新庁舎建設工事・大口ふれあいセンター大規模改修工事 進捗状況について(令和7年9月現在)
2025年09月12日
〇進捗状況について
令和7年9月現在において、新庁舎側(新築部分)は最上階の柱や梁を目にすることができるようになり、建物の輪郭がおぼろげながら見えてきました。
また、ふれあいセンター側(改修部分)においては、外壁の施工(サンドイッチパネル設置)が着実に進んでおり、一部その姿を目視することができるようになってきました。
※サンドイッチパネルとは・・・2枚の金属板の間に断熱材を挟み込んだ構造を持つパネル型の建材(外装材)のことです。デザイン性も高く軽量でありながら、すぐれた断熱性、強度、防耐火性、耐久性、施工性を持っています。(サンドイッチパネルのイメージ図はこちら)
今後は、『新庁舎側の床躯体(骨組みの中の床部分)の工事』や『ふれあいセンター側の内装工事』などを予定しており、完成形がイメージしやすくなる工程に差し掛かってきますので、引き続き進捗状況をお伝えしてまいります。
素朴なQ&A その1「新築なのに〇〇!?」
さて、新築部分の鉄骨建て方が進み、建設事業が本格的になるにつれ、時折、「素朴な疑問なんだけど・・・」とご質問をいただくことがあります。
同じように疑問を持たれる人もいるかと思いますので、この場を借りて皆様にもお伝えさせていただきたいと思います。
Q:「新庁舎部分は新築ですよね。どうして所々、鉄骨が錆びているのですか?」
A:「そう思われるのは、もっともだと思います。あの錆びにはちゃんとした理由があるんです。もちろん、経費削減のために中古品を使ったり、アウトレット品を使ったりすることは一切ありませんのでご安心ください。あの錆びがあることで、ボルトの締まりが良くなったり、耐火被覆やコンクリートの食いつきがよくなるんですよ!」
ボルトを締めるような場合に”摩擦力”を得るためであったり、後の工程で鉄骨を覆うような場合に”密着性”を得るために、錆び止め加工を”敢えて“していないんですね。
素朴なQ&A その2「目の錯覚!?傾いて見える鉄骨。」
鉄骨建て方が順調に進み、新築部分の最上階を含む骨格が見えてきました。
南側から見ると、最上階の鉄骨に違和感を持たれた人もいるのではないでしょうか。
Q:「建物の最上階の鉄骨が、傾いてませんか?」
A:「傾いているのが正解です!屋上部分の排水性などを確保するために、屋根に勾配を付けることを目的に“敢えて”鉄骨を傾けているんです。そうすることで、鉄骨自体の総量を若干ながら削減することができ、かつ、屋上の仕上げで勾配を付けるよりもコンクリート量などの削減が図れた上に、全体重量が軽くなることで耐震性にも有利に働きます。」
排水性、経済性、耐震性、様々な要素を考慮して”敢えて”傾けているんですね。
今後も、全体進捗をお伝えするとともに、素朴な疑問にお答えしてまいります。
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