若者が育つ伊佐市へ
2016年12月28日
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
新しい年が希望に溢れ、皆様の幸多きことを心から願っております。除夜の鐘とともに新しい年に命が繋がりました。高浜虚子の’去年今年貫く棒の如きもの’を実感として感じる瞬間でした。今年の干支は酉でありますが、20年前まで私は採卵養鶏場を経営していました。その頃はお宮詣りでも「今年こそは儲けるぞ!」と気合を入れたものでした。当時は現在のような鳥インフルエンザの脅威もなかったので、生産量と売上額に関心が高かったのでしょう。しかし、近年は鳥インフルエンザの脅威にさらされるので、まず衛生管理と完璧な防疫を神様に誓います。
郡山八幡神社をはじめ三社詣りと言わず多くの神社やパワースポットを巡ることが元旦元日の習慣です。特に馬頭観音様は近年特に気持が入ります。伊佐で有名な畜産の神様は下手水天宮です。例年11月28日の大祭には伝承されている郷土芸能『錫杖踊り』が奉納されるほどです。正月に訪れる人々の記帳も、家内安全とともに家畜の健康と命への感謝が伺えます。私は自宅近くの馬頭観音様に手を合わせますが、今では住宅地の中にあります。この一帯は私の幼い頃の’かくれんぼ’やお兄ちゃん達と草野球に夢中になった’種場所’、いわゆる馬の生殖場所の広場でした。
私が大切にしている御神籤があります。赤坂にある豊川稲荷東京別院で引いた第三番です。運転免許証の中にいつも入れています。今年は免許更新(誕生日1月6日)になっているので久しぶりに見ることでした。内容はそれほどでもない『大吉』なのですが何故か大切にしています。<冬かれて 休みしときに 深山木は 花咲く春の 待たれけるかな> 願望は時がくれば叶う、商売は利益少なし時を待て、争事は自我をおさえよ等々・・さほど大吉らしくないのですが、出産については安産安心せよ、旅行は楽しき旅になると書かれています。豊川稲荷で思い出すのは10年前に境内の入り口で出会った次の言葉でした。<追うよりも 迎えるこころが 春を呼ぶ> 大口市長3期目後半の財政が厳しい時でした。
10年を経て財政は好転してきていると思いますが、今後は人口減少に伴って国からの地方交付税が5年毎に5%~10%減少していくと予測しています。組織のスリム化や市民の皆様との共働共生を図りながら、一般財源としての市税と地方交付税の使い方、その選択と集中について考える平成29年になると思います。昨年の選挙では皆様のご支持をいただきました。御礼とともにしっかりした市政運営に取り組みます。来年は市制10周年を迎えます。その前年としての今年は将来の伊佐市の目指すべき方向、あるべき姿をしっかりと考える年と位置付けております。様々な機会に皆様のご意見や提案をいただきたいと思います。
成人式のお祝いを文化会館で3日に行い、4日は仕事始めになります。新春の子牛初セリ市も薩摩中央市場で4・5日に開催します。昨年からの高値が期待されます。仕事始め翌日の5日はさっそく当初予算市長査定に入ります(10・11・16日の4日間)。6日が昨年の選挙日程の影響で延びていた12月議会最終日となります。6日の夜に商工会青年部新春懇談会、7日に針持和牛部会新年会、8日の伊佐市消防出初め式(陸上競技場)には是非皆さんのご来場をお持ちしています。9日に菱刈剣道大会、伊佐交歓小学校バレーボール大会です。10日の始業式で児童・生徒は3学期をスタートします。
県外市外への出張12日に秋田県へ地域経済委員会視察研修、13日に東京の関係省庁への新年挨拶としています。19日の夜は鹿児島市で伊佐大泉の会正月例会に出席します。21日は城山観光ホテルに於いて開催される鹿児島大学病院地域医療支援センター講演会に参加します。25・26日は東京・埼玉・滋賀の企業訪問を予定しています。27日は縁ある二つの企業の講演会並びに賀詞交歓会・式典です。(株)ユピテルがホテル京セラ、(株)三栄の35周年式典が城山観光ホテルです。31日は県主催のかごしま食の大交流会in TOKYOに参ります。
他にも市内の行事としては、平成13年から工事が始まった国道267号線バイパス工事が完了しましたので、木ノ氏バイパス開通式典として大口高校校庭北側で28日午前中開通式を行います。市街地への交通安全と物流車両往来に効果が上がることになります。元旦から8日まで市内各地で厄払い鬼火焚きが開催されます、迫力ある炎をお楽しみください。若者に引き継がれた冬の風物詩・氷の祭典が2回目の〝アイスワールド〟として28日に文化会館前で開催されます。今年は50mの氷の滑り台も復活すると聞いています。是非お越しください。翌日29日には県地区対抗女子駅伝競走大会が霧島市で行われます。高校生や社会人に有力選手がいますので期待してください。
今年も元気にスタートいたしました。学生時代の夏休みにイギリスでホームスティした頃聴いたルルの♪いつも心に太陽を♪の如く、中・高生の教育にも力を入れ、若者が育つ伊佐市を目指したいと思います。今年もよろしくお願いします。
初春の光集めて宮詣り
竹刀振る未だ青春寒稽古
凛として女子も出初めの列にあり
韓国を仰ぎて校歌成人式
大人びた彼に再会成人式
初打ちは今年もOB厄払い -新鶏ー
- こんな時には?