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春の 『一期一会』 に乾杯!

2011年02月28日

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  長い冬が終わり、やっと春になりました。この冬は雪景色が年末から始まり、断続的に2月の中旬まで続きました。三寒四温のない冬だったと言ってもいいかもしれません。二十四節気〝雨水〟の頃から春が一気に来たような気がします。私は朝6時前から早朝ウォーキングをしますが、冬空に冴えていた数々の星が薄らぎ、消えるのが早くなりました。鶯もだいぶ上手に囀るようになり、春の訪れ をいろいろなところに感じます。水神様に湧き出る水の温かさも気温との差がなくなってきたようです。俳句の季語で「水温む」とありますが、むしろ皮膚感覚では以前より冷

                              たくなった気がharu2.jpgします。

 

 このような田舎の風景や生活実感を言葉で表せば、いかにも平和で穏やかな暮らしがイメージされます。そのような感じの反面、新燃岳の噴火は続いていますし、隣まちの鳥インフルエンザ消毒への協力応援の次は、口蹄疫対策に真剣に取り組まなければならないなど、危機管理をさらに強化しなければなりません。昨年の口蹄疫の最初のマスコミ発表は4月に入ってからでしたが、実際は3月中に感染していたことが後でわかりました。 海外との往来が多くなる観光シーズンに入ります。畜産関係者だけとは限らないのが人や物を媒体とした口蹄疫です。水際での防疫と同時に、自分の農場は自らが守るという強い気持ちが大切です。

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 世界の動きが国内にも影響を及ぼすのはインターネットによる情報伝達の速さだけでなく、細菌の国内への伝染や影響も速い時代になりました。自国だけでの防疫だけでなく、国際的にも強い気持ちで対応する外交力が求められています。TPPを環太平洋における経済の自由化だけについて議論するのではなく、自由化によって生じる自国の不利益やリスクも合わせて議論しておかなくてはなりません。経済効率だけではなく、生態系や新たな危険因子等について考慮しておく必要があります。食糧危機が今後予想される中においてはなおさらです。事実、小麦価格の高騰などは、需給バランスや気象条件の変化だけが原因ではありません。

 

 今や地球上では気象の変化をはじめ大規模地震や火山噴火、都市化と砂漠化、特にアジアでは体制批判や崩壊による社会不安などで騒然となっています。一方、国内に目を転ずると、なんとも情けない政治の世界・・・。あきれてものが言えません。与党も野党もエネルギーの使いどころを間違っている。紛争やテロで国が混乱するような国ではないので、どこかに平和の怠惰性があるのではないでしょうか。恵まれた富裕層を除き、一般国民の生活は確実に落ちてきています。与党も素直にマニフェストや政策の誤りを謝り、野党も国民生活に大きな混乱が生じない程度の予算と法案は修正・妥協するなりの知恵が必要です。shisei.JPG

 

 約1800の自治体は、この3月の議会で新年度の施策や予算を決定し、4月からは住民サービスを始めるのです。国債の法案も地方交付税の予算も棚上げのまま新年度を迎えるなんて考えられないことです。私は昭和58年に議員当選以来、地方自治に関わってきましたが、ここまであからさまに対立し、混乱している国の政治を見たことがありません。賢い人たちが集まった世界だろうと思いますが、賢いがゆえに自己中心的な政治への理論武装が上手なのかもしれません。市町村長や職員は住民と直接関わりますから、理論武装以前の皮膚感覚が優先します。地方議会も同じことです。地方が民主主義の学校と言われる所以です。

 

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   3月議会では今年度の施政方針を述べました。ホームページでもご覧いただけますが、キーワードに「再生と創造」を掲げました。伊佐米をはじめ、いいものが数多くあるのに、思うほど光り輝いていないものがあります。一方、障がい児(者)施策や子育て事業など進んでいるものもあります。一つひとつの施策や事業をもう一度「再生と創造」の視点から取り組んでまいります。例えば、伊佐米の販路拡大を積極的に行 うために大きな予算を組んだり、新築した子育て支援センター (すまいる) の相談機能を強化するなど、いくつもあり

                           ますので詳しくはホームページでご覧ください。

予算規模145億1,000万円は「いさしのために 一仕事(・・・)(ひとしごと)」とゴロあわせしました。

 

 

 

 

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  3月は別れの季節でもあります。大口高校・伊佐農林高校の卒業式が1日、明光学園高校が3日、准看護学校が4日、市内の中学校が15日、小学校が24日に行われます。子ども発達支援センター「たんぽぽ」は23日です。高校生の卒業とともに人口が減るのが寂しいですが、ふるさとの誇りを持って羽ばたいてほしいし、いつかはブーメランのように帰ってきてほしいと願っています。巣立っていく青少年はこのまちの祭りの中で育ったことも忘れてはなりません。27日の忠元公園桜まつりまでに様々なスポーツイベントや催しが各校区などで行われます。本城おきな草まつりが13日、田中のウォーキング大会が20日、針持のウォーキングが21日

です。春は外に出て体を動かし、冬の間に凝った心も開放し

てください。

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   先月の5日間にわたる市郡対抗県下一周駅伝大会で伊佐チームは8位でした。念願のBクラス入りを果たし、苦節10年、監督の小さな体が宙に舞いました。平成10年以来、13年ぶりの快挙です。こんな小さなまちでもやる気になって、根気よく努力すれば夢は叶うことを教えてくれました。お互いを信頼し、自分の果たすべきベストを尽くせば夢は叶うと思います。別れても新しい出会いがあり、信頼し合える仲間と前を向いてスタートしましょう。3月は梅の花から桃の花、そして桜の花が心和ませ、鶯や雲雀の囀りが耳に心地よい季節です。皆さまの「一期一会」に乾杯です!!

 

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           春浅き湯気に隠れる露天風呂
            囀りの早くも聞こゆ夜明け前
            猫柳今年も手向く兄の墓       -新-

   

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