【公表】農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する計画
2023年09月04日
農業の有する多面的機能とは、「国土の保全、水源の涵養(かんよう)、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化継承等、農村で農業生産活動が行われることにより生ずる、食料その他の農産物の供給の機能以外の多面にわたる機能のことを言います。多面的機能を発揮するための計画を次のとおり変更しましたので、公表します。
伊佐市農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する計画(促進計画)
❖ 促進計画の区域図 【添付①】伊佐市促進計画区域図
❖ 促進計画の目標
現況 |
目標 |
本市は、鹿児島県の最北端に位置し、周囲を九州山脈に囲まれた盆地を形成しており平地の中央部を川内川とその支流が流れている。1年を通じて寒暖の差が大きく冬には雪も積もることから『鹿児島の北海道』と呼ばれている。 令和元年12月時点において、耕地面積は5,269haで、うち田は4,051ha、畑は1,218haとなっており、水田の面積比率が76.9%と高く、冷涼な気候、地形等から県内でも有数の米どころとなっている。 しかし、自由競争・減反政策によりかげりを見せ、営農形態は従来の稲作中心から水稲・畜産・野菜・たばこ等との複合経営に移行しつつある。 本市の基幹産業は農業であり、戦略的な生産・販売・PRに取り組んでいるが、農業就農者の減少・高齢化が進んでおり、また、米価格の低下等の問題で農業離れが深刻な問題となっている。特に中山間地域においては、後継者に継承されない又は担い手に集積されない農地について一部遊休農地となっており、近年増加傾向にある。これを放置すれば担い手の規模拡大が遅れるばかりでなく、周辺農地の耕作にも大きな支障を及ぼすおそれがある。 そのため、地域ぐるみでの共同活動による地域資源の保全管理を推進し、農業・農村の有する多面的機能を適切に維持・発揮させる必要がある。また、農業者ぐるみでの先進的な営農活動を推進し農業経営の安定化を図り農業を魅力ある職業にする必要がある。 |
現況踏まえ、本市では、農業者、地域住民を中心に多様な主体の参画が得られるよう取り組み、法第3条第3項第1号に掲げる事業(多面的機能支払交付金)により、農用地、水路、農道等の地域資源の適切な保全管理を推進する。 また、法第3条第3項第2号に掲げる事業(中山間地域等直接支払交付金)により、中山間地域の持続的な営農の実現と耕作放棄地の発生防止を図り、法第3条第3項第3号に掲げる事業(環境保全型農業直接支払交付金)により、環境と調和した農業の推進に取り組むことを通じて、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮の促進を図る。 |
❖ 区域内において実施を推進する多面的機能発揮促進事業
実施を推進する区域 |
実施を推進する事業 |
伊佐市区域 |
法第3条第3項第1号に掲げる事業、同項第2号に掲げる事業及び同項第3号に掲げる事業 |
❖ 重点的に多面的機能発揮促進事業の実施を推進する区域 区域設定なし
❖ その他促進計画の実施に関し市町村が必要と認める事項
【添付②】その他促進計画の実施に関し市町村が必要と認める事項
❖ 活動組織の計画認定
【添付③】多面的機能発揮促進事業に関する計画の概要【2号事業:中山間地域等直接支払】
❖ 伊佐市農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する計画
❖ 農業・農村の有する多面的機能(農林水産省ホームページ)
問い合わせ 伊佐市役所農政課担い手支援係 0995-26-1365(直通)
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