祝 紀寿(百歳)
2025年10月01日
ついこの前、慌ただしい田植えシーズンを迎え、伊佐平野の風景が緑一色に染まったと思っていたら、時間が経つのは早いもので、現在の伊佐平野の景色は穂が実り黄金一色に変化しています。伊佐の風物詩といえる稲刈りシーズンを迎える時期となりましたが、地球温暖化による猛暑が続いた今年の夏には、全国各地で水田の水不足がニュースとして取り上げられるなど厳しい環境の中、伊佐市の水田では全体的には大きな問題もなく生育しているようですが、一部には高温障害による生育不良も発生しているところもあるようです。
現在、自民党の総裁選が繰り広げられている最中ですが、具体的に生産者を守りながら消費者にも納得して購入していただける施策について、国民が理解しやすい具体的な展望が示されることは少ないように感じています。「生産者の方々に安心して作っていただき、消費者にも納得して買っていただく、お互いにWIN WINになるようなことを考えていかなくてはいけない。」と声高らかに言われるのはいいのですが、それをどうやって実現していくのかが出てこないところに大きな問題があるのだろうと思います。
日本では物価高騰対策が大きく叫ばれる中において、食料品の値上げは急激に進んでいるのですが、何故米だけは特別扱いとして報道されるのかということに違和感を持っています。昨年の同時期のこのメッセージでも書いたのですが、二十数年前当時、米の販売価格は5㎏2,500円が主流でしたが、無農薬とかのこだわりの米の販売価格は5㎏3,500円で売られていたものも珍しくありませんでした。つまり、数年前までの5㎏2,000円+消費税という価格は、現状維持ではなく価格は下がっている状況であったにも関わらず、「安いのが当たり前」という生産者のコストを度外視した「常識」が蔓延っている現状には大きな問題があると思います。農家の方々の考えは、米の買い取り価格が高ければいいということではなく、適正な経費や人件費が反映された価格であれば、安心して作れると言われています。
そこで私が提案したいのは、物価高騰対策において特に食料品については命の源であることから、食料品に限って消費税を0%にすることしかないと思っています。農家からの米買取価格は昨年並みを維持し、小売店での米販売価格は4,000円を超えない価格設定を実現できれば生産者と消費者ともに概ね納得していただけるのではと思うのです。
5kg4,000円の米を消費する場合、1日3食を一膳ずつ食べるとして、24日分ある計算になりますので1日当たり約166円となり、茶碗1杯当たり約55円となります。55円で食べられるお米は他の食品と比較して本当に高いでしょうか? 誰であっても何かを買うときは安いに越したことはないでしょうが、相手に対する思いやりや理解があれば、物事を大きく見ることができるようになり、納得できるのではないでしょうか?そんなことを考える今日この頃です。
話は変わりますが、今月の表題は「祝 紀寿(百歳)」としましたが、その理由としては、先日、今年度伊佐市で百歳になられる方々に対しお祝いを届けるために訪問させていただきましたので、嬉しい気持ちと感謝の気持ちを述べたいと思ってのことです。
何故「紀寿」なのか。長寿のお祝いの種類は、満60歳の「還暦」、70歳の「古希」、77歳の「喜寿」、80歳の「傘寿」、88歳の「米寿」、90歳の「卒寿」、99歳の「白寿」、100歳の「百寿」といろいろですが、百歳については、一世紀という意味もあり「紀寿」とも言われているそうです。
今回、全対象者29名のうち訪問できた方は20名でした。自宅で生活されている方が7名(男性2名、女性5名)、病院や施設に入所されている方が13名(男性1名、女性12名)いらっしゃいました。私が今の立場にならせていただき、最初の頃はコロナ禍の中で直接お祝いに駆けつけることはできませんでしたが、ここ数年は訪問させていただけるようになりましたので、今年も素敵な先輩方にお会いできることにワクワクしながらの訪問でした。毎年思うことですが、生きてこられた年輪の積み重ねが表情や態度に表れておられ、素敵でかっこいいお姿に感動します。
長寿の秘訣は?と聞くと、編み物、塗り絵、新聞を読む、ドラマを見るのが楽しみ、好き嫌いなくよく食べる、心がけ、庭仕事、ジグソーパズル、読書、規則正しい生活、家計簿つけ、体操、くよくよしない等いろいろと教えていただきましたが、その中でも一番多かったのが、「好き嫌いなくよく食べる」という答えでした。それ以外の秘訣として、このことは自分の口からは言われないのですが、私が多くの方々と接して感動しながら毎年感じていることがあります。それは、「お陰様で」「ありがとう」「お世話になって」が自然に会話の中で多く聞かれることです。心からその気持ちをもって実践し生きてこられたからこそ、長生きであると同時に素敵で穏やかな表情になられているのだろうということです。毎年身をもって私に教えていただいていますので、訪問できることはこの上ない幸せな時間です。
また、先日、兵庫県の神戸国際展示場で開催されました「第19回関西かごしまファンデー」に参加したときにも嬉しいことがありました。伊佐市ブースにお越しのお客さまに声掛けしていたところ、若い女性から声をかけられました。「昨年、市長は来られていなかったので会えなくて残念でした。昨年、私の祖母の百歳のお祝いに市長に来ていただいたと母からその時の写真を送ってもらいました。(その時の写真を見せてくれながら)母や祖母も凄く喜んでおりましたので、私も嬉しくなり市長に会いたいとずっと思っていたので、今年は会えて嬉しいです。」と。いやあ本当に嬉しかったですね。「一事が万事」は私の好きなことばで座右の銘のひとつですが、昨年の訪問が縁で神戸の地でこのような繋がりになっていくなどとは考えもしませんでした。世の中繋がっているし何があるか分からないと改めて教えられたようでした。本当に幸せな時間で元気をいただきましたので、更に頑張って行こうと思うことができました。
関西伊佐会の役員の皆さまには前日から楽しい時間をいただき、当日も法被を着用して伊佐市ブースを盛り上げていただきました。長寿の方々が当たり前に発せられる「お陰様で」「ありがとう」「お世話になって」を自然に言いたくなる感謝の時間を過ごさせていただきました。
私の駄作です。「紀寿の日 素敵な顔に 歴史あり」
【今回も職員メールを1通紹介したいと思います。】
題名「大口高校体育祭」
先週の土曜日(6日)は大口高校の体育祭が行われ、私は開会式の準備運動から閉会式の整理運動まで参加をさせていただきました。気温が高い中での体育祭でしたので、熱中症等が心配されましたが、さすがに高校生らしく元気よく一所懸命に頑張って各競技に取組んでいました。昔から体育祭とか運動会となると、走るのが得意な人と苦手な人と雰囲気も様々でしたが、当然ながら今回の体育祭でも嬉しい人とそうでもない人といたことだと思います。しかし、どの生徒も流すことなく持てる力を発揮して全力で頑張っている姿を見ることができて、参加して良かったと思うことができました。100m走、リレー、綱引き、応援合戦など本当に見応えがありました。また、熱中症対策として卒業生から氷の差し入れがあり吉満校長先生から紹介されていました。ありがたいことです。
現在は少子高齢化の影響で人口減少が急激に進行していますので、各高校の生徒数も極端に少なくなっています。私が高校の頃は、全校生徒840名を超えていたので、一日に出れる種目も2~3ぐらいでした。そのため、体力的にも余裕があったのですが、今回のように生徒数が少なくなってくると午前中の日程とはいえ、一人の生徒が何度も走り何度も各種競技に出場することになるので大変だったと思います。1年生と2年生は「チームちむどん」の皆さんと一緒に「ダイナミック琉球」をかっこよく、3年生はフォークダンスを恥ずかしがらずに踊ってくれました。自分の頃は、好きな人と手を繋ぎたくて「あと何回変わったら」と期待するも直前で音楽が終了するようなこともありましたよね。と来賓の方々と話が盛り上がりました。
今回の体育祭は、見ている私にとって時間が過ぎるのもあっという間だったことを考えると内容が充実してことになるのでしょう。私もPTA競技での輪回し競争に参加させていただき、久しぶりに競技に参加し楽しい時間を過ごさせていただきました。今回のように大口高校生の立派な姿を後輩に見せることも考えなければいけないのではないかと思ったりもしていました。やはり生徒の行動の良し悪しは日頃接しておられる先生方の力量も大きく影響しているのだと思いました。高校に繋ぐまでの小学校・中学校の校長先生はじめ先生方の情熱と気迫にも期待したいと思います。来賓として池畑県議や何人かの議員さんも来られていましたが、池畑県議と有郷議員は最後まで残られていましたので私と同じ気持ちだったのだろうと思うところでした。
昨日は忠元公園で、第11回鹿児島ハーフリレーマラソン大会が行われ、私も数年ぶりに開会式や表彰式に参加しました。その際にとても嬉しい出来事がありました。開会式であいさつ終了後に、ハーフリレーマラソンに出場していた大口高校3年生が私のところに近づいてきて、「昨日は大口高校の体育祭にわざわざ来ていただいてありがとうございました。」とあいさつをしてくれました。この生徒は若松君、お父さんは都市整備課の若松秀典さんです。素晴らしい教育をされているのでしょう。感動しました。前日の体育祭で一所懸命に走って姿を見ていたので「昨日は早かったね。」と労いのことばをかけました。昨日も伊佐駅伝チームのアンカーとしてトップでテープを切ってくれていました。彼の専門はサッカーですが、いろいろなことにチャレンジし頑張っている姿は高校生の見本と言っても過言でないでしょう。
こんな生徒がいてくれることは皆さん凄くないですか?大人になってあいさつもまともにできない人もいる中、私も振り返り負けないようにあいさつをしたいと思いました。昨日の鹿児島ハーフマラソンも多くの参加者で大変賑わっており素晴らしい大会となりました。この大会での行政としてのかかわりのあり方も難しいところではあると思うのですが、早朝より地域振興課の皆さんがサポートして頑張ってくれていました。今年で11回目になり、県外ナンバーも多く見受けられたので九州各地からの参加があったことだと思います。前々副市長の前田創之氏も昨年に引き続き来ていただき選手として頑張っておられました。伊佐を忘れず応援していただいていることに感謝です。
(9月の行事の主なものについて紹介します。)
9月1日は8時30分から地域おこし協力隊の辞令交付式。10時から日本郵便株式会社とのクーリングシェルター協定締結式。これからは市内10ヶ所の郵便局を熱中症対策の一環でクーリングシェルターとして利用させていただけるようになりました。11時から故竹原研二議員のご両親による寄付金贈呈式。榎木孝明アートカフェ「ギャラリーひしかり」を運営されるご両親から、8月に開催された榎木孝明氏公演でのグッズ販売収益を、霧島市・姶良市豪雨災害の義援金に活用してほしいとお申し出いただきました。
9月2日は10時から伊佐市議会本会議2日目(一般質問)。
9月3日は10時から伊佐市議会本会議3日目(一般質問)。15時から南九州大学田畑淳一教授来室。田畑教授は高校の同級生で、高校時代は生徒会活動等仲良くさせてもらっていました。今年3月をもって熊本県立熊本農業高校校長を退職し、4月から南九州大学教授として活躍中です。先日電話があり今回の久々の再会となりました。
9月4日は10時から伊佐市議会本会議4日目(一般質問)。15時30分から環霧島みらい研究所の鶴丸明人氏来室。16時から三役会議。
9月5日は7時30分から毎月恒例の環境政策課ゴミ拾い活動に参加。今回は羽月地区で実施。今回も第一生命保険と林建設の皆さんとともに楠元議員、田中副市長、職員の自発的参加も増え大勢での活動でした。毎回のことですが感謝の気持ちで一杯です。11時から生協コープ鹿児島の上城秀人理事長他2名来室。16時から「こども第三の居場所」交付決定授与式(公益財団法人B&G財団からの助成金交付)及び情報交換会。
9月6日は8時45分から大口高等学校第74回体育祭。
9月7日は9時から第11回伊佐ハーフリレーマラソン大会(あいさつ、特産品抽選会、表彰式)。
9月8日は10時から大口電子江上部長、青野部長、大石課長来室。11時から本城こども園尻屋園長先生来室。13時15分から行政書士会前田氏、多賀氏来室。16時から定例課長会議。
9月9日は10時から伊佐市議会本会議5日目(総括質疑)。18時30分から伊佐市スポーツ協会理事会。
9月10日は9時から百歳表敬訪問(自宅)。
9月11日は8時から子牛セリ市(薩摩中央家畜市場)。13時から百歳表敬訪問(施設)。
9月15日は9時30分から山野コミュニティ協議会敬老祝賀会に出席し楽しい時間を過ごしました。15時からDRUM TAO公演(あいさつ及び交流会)。魂を揺さぶられるような迫力ある感動的な素晴らしい公演でした。
9月16日は6時から㈱鹿児島人材企画研究所(田子山和人氏)の早朝経営塾(全10回コース)に参加しています。日本の歴史や経営について学ぶ塾で初級編に続いて上級編に参加することにしました。10時から伊佐市議会本会議(6日目)。
9月17日は8時から伊佐市老人クラブ連合会グランドゴルフ大会。11時30分から川内川上流漁業協同組合山田理事長来室。13時10分から伊佐市eスポーツ協会河野氏、脇黒丸氏来室。14時から老健施設はやひと、14時40分から特別養護老人ホームことぶき、16時養護老人ホーム敬寿園それぞれの敬老祝賀会に出席し、八十八歳や百歳の方々をはじめ入所者に対して長寿のお祝いのことばとお祝い記念品を渡させていただきました。今年もご招待いただき参加することができて感謝でした。
9月18日は9時30分から湧水町役場を訪問し池上滝一町長と面会。13時30分から黄金の俳句コンクール最終審査会。15時15分から郷土芸能湯之尾神舞原口代表来室。16時30分から菱刈中学校2年生の山下ひよりさんがお母さんと菱刈中学校慶田校長先生と「令和7年度全国中学生カヌースプリント選手権大会(女子500m決勝)」において見事第2位の報告に市長室に来てくれました。3年生に中に入り唯一2年生で僅差での第2位。素晴らしい報告に元気をもらいました。性格のいい素敵な中学生でした。
9月19日は13時から川内川河川事務所亀園所長他3名来室。16時から鹿児島マスターズ陸上競技記録会80歳代60m走・100m走第1位(日本タイ記録)の岩切 正 氏と70歳代女性走り幅跳び第1位の井手下 順子 氏が出場報告のために来室。伊佐市の2人のアスリートに感動しながら大会の様子を伺いました。18時30分から第8回伊佐黒伊佐会。
9月20日は関西かごしまファンデーに参加するために神戸市へ移動。17時から関西伊佐の会川畑会長他役員の皆さまと打合せ会という名の懇親会に参加。伊佐市出身者の皆さまには大変お世話になっており感謝です。
9月21日は9時に第19回関西かごしまファンデー会場の神戸国際展示場に入り9時30分開場、10時スタートに備えました。伊佐からは伊佐米や伊佐美、伊佐舞、伊佐小町の焼酎、伊佐美ゼリー、猩々農園の食べる・飲むあまざけ、伊佐農林高校の豚みそ、居酒屋達磨のネギみそ、富士屋お菓子屋さんのかるかんと薩摩しぐれ、佐野るりさんの田の神さあガチャガチャ等とともに今回新しい試みで伊佐米と黒豚を使った黒豚どんぶりのキッチンカーを出店してもらい多くの方々に購入してもらいました。販売活動を行いながら、イーサキングと私は、舞台で行われたPRイベントに出演し、伊佐市や伊佐市の特産品のPRを行いました。今回も関西伊佐の会の皆さまに伊佐市ブースを盛り上がていただきました。毎年のことながら感謝でいっぱいです。
9月22日は9時から伊佐湧水消防組合協議。9時30分から新納忠元公生誕500周年記念事業協議。10時15分から地元農業者来室。
9月23日は6時から早朝経営塾。9時30分からたんぽぽ「わくわくDAY(運動会)」。13時30分から南さつま市市制施行20周年記念式典。
9月24日は8時から伊佐湧水消防組合課長会議。
9月25日は7時20分から秋の交通安全運動キャンペーン。10時から防衛省自衛隊鹿児島地方協力本部長1等海佐川畑信一氏他3名来室。11時20分から愛知鹿児島県人会山口吉生名誉会長来室。15時から鹿児島県環境保全協会より湯田猛伊佐支部長他4名来室。
9月26日は8時50分から鹿児島県畜産共進会に伊佐市から出品される6名の畜産農家の皆さんを激励するために訪問しました。19時から第37回伊佐地域芸術祭典人形劇「ふしぎ駄菓子屋銭元堂」を楽しみました。
9月27日は8時45分からひまわり認定こども園運動会の案内をいただきましたので、開会式から閉会式まで参加し、その中でも開会式のあいさつや玉入れ、リレー、宝探し等の競技にも参加させていただき楽しい時間を過ごしました。園児の皆さんの一所懸命に転んでも泣かずに最後まで頑張る姿を見ながら、素晴らしい運動会に参加できて良かったと思いました。18時30分から大一会夏祭りに今年も案内をいただきあいさつをさせていただきました。多くの来場者があり大変盛り上がっており、今年も盛大に開催していただき感謝の気持ちでした。
9月28日は直前に降った雨の影響も心配されましたが、8時45分から大口中央中学校の運動会、9時45分から菱刈中学校の運動会に参加しました。特に菱刈中学校の運動会では、今年から新しく始まった「借りモンGO!」(来場者や会場から物を借りてくる)では、慶田校長先生から審査員を依頼され、一緒に白旗、赤旗を上げさせてもらいました。アナウンスで、「審査員を務めるのは慶田校長先生と橋本市長です。」放送された直後、多くの生徒が手を振ってくれて、私から手を振り返したら、さらに多くの生徒(殆ど)から手を振ってもらい嬉しく思いました。生徒の皆さんの最後まで諦めずに一所懸命に頑張る姿を拝見しながら参加できた喜びを感じました。14時から「島津四兄弟の足跡と亀寿姫」をテーマに行われた「環霧島と島津特別シンポジウム」に参加しました。このシンポジウムは「島津四兄弟で大河ドラマを誘致しよう」と計画されたもので、原口泉先生と東川隆太郎先生を講師に迎えられ、大変深いためになる素晴らしい講演会でした。島津家といえば伊佐市においても新納忠元公の存在が大きく、夢にある2028年の誘致活動に向けて一緒に活動していきたいと思います。
9月29日は18時から葉タバコ振興会収納祝懇親会に参加しました。葉タバコ耕作者は少なくなりましたがムードがよく団結して頑張られていますので頼もしく感じています。
9月30日は6時から早朝経営塾(3回目)に参加しました。早起きは3文の得といいますが、多くの得を得ていけると思います。10時から伊佐市議会9月議会本会議(最終日)で議案の全てに対して承認・認定をいただきました。
最後になりますが、毎月購読している「致知」の中で紹介されていた、成田奈緒子さんとIPS細胞研究で有名な山中伸弥教授による「山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る」を取り寄せ読んでみました。3人の子育てをしてきた私にとって、今更ですが反省することが多すぎて衝撃を受けています。
この本に書かれている内容で心に残った中のひとつに「レジリエンス」がありました。現代の日本の教育に重要なことだということでした。教育において、親の生き方、考え方が大きく左右することは間違いなく「教育とは火をつけることだ。しかし自ら燃えている人でなければ火をつけることができない。」とも書かれており納得しました。
成田さんと山中教授の対談の中でこういう内容がありました。」(講談社+α新書 刊「山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る」から一部抜粋)
この本を読みながら、当然ですが山中教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されたのは偶然ではなかったということが理解できました。知識や偏差値だけでは解決しない人間の生き方・哲学、そしてそれを育む教育が重要であるということを再度認識したところです。
私が掲げる「教育日本一」のヒントはこういうところにあるのだと思います。今回のことも教訓の一つとして心に刻み諦めずに頑張っていこうと思います。今月もよろしくお願いします。
成功の 思いに触れて 彼岸花
- こんな時には?