました。
筆を取りますのは、地域おこし協力隊・空き家&移住担当の田中(以下、田)です。

 

どんなお仕事をしていますか?

【泰】伊佐の観光名所、「曽木の滝」の近くで南天竺屋というカレー屋を経営しています。お店以外では、年に1回ほど東京のカレー屋さん2店舗にメニュー提供をしています。

▲南天竺屋・店内

二ヶ月間の冬季休業を経て営業再開された南天竺屋。
オープンから多くのファンが足を運び「おかえりなさい」の声が行き交っていました。

 

移住のキッカケを教えてください

【泰】以前は沖縄の久米島に暮らしていたのですが、拠点を移そうと西日本で良い場所はないかを探していました。

夫婦で車を走らせて、いいなと感じたのが四国と鹿児島でした。自然が美しい四国も魅力でしたが、鹿児島は自然に加えて温泉も豊富だったことがポイントの一つでした。

 

移住先を伊佐にしたのはどうしてですか?他にも候補はありましたか?

【泰】霧島温泉郷に行きやすい地域で探そうと近隣の市町を調べる中、当時の伊佐市役所の担当職員の方がすごく熱心に話を聞いてくれました。自分たちの事情を汲んでくれたし、会う人会う人皆さんすごく歓迎してくれて。

【田】わかります!私も移住者ですが、伊佐に暮らす方は仕事熱心で、優しい方が多いように感じます。物件探しはどのように進めたんですか?

【泰】1ヶ月くらい移住体験住宅に滞在させてもらいながら、お店と住まいの候補になる物件を見て回りました。担当職員さんと一緒に、たくさん物件を見させてもらいました。

【田】伊佐以外にも近隣で移住候補地はありましたか?

【泰】宮崎県だと高原町、小林市やえびの市と日南市、鹿児島県内では湧水町とさつま町が候補に上がっていました。

【田】ともすれば、南天竺屋さんは他の町にあったのかもしれないんですね・・!伊佐で素敵なお店をオープンしてくださって嬉しいです!!

 

▲ある日の南天竺屋さんのメニュー

 

移住してよかったことは?

【泰】お店を始める時に、たくさんの地域の方が喜んでくれたので、ここに来てお店を始めて良かったなぁと思います。

毎日温泉に入ることができる環境も、食材の豊かさも素晴らしいし、伊佐は寒いけどその寒さが生む「色」の豊かさがとても好きです。

〜ここで奥様の裕子さんが合流〜

【田】今、伊佐に来て良かったと思うことをお聞きしてるんですが、裕子さんはどうですか?

【裕】温泉が身近にある環境と、四季を感じられる植物や食べ物がたくさんあることですね。

【泰】同じこと言ってる・・・!!!

【田】え!?てっきりお二人で事前に打ち合わせしたのかなと思ったんですけど・・

【泰&裕】してないしてない!笑

▲寒さが生む「色」の一つ、紅葉

 

移住して驚いたことはありますか?

【裕】社交辞令じゃないことにびっくりしました!

【田】と、言いますと?

【裕】立ち話とかで「今度お店に行くね」って話してくれた方が、皆さん本当に来てくださるんですよ。多分100パーセントに近いと思う。

【田】素敵・・なんだか人と人同士で向き合ってる感じがしますね!

【裕】あとは、朝に霧に包まれる幻想的な時間帯がありますよね。晴れの日はほぼ毎日かな。同じ霧でも、夏の霧と冬の霧でにおいが違うことにびっくりしました。

【田】霧のにおい、全然気が付かなかった・・!普段香りを意識している人だからこその着眼点かもしれませんね。

 

伊佐の好きなところを教えてください

【泰】風景が好きです。田んぼに山々、のどかな景色。
これまで海ばかり見ていたんですが、山に囲まれて見る田園風景もすごくいいものだなぁと感じます。

【裕】あと、お米も美味しい!伊佐が米どころだって知らなかったけど、お米が美味しい土地柄もあって豊かな水資源に恵まれているところも好きです。

▲滝幅が日本最大級の曽木の滝

 

今挑戦していること、これから挑戦したいことは?

【泰】今までやってこなかったことにチャレンジしようと思っています。
料理教室やメニュー提供、商品開発を鹿児島や九州でやってみようかなと思案中です。

インド雑貨を買い付けて販売するマルシェもやってみたいなと思っています。

【裕】私はこれまでやってきたセラピスト業を、そろそろ動かしていこうかなと思っています。

「全力を出す」ことをテーマに、そのための環境をお互いに作って行きたいと語る松原さんご夫妻。お話を聞いているだけで、こちらまでワクワクしてきました!

 

移住に際して、利用した補助金はありますか?

【泰】起業するにあたり、伊佐市起業チャレンジ支援事業補助金(※現在は伊佐市産業活性化事業補助金に名称変更)を活用しました。

補助金だけでなく、市役所の方が空き家探しと空き店舗探しにみっちり付き合ってくれたり、人との出会いを繋げてれたことは本当にありがたかったです。

新天地での起業や移住には不安が大きかったけど、自分たちのやりたいことに熱意を持って耳を傾けてくれたことで、不安が解消されました。

 

差し支えない範囲で、月の支出を教えてください!

 

家賃 0円(友人の物件)
水道 1,500円
電気 3,000〜4,000円
ガス 5,000円
汲み取り 3,000円
ガソリン 30,000円
食費 40,000円(2人分)

松原泰輔さん・裕子さん、ご協力ありがとうございました。
引き続き素敵な伊佐ライフを満喫してください!

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鹿児島県伊佐市役所 地域振興課 コミュニティ活力推進係
TEL:0995-29-4113 FAX:0995-22-9420
Mail:commu@cityaaa.isa.lg.jp

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