副市長が決まりました!
2009年02月02日
2月如月は春への一歩という感じがします。一月の新春という言葉にも春の始まりを感じさせられますが、小寒・大寒と続くとやはり寒さ冷たさが身にしみます。しかしながら寒月とか凍夜などのお陰で、空気が冴え渡る夜空に見える星空の美しさはなんとも言えません。
このような冬の夜空から春への一歩として皆さまにご紹介できる嬉しいお知らせは、先月の議会でご承認いただいた副市長時任良倫さんです。本城出身の61歳の方で、スポーツも文化活動も好きなベテランの行政経験者です。よろしくお願いします。先月25日はその時任さんも大好きな「県地区対抗女子駅伝」が隼人・国分で開催され、伊佐チームは精一杯健闘し10位となりました。新人とベテランのバランスのとれたチームワークの良いチームで、子育て中のママさんランナーもかつての自分を思い出しながら楽しむランニングで後輩を指導し、伊佐チームを引っ張って4区で4人抜きを演じました。このような頑張りが、2月14日から始まる 「県下一周市郡対抗駅伝大会」の男子チームの励みになると思います。今年は風邪が流行していて、選手層の薄い伊佐チームとしては故障も含めて心配なところですが、皆さんから『駅伝を強くする会』に寄付や志をいただいていますので、選手は期待に答えるように一生懸命走ってくれると思います。地元伊佐路を走るのが16日ですので、皆さんの応援をよろしくお願いします。
1月最後の土曜日夕方から翌日曜日の午前中まで行われる『氷の祭典』が今年で14年目を迎えました。大口は鹿児島の北海道と揶揄され、天気予報でも最低気温の代表として大口の名前が必ずといっていいほどラジオから流れない日はありませんが、その寒さを逆手にとって始まったのが「氷の祭典 アイスカービングin大口」でした。伊佐市となっての初めての氷の祭典で、寄付をいただきなが ら今年も開催することができました。ご協力いただいた皆さんにお礼申し上げます。今年は一回目から中心となって引っ張ってきていただいた平川 実行委員長が還暦を迎えることもあって、豆まきをする粋なはからいがありました。私も前厄ではありますが、一緒に撒かせていただきました。毎回おなじみの氷の滑り台は子供たちに大人気で、長蛇の列となりました。50メートルもの長さがありますので子供たちには迫力満点でした。氷の彫刻作業の進む中、太鼓、ジャズ演奏、よさこい踊りなど、出店や特産品販売とともに賑やかなイベントになりました。夜明けすぎまでかかっで完成した氷の彫刻など、まさに芸術そのもので、菱刈小PTAからプロの調理人の作品まで16の氷像が朝日に輝き伊佐の門出を祝っているようでした。
伊佐の大地が動き始めるのも2月で、タバコの播種(種まき)が終わってビニールハウスでは苗がすくすく成長し、畑にはマルチを張ったタバコの畝が一面に広がっています。畦焼きも今月上旬までには終りますので、黒々とした土手や畦が春の到来を予感させ、少しずつですが青い草々の芽吹きが始まっています。伊佐は四季の移り変わりを五感で日々感じることができるとてもいいところです。都会生活の便利さに慣れた人にはわかりにくいかもしれません。NHK大河ドラマとは関係ありませんが、天・地・人が伊佐の風土にピッタリの表現かなとも思います。篤姫で鹿児島が注目され、歴史上よく知られていなかった人物に光が当たり、直江兼続で人間の義や愛が見直されるのは、現代の日本人が失いつつある何かを気づかせているのではないでしょうか。明治の和魂洋才、戦国の主従関係や親子関係など、民主主義が最も良い社会システムであると言われる現代において、うまく表現できませんが、今の日本人に失われた先人の知恵や精神性を教えさせられる気がします。童門冬二先生や神渡良平先生のご本を今一度読み返しているところで す。伊佐の良さを全国に発信しながら、郷里出身の皆さまや伊佐に縁のあ る方々のお知恵をお貸しいただけたらと思います。9月の県民体育大会伊佐大会もそのひとつですが、今年は合併一年目でさまざまなイベントや催 し物がございます。事前に情報を早めにお知らせしますので、みんなで盛り上げていきましょう。
縁側に 残る手むきの 吊るし柿
還暦を 笑って豆まく 同窓会
鶯の 濃くなり声す 露天風呂
- こんな時には?