クラシ・シゴトバンク 事業概要
クラシ・シゴトバンク概要
クラシ・シゴトバンクって??
全国各地において人口減少が進む中、伊佐市では、定住促進を図るため、平成22年に移住体験住宅を整備し、全国に先駆けて移住者の誘致を進めてました。
合わせて、都市圏におけるセミナー、ホームページの充実、平成22年当時まだ東銀座七十七ビルにあった「ふるさと回帰支援センター」に常設ブースを設置するなど、とにかく移住希望者に広く知ってもらうための情報発信を行なってまいりました。
その成果として、UIターン者は着実に増えつつあり、確実に街の活気に繋がっているように思います。
一方で、今後も、全国的に人口減少や過疎化、少子高齢化が加速度を増しながら進んでいくことは間違いなく、これまで「普通であった暮らし」が何の手立てなしには維持していくことが難しくなってくることが予想されます。
何を大切にし、何を残し、何と何をどう掛け合わせれば「暮らしに必要な機能」を維持できるのか、特に地方が先進的・主体的に地域課題に向き合い、行動してくことが大切になってくると考えております。
行動していく中で、有用な“手段”の一つとして、外部人材≒移住者の手を借りることが考えられ、地域がそれぞれに抱える課題に応じて「こんなスキルを持った人がいたならなぁ」「担い手となりうる子育て世帯が増えて欲しい」など、自らが住む地域にとって不足しているピースを“能動的”に探し、豊かな暮らしというパズルを作り上げていくことが重要な切り口となると考えます。
伊佐市にとって、大切な“1ピース”となる移住者の誘致に当たっては、ただ数が増えればいいというものではなく、「次代に引き継ぐ持続可能な地域づくり」という視点に立って、
受け入れ側の伊佐にとっては「来てもらえて良かった」
受け入れ先として伊佐を選んでいただけた移住者にとっては「来て良かった」
と双方にメリットがあり、
“伊佐に合う”
という究極のマッチングを目指していくことを大切な視点としていかなければなりません。
そのために私たちがまず取り組むこととして、「伊佐のことを知ってもらい、伊佐に興味を持ってもらう」からスタートすることになります。
それってこれまでの情報発信と何が違うの??
さすが皆様するどいですね。
これまでの移住検討者向けの情報発信は、どちらかというと伊佐というハード面を知ってもらうことを入口としておりました。
観光地や特産品、自然豊かな景色など、ある意味地方はどこだってそんなエッセンスを持っているし、どこだって魅力的。
本質はもっと違うところにあって、「伊佐というフィールドでどんな暮らしをしているのか、伊佐を気に入り“遊び”ながら暮らす人々の様子」を発信していく必要があると考えております。
もちろん気候や風土、立地や環境に依存する部分も大いにあるかと思いますが、私たちが考える移住のきっかけは、ズバリ“縁”。
こんな経験はおありではないでしょうか。
スケジュールゆるく、ふらっと組んだ旅行の一コマで、どこかしらの観光地を目指す中で、なんとなく移動の繋ぎに立ち寄った場所や宿で印象的な“人”に出会い、たちまちその街や雰囲気、食べ物などを好きになってしまうことが。
その人やそこであった出来事に“もう一度会い見えたい”と理屈ではない感情が芽生えることがあります。
これこそが“縁”であると考えており、その日、その場所、その人たちでしか成立しない、お金には替えられない奇跡の出来事。
これは直感でしかありませんが、移住はこの奇跡の出来事の延長線上、実はすぐそこの斜め前くらいに潜在的に寄り添っているのではないかと。
ようやくたどり着きました。
このページ「クラシ・シゴトバンク」では、伊佐でイキイキと暮らす人を紹介し、伊佐での暮らしや楽しみの一端に触れていただき、“縁”の入口となれば幸いです。
また、地域が求める1ピースが「後継者」である場合も多く、ゆくゆくは超ローカル“求人サイト”として、移住者にとって非常に重要となるシゴト情報を掲載していきたいと考えております。
もし、このページで「伊佐でイキイキと暮らす人」をご覧いただき、「お?」「なんか気になる!」と思った方は、次のステップとして、全国的に珍しい“一風変わった空き家バンク”をご覧いただけたらと思います。
縦横無尽な視点から物件の魅力をお届けする伊佐の空き家バンクでは、物件のみならず伊佐での暮らし方を独自の言い回しで例示し、住まいのご提案をさせていただいております。
いま、この空き家バンクが密かに好評をいただいており、縁もゆかりもない方も含め、移住のきっかけとなることが増えてきております。
また、伊佐の何気ない日常を切り取ったインスタグラムもご用意しておりますので、ティータイムの十数秒を息抜きとしてお分けくださいませ。
本ページが住宅でいう“縁側”のような役割を担い、まだ見ぬ移住検討者の皆様と、伊佐でお会いできることを心から楽しみにしております。