イネカメムシの防除徹底について(通知)
2024年04月15日
水稲の出穂直後にモミを加害することで不稔を引き起こすイネカメムシが近年、発生数が増加していると報告されています。これから水稲、飼料作物等を作付するにあたって防除対策を徹底されますようお願いします。
特徴
成虫の体長は12~13mmの茶褐色のカメムシ、成虫で越冬をし、7月中下旬の出穂時期に伴い水田に飛来し、交尾、産卵を行う。昼間は株元に潜み、夜間に加害を行う。
左図はイネカメムシの成虫、右図は幼虫(茨城県農業総合センターより抜粋)
①出穂期にモミを加害することにより、基部斑点米のみならず不稔籾を発生させ、大量発生した場合、大幅な減収につながる要因となります。
②不稔防止を目的としたイネカメムシの防除適期は他の斑点米カメムシ類と異なり、出穂期が防除適期となります。
防除対策
①都道府県の病害虫防除所が発表する発生予察情報などの病害虫の防除に関する情報をこまめに確認し、地域の発生状況について把握するようにしてください。
②ほ場の見回りや白色粘着板トラップ等を利用し、ほ場への初期侵入の把握に努めてください。
③カメムシが多いと判断した場合、出穂期の臨機防除を実施してください。 また、以前より発生量が多く、被害が懸念される場所につきましては出穂期の計画的な防除活動を実施するようお願いします。
配付チラシ
問い合わせ先
☎ 0995-23-1311
農政課農業政策係
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