思いやり
2024年06月01日
今日から6月ですね。今年の4月と5月は、例年と比較して雨の日が多かったような気がしていますが、気のせいでしょうか?地球温暖化が少なからず影響しているのではと考えたりもしますが、これからいよいよ夏本番を迎えますので、くれぐれも熱中症等に気をつけながら毎日をお過ごしください。
私が市長に就任してから、早いもので3年6ヶ月が経過しました。就任当初から新型コロナウイルス感染拡大に翻弄されながら、必死に対策に走り回っていた毎日を思い出します。最近はコロナ禍以前の雰囲気を取り戻したところも多くなり、ありがたいことに慌ただしい日々を送りながら動き回っています。(笑)
今月の表題は「思いやり」にしました。今年の元旦に発生した令和6年石川県能登半島地震、そして4月3日に発生した台湾花蓮県を中心とした地震に対する被災地支援を目的として、市役所に義援金箱を設置し、各行事に招待された際の来賓あいさつにおいて、毎回、義援金のお願いを申し上げてきました。現在も募金活動は継続していますが、その結果として多くの企業や団体、個人それぞれにたくさんの義援金をいただくことができました。これらの活動を続けていく中で、たくさんの思いやりに接し、多くの感動をいただいたことを表現したいと思いました。
最近の日常社会での出来事を見回すと、日本人としては当たり前と思ってきたことが当たり前ではなくなってきていることも多く見受けられるようになり、残念な部分もありますが、そのような中にあっても、今回のように日本人が本来持ち合わせてきた「やさしさ」や「思いやり」に触れることも少なくなく、大きな感動を覚えながら元気をもらっています。
私たちは伊佐市というまちで日々の生活を送っていますが、この伊佐市の出身でふるさとのことを大切に思いながら、関東や関西、東海等の大都会圏で頑張っておられる方々がたくさんおられます。最近は、各地区で開催される「ふるさと会」にご招待をいただき、参加する機会が多かったのですが、そこで毎回感じることは、ふるさと伊佐に対する熱い想いであります。当然ながら伊佐出身の皆さまには、「ふるさと納税」をはじめ各場面での寄付行為、郡山八幡神社の社務所火災に伴いお願いしたクラウドファンディング等、日頃から大変お世話になっていることに感謝しているのですが、それと同時に、どこの会場においても温かく迎えていただくことにいつも感動し、そこでも多くの思いやりを感じているのです。
話は変わりますが、今年のゴールデンウィーク、皆さんはどのように過ごされましたでしょうか?伊佐市では「第21回龍桜船団トラック祭り」や「郡山八幡神社春季大祭(郡山棒踊り奉納」が昨年に引き続き開催されました。また、5月に開催された「ふるさと会」では「八幡鹿児島県人会」、「東海伊佐会」に参加し楽しく嬉しい時間を過ごしました。
その他の出来事として、先日は伊佐市議会臨時会において、「伊佐市新庁舎建設80億円規模の現計画の是非を問う住民投票条例の制定について」について審議していただきましたが、結果は条例制定に賛成4、反対11となり否決されました。
新しい事業をしようとすると賛成、反対と意見が分かれるのは、何も伊佐市に限って起こっていることではなく、どこの自治体でも起きている現象です。
しかし、臨時議会で残念に思ったことは、傍聴席の一部の人たちによるルールを守らないマナーの悪さや脅しともとれるような暴言が数多くあったことです。森田議長によって冒頭説明された傍聴ルール(「傍聴者は議員の発言に対して賛否を表明したり、拍手などの行為はできませんのでよろしくお願いします。」)が、再三にわたって無視されました。さらに、反対を表明された議員や私に対しては威圧的な暴言を浴びせる場面もありました。
4月に開催した行政説明会でも、そのうちの一人から私は威圧的な暴言を受けてきたのですが、ルールを守らない人たちが、圧力で相手を委縮させようとする姿勢はいかがなものでしょうか。最近は「建設費が90億、100億まで跳ね上がる可能性が出てきた。」等の根拠のない情報まで出ましたが、このような情報を機関誌や街宣車で流し不安を煽り続ける行動が、将来の伊佐市のためになるのでしょうか?
先日、「将来消滅の可能性のある自治体」が発表され鹿児島県では43市町村の内15市町村が該当しており、伊佐市は入っていませんでした。各会合で他自治体の方と会話する中で、「うちは該当してましたからね」と元気なく言われる方もおられました。「消滅」のようなマイナスをイメージする言葉は、危機感を持たせる効果もある一方、人々を不安に陥れます。そう考えたとき、前述したような事実でない情報を与えながら不安を煽り、単に悪いイメージを持たせることだけを目的とした行動は、人々の日々の活力に悪影響を及ぼすことにしかならないと思うのです。
逆にまちの伸びる要素や夢のあることにも目を向けながら、夢を語り希望をもって過ごすことができれば、二度と帰って来ない今日という貴重な時間を、少しでも元気よく前向きな行動につながる毎日を過ごせるのではないでしょうか。そんなことを考えさせられた今度の臨時議会でした。
【今回も職員メールを1通紹介したいと思います。】
「九州市長会」
8日から昨日まで佐賀県嬉野市で第134回九州市長会総会が開催され、新納係長と参加しました。九州各県から集まるわけですから、毎回多くの首長と行政関係者になります。嬉野市は皆さんもご存じのとおり、以前より温泉宿として栄えたまちです。嬉野市の人口は2020年4月1日現在、25,822人で、中心街の温泉宿や飲食店等の雰囲気からすると、伊佐市より若干多いぐらいというのは不思議な感覚になります。
今回のような受け入れをする中で、最も重要なことは会場の存在です。嬉野市はさすがに温泉宿で盛り上がってきたまちですので、宿泊施設も飲食店も多く対応でき、夜の懇親会では200名を収容できる宴会場も整っています。伊佐市で同様の受け入れをしようとすれば、難しい状況ですのでうらやましいところもありますが、新型コロナウイルス感染が猛威を振るった頃の疲弊した状況を考えると相当な苦労があったことも想像に難くなく、見事に現在の状況まで復興されてきたと思います。
このように、九州市長会総会や視察等を受け入れるとなると準備から終了まで多くの職員や宿泊業者、飲食店等のご苦労は大変なものだと思います。表に出て対応される市長や副市長は当然ながら、裏方として頑張っていただいたことでしょう。嬉野市職員の皆さんに感謝したいと思います。今年の秋は、鹿児島市での開催になります。前回、鹿児島県で開催された時も鹿児島市でしたので、受け入れがいかに難しいかがわかります。
そうはいっても、今年度は鹿児島県市長会と副市長会が伊佐市で開催されることが決まっています。秋は副市長会、来年の1月は市長会です。宿泊施設はどうするのか。宴会場は?今後、いろいろなアイデアを出し合いながら進めていかなければいけません。視察地については、伊佐市はあまり困ることはないと思いますので安心です。当日は多くの力が必要となり、皆さんにもお願いすることもあると思いますのでよろしくお願いします。
話しは変わりますが、今朝7時30分から毎月恒例となってきた環境政策課主催ごみ拾い活動でした。毎回のことですが、第一生命の方々、先月から参加されるようになった林建設の方々。新庁舎建設工事を受注していただいている中の林建設の社会貢献の姿勢も嬉しいものです。今朝は、パチンコダイナムに集合し、実施してもらいました。ふるさと農道周辺のごみ拾い活動しながら歩いていると、山野、牛尾方面から自転車通学する大口中央中学校の生徒さんたちが元気よくさわやかにあいさつをしてくれました。全員です。あいさつをしないで通り過ぎる生徒は一人もいなかったのです。感動し嬉しいことでした。
「早起きは三文の徳」という諺がありますが、ごみ拾い活動に参加したことで多くの感動をいただくことができました。私が3年半前に市長に就任して「伊佐市を教育日本一のまちにしたい」と言いはじめ、その当時、鼻で笑った人もいましたが、明らかに伊佐市の児童、生徒の雰囲気は素晴らしいものになっています。
当然ながら、森和範前教育長や春田教育長はじめ教育委員会の皆さん、各学校の先生方、そして保護者の皆さんの頑張りによるものであることは言うまでもありませんが、前を向いて、上を向いて、元気を出して笑顔で進んで行かなければ、このような雰囲気にはなりません。「笑う門には福来る」など昔の諺で間違っていることはなく、先人の教えは素晴らしく、ためになることばかりです。特別なことをすることは必要なく、当たり前のことが当たり前にできることが本当に素晴らしいことなのだと思います。
「初夏の朝 笑顔で会釈 清々し」
橋本 拝
【5月の主な行動についてお知らせします。】
5月1日は9時30分から菱刈土地改良区水神祭(湯之尾水神)。13時30分から川内宮之城道路建設促進期成会総会(薩摩川内市)。18時から菱刈土地改良区水神祭直会。19時から第八分団消防後援会懇親会。
5月2日は9時15分から鹿児島県消防救助技術大会査閲。
5月3日は12時から第21回龍桜船団トラック祭り。全国各地から多くのデコトラが菱刈環境改善センターに集結し来場者を楽しませていただきました。当日は募金活動で集まった寄付金を「令和6年石川能登半島地震義援金、台湾地震花蓮市義援金」と贈呈していただきました。毎年、本当に感謝です。
5月4日は11時から鹿児島市、薩摩川内市より来客。曽木の滝公園案内と野草庵にて食事を楽しんでいただきました。
5月5日は10時から郡山八幡神社春季大祭。10時45分から直会。11時30分から郡山棒踊り奉納で地域の多年齢層の会員により素晴らしい郷土芸能を披露いただきました。
5月7日は13時30分から川内川上流河川改修期成会同盟会理事会(さつま町)。
5月8日~9日まで第134回九州市長会総会(佐賀県嬉野市)。
5月10日は7時30分から毎月恒例となったゴミ拾い活動に参加。今回も第一生命保険株式会社と林建設株式会社の皆さんに参加いただきました。いつもありがとうございます。
5月11日は9時30分から伊佐市職員労働組合退職者会グランドゴルフ大会。13時から伊佐市がサブタウンとして支援しているバレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」の皆さんによる「伊佐市バレーボール教室」に出席しました。16時から伊佐市PTA連絡協議会総会。18時から同情報交換会。
5月12日は11時45分から八幡鹿児島県人会総会(北九州市)に出席。昨年に続き出席し参加されていた伊佐市出身者と楽しい時間を過ごすことができました。途中で失礼し伊佐市へ帰り18時から第3分団消防後援会総会に出席し、18時30分から塩田康一鹿児島県知事県政報告会に出席しました。その後、第3分団消防後援会総会に再び出席しました。
5月13日は11時から鹿児島県教育庁高校教育課より来室。14時から県際交流推進会議役員総会(えびの市)。
5月14日は11時から鹿児島県市町村振興協会監査(鹿児島市)。18時から伊佐市コミュニティ協議会懇親会。
5月15日は8時から子牛セリ市。13時30分から伊佐農業公社理事会。
5月16日~17日は九州治水期成同盟連合会定期総会(佐賀市)。
5月18日~19日は東海伊佐会総会(名古屋市)。18日は前夜祭として宮脇会長はじめ役員の方々と楽しい時間を過ごしました。19日は伊佐市ふるさと応援大使の実愛さんにも参加していただき盛り上げていただきました。いつも思うことですが伊佐市のことを大切に思い温かく迎えていただき感謝でした。
5月20日は8時から消防課長会。10時から県際広域バス対策協議会総会。14時から鹿児島県農業集落排水事業連絡協議会総会(会長)出席。(鹿児島市)。18時30分から伊佐市家畜衛生協議会総会。
5月21日は10時から菱刈泉熱開発株式会社株主総会。13時から伊佐市シルバー人材センター定時総会。
5月22日~23日は全国治水砂防協会通常総会(東京都)。22日は同時に株式会社雷電を訪問し、前年度いただいたふるさと納税に対するお礼を申し上げました。
5月24日は14時から鹿児島県森林整備公社理事会(鹿児島市)。18時30分から伊佐市郷土芸能保存会総会。
5月25日は14時から下市山農事組合法人総会。
5月26日は7時から伊佐市職員労働組合主催のゴミ0大作戦に参加。8時30分から羽月小学校運動会。13時30分から伊佐市ふるさと応援大使の実愛さんの舞台イベント「実愛つくし2024」。
5月27日は11時から鹿児島県市町村振興協会第1回通常理事会。15時から鹿児島県市町村共済組合理事打合せ会・組合会・意見交換会(いずれも鹿児島市)。
5月28日は10時から伊佐市議会第3回臨時議会。18時から姶良伊佐地区スポーツ協会連絡協議会伊佐支部総会。19時から伊佐地区駅伝運営委員会総会。
5月29日は10時30分から伊佐市防災会議。14時から川内川河川事務所長との意見交換会。19時から伊佐市さくらスタンプ会総会。
5月30日は9時から伊佐農業公社社員総会。11時45分から伊佐地区酪農振興協議会総会。15時から鹿児島県公平委員会連合会総会(伊佐市で開催)に出席し、歓迎とお祝いのあいさつをしましたが、委員長である福元法律事務所の福元先生は伊佐市の顧問弁護士です。あいさつの中で、「伊佐市の仕事をさせていただいていることから伊佐市での開催は特別な思いがあります。」と述べていただき大変嬉しい気持ちになりました。委員と事務局の皆さまようこそ伊佐市へお越しくださいました。心より歓迎申し上げます。18時から大口消防後援会連絡協議会懇親会。18時30分から鹿児島県公平委員会意見交換会。
5月31日は11時から多賀光治氏叙位伝達。多賀光治氏はお亡くなりになられましたが、生前は伊佐市のために多大な貢献をされた方です。感謝申し上げます。14時から伊佐湧水地区防犯協会理事会・総会。17時15分から地域おこし協力隊卒隊セレモニー。18時30分から第4回黒伊佐会でしたが、先日お亡くなりになられた大口酒造株式会社の向原英作前社長を偲びながら黒伊佐錦をいただきました。合掌
季節は、線状降水帯や台風の発生を警戒しながら過ごす日々を迎える時期となりました。災害が発生しないことを願っています。しかしながら発生した場合も想定しながら、命を守ることを最優先に判断・行動していきたいと思います。
最後に、皆さんも日々生活していく中では、楽しいことや良いことばかりではないとは思いますが、どんな時でも笑顔を忘れない努力をしながら、乗り越えていきましょう。素晴らしい日々でありますように。夢ある伊佐を一緒につくりましょう。
- こんな時には?