晩秋の伊佐でお待ちしています
2012年11月01日
今年の11月は特別な月です。なぜなら1期4年の任期が30日をもって議員・市長ともに終わるからです。二つの選挙が同日選挙として行われます。告示が11日、選挙は18日です。期日前投票もいつものとおり行われます。次の4年間の市政を託す方々を選ぶ選挙ですので、全ての有権者の方が自分の一票を無駄にしないように投票していただくように願っています。民主主義は一人一人の参加から始まります。自分たちが住んでいるところを良くするも悪くするも、住んでいる人たちの意識にかかっています。自分たちの思いを託す最良の人を選んでください。
さて、秋の収穫も終わりに近づいています。田植えが遅く稲刈りも遅い品種の〝あきほなみ〟が今月に入っても若干残っていましたが、伊佐平野も稲株の美しい風景になっています。スケッチやカメラなどが趣味の人にとっては、この枯れた秋の風情がなんとも言えないことでしょう。収穫祭を兼ねた伊佐の〝ふるさと祭り〟が10日(土)11日(日)の2日間、菱刈農村公園周辺で行われます。伊佐の農産物の販売やイベント・アトラクションなど、秋の一日をお楽しみください。10日はヴォルカ鹿児島の選手も市民やサッカー少年との交流をしてくれます。
23日(金)は勤労感謝の日で祝日ですので、土・日と続く三連休ということもあり、開催される恒例の〝もみじ祭り〟が今年はいっそう盛大になるでしょう。新曽木大橋から眺める紅葉も写真仲間の絶好のビューポイントになるでしょう。曽木の滝は最近の整備により、ますます観光客の注目を集める行楽地になってまいります。この時期に観光客が集中するので、駐車場など狭く感じられるかもしれませんが、現在近くに新たな広い駐車場を整備中です。また、23日の祭り当日は近くに設けられた臨時駐車場からシャトルバスが無料で送迎をしますので、市報やホームページなどでご確認ください。
この23日は湯之尾神社の〝神舞〟もぜひご覧いただきたい伝統行事です。児童生徒から大人まで連夜の練習に励み、当日は立派な神舞いを披露してくれます。夕方から始まる舞は曽木の滝を見てからちょうど間に合う時間です。夜遅くまで松明の下で延々と続きます。舞い手は汗びっしょりですが、お客様は冷え込むので防寒の準備をお忘れなくお願いします。湯之尾の温泉宿にお泊りいただき、ゆっくりとお過ごしいただければ、伊佐米や伊佐焼酎の美味しさとともにまさに〝だれやめ〟の週末となるでしょう。
文化行事が多いのも11月の特徴です。伊佐市文化祭は市文化会館と菱刈農村環境改善センター、菱刈トレーニングセンターで3日文化の日に行われます。あらゆる芸術・文化作品や舞台での演目が披露されます。華やかな中にも晩秋の彩が映える一日となります。17日の青少年健全育成大会は昨年から「黄金の俳句大賞」の表彰も加わり、青少年を伊佐の人情と歴史的風土や、すばらしい自然環境の中で育てる大会になっています。スポーツ少年団や部活の生徒、ボランティア活動の青少年たちが地域の方々と一同に文化会館に集まります。
24日には大口高校創立90周年記念式典が市文化会館で予定され、25日はふれあいセンターで海音寺潮五郎先生を顕彰して、海潮忌とエッセイや短歌の表彰や三人の歌人による鼎談も予定されています。大口高校や牛尾小学校の校歌、旧大口市の市歌の詩は海音寺先生によるものです。28日は蕎麦祭りとしても有名な下手水天祭が午前10時から午後5時まで予定されていて、今年は「下手鎌手踊り」が奉納されます。11月の伊佐は豊作を祝う祭りや文化行事が盛りだくさんです。芳醇な伊佐平野、国守りの関所、寒暖の差、そこには歴史の中で磨かれた人情・風土・伝統が生きています。
今月の「市長の部屋」はイベントの紹介が主なものになりました。詳しい内容は市ホームページや広報紙をご覧ください。市内には交通案内板などにより安全運転を呼びかけておりますが、11日から18日まで伊佐市は選挙一色となりますので、この期間にお出かけの際はお車の運転などには気をつけてください。晩秋の11月は一年で最も伊佐らしい季節でもあります。紅葉がすばらしいことから、テレビ放映で度々取り上げていただいていることも伊佐の自慢です。ぜひ、皆様のご来訪を心よりお待ちしています。
ローソクの灯りを見つめ戴帽式
リハーサル明日は本番文化祭
噴煙の西日に染まる桜島 -新-
- こんな時には?