「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」~”普通”に暮らすことの”幸せ”を~

2011年06月01日

 DSC_0217-01.JPG月は伊佐平野の水田の風景が日を追うごとに変化していきます。レンゲや牧草が植えられていた田んぼが何回も耕され、きめ細かな黒土へと変わり、そこに水が張られます。まさに田植えを待つばかりの代田へとなります。月末にはほぼ田植えも終わるでしょう。

  伊佐が最も活気を感じる”伊佐らしい風景”がこの月にはあります。朝のウォーキ ングも鳥のさえずりに気持ちが和んでいたのが、蛙の大合唱で元気をもらう季節へとなりました。伊佐は季節の移ろいが自然という環境の中で本当にはっきりしているまちです。鳥のさえずり、蛙の合唱、やがて蝉たちの独壇場になります。

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 月・月は災害支援のために市職員が宮城県南三陸町へ交代で行きました。7班に分けて40名ほどの職員が行ったことになります。行政マンとして若干の応援にはなったのではないかと思いますが、それ以上に多くのことを南三陸町の皆さんから教えていただきました。支援に行ったつもりが、逆に人生観が変わるほどの影響を受けたと言います。人間の究極の強さや優しさを学んだとの話も聞きました。今回つながった南三陸町とのご縁を大切にしたいと、全員が口を揃えて話してくれます。

  私も先月28日に訪ねさせてもらいました。

 

 

DSCN0480-01.JPG佐藤町長はじめ関係者にご挨拶しながら、大切にしたいご縁や絆を今後もつないでいきたいと感じました。伊佐市からの応援職員は、まず朝早くからの仮設トイレ掃除からスタートしていたことなど、見えないところでもしっかり地元の方々から評価していただいていたようです。〝火の国の湯〟(自衛隊第師団(北熊本)が仮設したお風呂)に入るのが何よりも楽しみだったこととか、電話での方言の混じる会話のやり取りに苦労したとか、派遣先での様子や被災地の皆さんの生活が実感できました。

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防災対策庁舎あとにはたくさんのお花が手向けられていました。南三陸のまちは見渡すかぎりなんにもなくなりましたが、豊かな港町をなんとしても復旧・復興させなければなりません。  

 

 宮沢賢治の「雨ニモマケズ 風ニモマケズ・・」の精神が息づいているのが東北です。彼は一つの世界観や宗教観をもっていました。この詩()にふれるとき、誰でも一つの安堵感をおぼえると思います。人間の生き方としては見事に調和のとれた考えです。”人のことを心配しながら自分は目立たず、世界や人生が平和であり平穏であれば、何もそれ以上望むことはない”その普通の暮らしがないのが被災地です。普通の暮らしを取り戻すまでは、全力をあげて皆で支援しなければなりません。その日が必ず来ることを、南三陸町の職員や子供たちの笑顔で確信しました。

 

 東北から見ると九州はやはり遠いと感じます。ましてや鹿児島、その中でも内陸の県境に位置する伊佐市は遠いまちです。しかし、この2ヶ月の派遣や支援で本当に近いまちになりました。遠い近いは物理的距離ではなく、心の距離であることがわかりました。一度このような共同生活を経験すると、まるで同じ釜の飯を食べた同胞のような意識になるものです。喜びや悲しみを分かち合い、多くを言葉で語らなくても、目で分かり合える家族のようなものです。伊佐も鹿児島では冷え込む地域なので、東北の方々とは気心が合うようです。辛抱する、我慢強い東北の人々と、義の心の強い九州人が助け合えば、必ず明日に希望の光は見出せると思います。

 

 さて、今月の伊佐市の動きですが、先月27日に招集された6月議会は6・13161724日の予定で開会されま ongakutai-01.JPGす。今回から市のホームページ上でのインターネット配信もありますのでご覧ください。今月は月に比べてイベント等が少ないですが、日の午後時から恒例になった〝いさのおんがくたい〟が伊佐市文化会館でありますので、ちょっとした音楽の楽しみに親子そろっていかがでしょうか。春季の伊佐三道大会は時から伊佐市体育センターで開催です。同じ日の11時から、立正佼成会の皆様による高熊山西南の役慰霊供養が行われます。子宮がん検診も13日、まごし館・こころ館で実施されますのでお忘れなく受診をお願いします。

 

DSC_0043-01.JPG 鹿児島は、先月23日に昨年より20日、例年より日早く梅雨入りしました。今年はこれまで雨が少なく、露地野菜や特産品である金山白ねぎなどは雨を欲しがっていました。牧草などは雨も少なく天気のいい時期に、すでに刈り取られたので、早めの雨は農作物には恵みの雨になりました。一方では今後の集中豪雨が心配されます。平成18年の水害から5年が経過しました。その後は梅雨時も台風の時期も大きな災害もなく過ぎてきました。しかし、「災害は忘れた頃にくる」と昔から言われます。先人の経験や歴史から発せられた言葉は意味があります。地震、豪雨、口蹄疫、新燃岳、台風などくれぐれも準備・警戒を怠らないようにしましょう。

 

   紫陽花の蕾控えめ雨を待つ

  蛙鳴くそろそろ雨となりにしか

  家近し旅の疲れを忘れおり

  風草やくびれ今年は二つあり

  野外風呂男女を分けて入梅                              -新-

 

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