明けましておめでとうございます
2009年01月01日
明けましておめでとうございます。合併して初めての新年になりました。昨年の11月に新市として伊佐市がスタートしました。伊佐地域として住民の暮らしは昔から一緒で同じようなものでしたが、行政や議会は初めてのことが多い2ヶ月間でした。新しい年になりましたので、気持ちも新たに早く一体化した行政運営に努めようと思います。職員の不祥事も重なりまして、市民の皆様には不愉快な思いとご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。今後はこのようなことがないように、職員一丸となって信頼の回復に努めます。一年の計は元旦にあり、初詣に今年の誓いを立てる人は多いと思います。伊佐市民の安全・安心はもとより、市民の暮らしが向上するように職員とともに一生懸命働くことを誓いました。初詣の郡山八幡神社は歴史的にも名実ともに伊佐の中心的な神社です。例年になく参拝客が多いようでした。おみくじを開きながら晴れ着姿のお嬢さんが大喜びしてる、なんともかわいい愛らしさに平和を感じるのは私だけではありません。厳しい雇用状態や経済の低迷が毎日のように報道される中で、神社の賑わいには救われるものがありました。おみくじや絵馬も新しく、境内の出店もいくつかあって雰囲気は上々でした。今年はなんとなくいい年のような気分になりました。
伊佐の各地に点在する神社や伝統芸能、花見や収穫の祭りに喜ぶ人々の姿は、昔も今も変わらない気がします。反目や割拠をよそ目に、民衆の暮らしと心はいつも一緒だったのかもしれません。湯之尾神社の神舞は500年以上の伝統を持つ多彩な舞を語り継ぐ神楽です。「西郷隆盛」が最後の長編執筆となった直木賞作家海音寺潮五郎氏、郷里を舞台にした名作「二本の銀杏」は大口を赤塚村として舞台設定しています。今最も有名な郷土出身の俳優榎木孝明さんは、こ の伊佐の人情・風土をどこかに宿しておられます。中村半次郎を新しい解釈や見方で映画制作、今まさに取り組もうとされています。どこか薩摩の男を感じずにはおれません。成人式へのメッセージ、合併記念式典への協力や舞台公演などふるさとを誰よりも愛しておられるのではないでしょうか。環境問題にも真剣に取り組んでおられます。四季のメリハリのある、国境の地としての厳しさと豊かさが人を育てるような気がします。焼酎や米(伊佐米)が芳醇なように、人も同じように育まれるのでしょう。
伊佐錦、伊佐美、伊佐大泉は別々の三つの醸造元です。ネーミングには頭に『伊佐』がついてます。こんな銘柄はほかの地域ではないことです。お米は鹿児島はおろか九州を代表する地域です。魚沼産コシヒカリに負けないと個人的には思ってますし、自慢したいぐらいです。この地域からそれぞれの団体や個人が出したお米は、コンテストで常に上位にランクされます。先月も永池地区が金賞を獲得しました。人も食も芳醇な伊佐をこれからもどしどし紹介していきたいと思います。寒さ冷たさの厳しい一月 です。寒の真っ只中ですが、風邪など引かないように十分に気をつけてください。月末31日夕方からは恒例の”氷の祭典”が伊佐市陸上競技場広場で行われます。夜中過ぎまで彫っていますし、温かいお店やダンス、氷の滑り台が楽しめます。年末にはカヌーの合宿もあり、200人以上の選手や 関係者が宿泊していただきました湯之尾温泉は温かく、足湯とパークゴルフも好評です。メリハリのきいた伊佐市にぜひお越しください。お待ちしてま~す。
下腹に 力の入る 寒の朝
寒耐えて 並ぶ野菜や 朝の市
朝日差す 冬至過ぎての 交差点
着膨れて 番いは電線 揺れており
侘び助を じっと見ている 半次郎 -新-
- こんな時には?