田園を揺らす風
2016年06月30日
青田風、まさに7月の伊佐の青々とした田園を揺らす風のことではないでしょうか。私の最も好きな風景です。大規模農家は今月初旬まで田植えが続きますが、ほとんどの農家は先月末に終わったようです。先月は水田にか細い苗がまるで水面に浮いているようでもありました。今月になり、稲株は根が張り、茎の青さもはっきりしてきました。田を渡る風に葉がさざ波を立てるが如く揺れています。まさに命の風景と呼びたいぐらいです。暑い夏を耐えながら、やがて小さな白い花が咲き、秋には伊佐平野は一面の黄金色に変わります。命の源をこの7月に見ることができます。
6月議会終了後の今月は、出張とイベントの多い月になります。2日は阿久根市との交流として、阿久根大島海水浴場海開きへ出かけます。梅雨の晴れ間を期待しながら、伊佐にはない海の文化や風情を潮風とともに楽しみたいと思います。川内川改修促進期成会の活動がこの時期には続きます。まず、6日に薩摩川内市、11日は九州地方整備局への要望、21・22日はさつま町と共同で取組んでいます曽木の滝、大鶴湖、川内川を活用した自然体験型事業(DMO)の自治体研修会に参加します。月末の27・28日は国土交通省など中央での要望となります。翌日の29日には国道447号整備促進期成会と、さつま町と一緒に奥薩摩振興の中央要望も計画しているので、県並びに各市町との連携した要望活動になります。
7月の大きなイベントは30日(土曜日)の伊佐市夏祭りでの夕方からの市民総手踊りですが、月始めの3日(日曜日)の伊佐市消防団操法大会も二年に一回の大きなイベントとなります。この大会で小型ポンプの部・自動車ポンプの部それぞれの優勝チームが伊佐の代表として、24日の姶良・伊佐大会へ出場します。それぞれの分団の名誉をかけておこなわれますので、白熱した真剣な競技となります。要員だけでなく全ての団員が、仕事の傍ら時間を調整して練習に励んできた2ヵ月間でした。早いところは3~4カ月前から準備に入った分団もあったそうです。指導していただいた消防署職員へも御礼申し上げます。
梅雨明けを待ち切れずにパークゴルフやグランドゴルフの練習に打ち込んでいらっしゃる市民の皆様はお元気そのものです。仲間と一緒に練習やプレーをすることは、医療費の低減や要介護や認知症にならないためにとても効果があります。
7日のがらっぱパークゴルフ大会(湯之尾パークゴルフ場)や、9日の保護司会グラウンドゴルフ大会(市営球場)は、私もご挨拶に伺いますが、練習の成果を発揮する絶好のチャンスです。目標は励みになり、結果は次へのチャレンジやリベンジとなります。けっして興奮したり放棄したりしないで、楽しいプレーに徹してください。
田植え後の青々とした田園風景に秋の豊作を願います。ここ2年余り好況な市場が続いているのが子牛生産の分野で、今月も14日・15日に薩摩中央市場でのセリ市の予定です。先月下旬から今月中旬まで中部東海・関西市場へ出荷されるのが、伊佐の夏カボチャです。4月下旬から始まった鹿児島県のカボチャのリレー出荷のアンカーを務めるのが伊佐ということで、品質の良さで市場で高い評価を得ています。先月は20日から22日までJAと一緒にトップセールスし、24日には両市場のバイヤーに来市いただき、品質保持のための生産者研修をおこない、今後の信用とさらなる振興をお約束しました。
個人的には市役所内の部署対抗のゴルフ大会に参加しようと思います。23日(土曜日)溝辺カントリーと聞いていますが、いくつもの池をレイアウトしたコースだそうです。先月もゴルフ練習場で練習をする時間すら全くなかったです、今回もおそらくぶっつけ本番となるでしょう。ゴルフ歴は35年ぐらいになるのですが腕は下がる一方です、もっぱらTV録画したトーナメントを早送りで見るようなことしかできず、実戦で生かせないのが残念です。なにも考えないで無の境地で臨むことが、案外いい結果になるのではないかと淡い期待を持っています。淡い期待そのものが無の境地ではないと言われそうです。
もう一つ個人的には19日の夕方からKAKAO会(‘鹿児島を勝手に応援する会’の略)の交流会に参加します。鹿児島市のホテルでおこなわれますが、昨年9月の東京でのKAKAO会に参加したのがご縁となり、今回の鹿児島での交流会に案内をいただきました。20日は小中学校の終業式です。いよいよ夏休みも始まります。早い梅雨明けや災害のないことを祈っております。熱中症や事故・怪我のないことをお互い十分気をつけながら、この暑い夏を乗り切りましょう。夏休みはふるさとを近く感じる季節です。お帰りをお待ちしています。
頼りなき早苗青田の風の中
凌霄花蝶を遊ばす昼下がり
短冊の願い届けよ天の川
夏休み寮には誰もいなくなり
手踊りの浴衣うなじに光る汗
若衆の背中で「祭」の踊りだす -新-
- こんな時には?