梅雨明け間近のふるさとから
2012年07月02日
今月の中旬には梅雨が明けることを期待していますが、7月の前半はまだ梅雨真っ只中といっていいでしょう。先月は二つの台風の影響で梅雨前線が刺激されて大雨になり、一部ではがけ崩れなどの被害も出ました。いずれの台風も週末ごとに大雨でしたので、防災関係の職員は昼夜を問わず配置につきました。沖縄県の梅雨明けは先月発表されていますので、南九州も間もなくと思いますが、市民の安全を最優先にこれからも取り組んでまいります。災害から身を守るには一人一人の意識の高まりと、隣近所との日ごろからのお付き合い、自治会による自主防災組織の充実も大切です。 安全を確保しながら早めの避難をお願いします。
田植えも6月いっぱいでほぼ終わり、頼りない早苗が風に揺れています。これらの早苗が日に日にしっかりなっていくのを見るのが朝のウォーキングの一番の楽しみです。農道を歩きながら、自分の人生を重ね合わせたり、孫の成長に思いをはせたり、今年度の施政方針や当初予算の進み具合など、いろいろと連想します。人為的に植えた稲の苗だけに、なんにも手を加えない自然発生的な成長と違い、そこには良く成長してほしいという意志が働きます。実りの秋までの半年間には凝縮された宇宙があるような気がします。
宇宙と言えば今月は天の川・七夕伝説にあやかり第2回「いさえん」がおこなわれます。5月の一回目がとても好評で、125名参加で10組の〝お付き合い〟カップルが誕生しました。ご要望にお答えするかたちで今回は30歳代以上の男女となっているようです。それぞれ50名の予定ですが、男性はキャンセル待ちとか聞いています。女性も残りわずかと思いますので実行委員会へお問い合わせください。
〝いさえん〟のコーナーで注目してほしいのはfacebookです。「いさえん」についてのいろんな情報が書き込まれていますのでご覧ください。その中でC.I.coお引越しプロジェクト「感謝祭」をYouTubeで検索してみてください。伊佐市を知っていただくにはとてもいい内容です。お引越しプロジェクト「感謝祭」については、市ホームページの〝ここがい~さ〟のコーナーでもご覧になれます。伊佐市に転入予定の舞踊家の鹿島聖子さんと勝部ちこさんについてご紹介しています。
NHKで火曜日夜10時に放映が先月から始まったドラマ「はつ恋」のエンディングで、コンタクト・インプロビゼーション(CI)というダンスを踊っている女性が鹿島聖子さんです。山野西小学校が今年の3月に閉校となりましたが、世界的にも活躍されるダンサーに興味を持っていただき、活用していただけることに感謝しています。伊佐という風土は文化芸術には適していると思います。土や風や星空などの自然がそのまま感性を刺激してくれます。寒さ・暑さのメリハリも肉体を持つ人間に必要な刺激です。心と体をバランスよく保つ何かがあります。
伊佐市のホームページをいろいろ見ていただくことで思いがけない情報もあります。もっともっと内容のあるものに努めてまいりますのでご期待ください。ご意見やアドバイス、情報をお寄せいただければ皆さんと一緒に魅力あるホームページにしていこうと思います。7月は梅雨が明けると学校も夏休みへと入っていきます。28日は夏祭りパレードと夕方からの総手踊り、翌29日は湯之尾での花火大会です。その頃になると伊佐平野は見渡すかぎり青々とした水田の風景です。風が吹くとまるで波が押し寄せてくるようでもあります。
お米の収穫は秋になりますが、伊佐の南瓜は今が旬です。名古屋市や大阪市にも出荷しているので、4日~6日にそれぞれの市場に出向き、トップセールスをいたします。大阪市へは23・24日にも鹿児島ファンデーに参加のために出かけます。鹿児島県や伊佐市の良さを知ってもらうことが一番です。新幹線効果などもあり、中国・関西方面からのグリーンツーリズム型の修学旅行が盛んになりつつあります。夏休みは家族で田舎を体験するいい機会でもあります。伊佐市の定住促進係や商工観光係にお問い合わせください。
27日にはオリンピックも始まり、世界最高峰のスポーツを楽しむことができますし、日本人選手の活躍がやはり気になります。梅雨が終わり暑い夏を迎えても、心地よい風に吹かれ、祭りや夏休みの人情にふれたいものです。関東・東海・近畿・福岡へはふるさとの旬を届け、ふるさと伊佐では皆さんのご来訪やお帰りをお待ちしています。ふるさとが気になるこれからの季節です。
立葵梅雨とお別れ咲き上がる
青田風流れる汗を忘れさせ
雨あがり水路に魚影夏は来ぬ
六月灯老いも若きも輪の中に
夏休み思いそれぞれ海の家
凌霄花だらり色濃く昼さがり -新-
- こんな時には?