桜満開の新年度4月
2014年04月01日
4月1日午前8時、新年度は異動に伴う職員への新しい辞令の交付式から始まります。12月議会で議決された新設の課や名称の変わる課などを条例で制定いたしましたので、手渡す辞令の新しい課や係の名称に新鮮さを感じます。私たちを取り巻く時代や環境は変わっていきます。組織も市民のニーズに合ったものでなければならないと思います。服に例えれば、新調し、着こなし、やがて体型も変わり、服も擦れたり部分的にはよれよれになったりもします。仕立てなおしたり、デザインを変えたりしなければなりません。もちろん自分自身のファッションセンスの向上やシェイプアップも必要でしょう。伊佐市役所は4月から組織機構を一部改編しましたのでよろしくお願いします。
伊佐市の教育のために新しく着任される先生方をお迎えする転入教職員着任式を3日の午後から菱刈環境改善センターで行います。各学校の入学式も続きます。4日、伊佐医師会立准看護学校が大口ふれあいセンターで行われます。大口明光学園が6日の日曜日です。各小中学校は7日の月曜日、大口高等学校・伊佐農林高等学校は8日の火曜日です。新学期がスタートします。少子化の中ではありますが、大口高校のラグビーや伊佐農林高校の地域応援団に新しい部員が加入し、今後の活動が益々期待されます。元気あふれる近隣県女子中学生ソフトボール大会が菱刈農村グランドで12日に開催されます。
4月は自治会長等に新年度からの行政について説明をする「行政説明会」を4日間にわたり、地域ごとに4か所で開催いたします。9日に市文化会館、10日に菱刈環境改善センター、15日に山野基幹集落センター、16日に大口ふれあいセンターで自治会長や産業部長や校区コミュニティの役員の方々に説明いたします。お集まりいただく皆様にはお忙しいことと思いますがよろしくお願いします。コミュニティや自治会を中心とした、住民自らが主体的に地域に関わり、行政が支援しながら安全で安心な伊佐市にいたしましょう。自助・共助・公助の連携の基礎となる行政説明会です。よろしくお願いします。
忠元公園の桜が満開になる中で新年度が始まり、大口ふれあいセンターから忠元公園までつづく桜並木は、桜吹雪が舞い散るまでの間、見ごたえは壮観です。桜百選に県内では唯一選ばれた忠元公園ですが、選ばれた当初は’千本桜’として有名で、現在のようにグランドゴルフやサッカーのできるような芝生の広がる公園ではありませんでした。畑などの民有地があったために長く整備がなされないままでした。’千本桜’として桜百選に選ばれ、当時の民放テレビ・久米宏キャスターの<ニュースステーション>で取り上げられてから、一気に整備への市民の機運が高まりました。地権者の方々も東京や福岡などにおられましたが、ご説明に伺い、快く協力していただきました。この季節になると感謝とともにいつも思い出します。
伊佐の田園風景は四季折々に特徴がありますが、この時期はたばこ田の苗が日に日に成長するのに驚かされます。土手が青くなっていくよりも速いスピードでたばこ田は緑に覆われていきます。かつては伊佐では100戸数近くのたばこ耕作農家がありましたが、廃作奨励や農家の高齢化などにより現在では15戸にまで減少しています。1戸当たりの面積は増えていますが全体収穫量は全盛時と比べると半減しています。たばこ耕作者には「念者(ねんしゃ)」が多く、何を作らせても成功すると言われていました。ネギやカボチャ、契約作物などに加え、畜産(生産牛)を本格的に取り組んでいるかつてのたばこ耕作者もいます。
新年度に入りまして「伊佐市応援寄附金」も新たにお願いいたしたいと思います。平成25年度は1200名を超える方々に応援していただきました。総額も約1500万円になりました。心から御礼申し上げます。活用する事業をご指定いただいている方もありますし、私どもの考えにお任せいただいてる方もございます。ありがたい応援寄付金ですので、市政発展のために大切に活用させていただきます。御礼にお送りしている今までの3品に加えまして、26年度は伊佐米も選択のひとつになりましたのでお知らせします。’知る人ぞ知る’伊佐米の美味しさを、広く全国の伊佐ふるさと応援の皆様に知っていただきたいと思います。
関西でふるさとを実感できる「第10回関西かごしまファンデー」が26日・27日に京セラドーム大阪で開催されます。私は二年毎に行われる伊佐市消防団操法大会のために止む無く出席できませんが、代わりに副市長と担当職員や伊佐市観光特産協会の皆様が一緒に参加いたします。おおいに「伊佐市」のPRに努めたいと思います。今年度は、操法大会などを通じて大いに女性消防団の発足を呼び掛け、市民の協力をいただきたいと思います。26年度が花見のように伊佐市に関係する全ての皆様が幸福感を味わえる年度であるように、安心・安全を祈りたいと思います。 〈 美しき花に隠れし老鶯のいつかは君に逢える日を -新- 〉
桜木の花を明りに歩く道
一陣の風に別れの花吹雪
一年生母に手を振る子の笑顔
駆けあがる子らの歓声土手青む
水温む魚影も大きくなり始む
田に畑に命の水と肥の匂ひ -新-
- こんな時には?