「この一年に感謝」
2018年12月01日
一年を締めくくる最後の月になりました。今月は師走の文字の如く大晦日まで走り回る日々でしょう。12月定例議会が先月30日に招集され、21日の最終本会議までとなっています。日常の仕事とは別に各種団体や色々なグループから忘年会のご案内もいただきますので、体調管理をしっかりしながらできるだけ出席したいと考えています。日頃はゆっくり話す機会も少ないので、いろんな新しい話題で情報を耳にすることができます。コミュニケーション力を発揮できるいいチャンスと思っています。地元商店街の活性化のためにも、忘年会や新年会は地元で行っていただくようにお願いしています。
朝夕の冷え込みも伊佐らしくなってきましたので、高齢者や体の弱い方々の体調が心配になります。特にインフルエンザや風邪は肺炎などを引き起こしますので、くれぐれも健康管理にご留意いただきたいと思います。若いから大丈夫とは限りません。忘年会が続くと飲み過ぎから体調を壊したり、焼酎の温かさで汗をかき薄着になったり、ちょっとした油断が風邪の原因になります。気の合う仲間との飲み会は楽しく、忘年会はいつもにない非日常の魅力がありますので大いに楽しんでください。
気の合う仲間の懇親会にとても素敵な東京のお店を紹介したいと思います。地下鉄丸ノ内線赤坂駅、出口6番を出て道路向かい側の正面ビル地下1階にある、『九州焼肉てにをは』です。伊佐市出身の出水様が経営されているお店です。先月、伊佐にご縁のある在京の若者と一緒に焼肉と焼酎を楽しみました。写真の1列右端が出水様、2列右2番目が私です。肉(牛・豚・鶏など)、お米、ネギなどの野菜は伊佐や鹿児島にこだわり、焼酎はすべて伊佐の焼酎です。ぜひネットで検索していただき、メニューや料金をお確かめ下さい。とてもリーズナブルです。
今年は硫黄山の噴火の影響を除けばいい年だったと思うのですが、250年ぶりの噴火により川内川流域500ha(全伊佐の水田面積の2割)の稲作を断念しなければなりませんでした。河川の水質汚染による断念ではなく、風評被害から伊佐全部のお米の取引に影響が出ることを懸念しての断念でした。いわゆる、’伊佐米’というブランド米を守るための決断でした。’予防的災害被害’ということになるので共済保険が適用されるか心配でしたが、(前)齋藤農水大臣をはじめ農水省のご理解により今年に限っては適用していただきました。
今年は台風の上陸もなく、大雨も比較的少なく、稲が大規模に倒伏することもなく、ウンカなどの害虫も台風が運んでこなかったので、品質の良い豊作の年になりました。これだけは神様に感謝です。硫黄山の噴火活動が鎮まってくれるように毎日祈っていることが、いつかは通じることを信じています。市と県が協力して、今後の稲作を安心して安全に続けられるようにいくつかの手立てをしいます。まずは水質の検査・報告をホームページ上で公開し、もしもの場合に備えて、水質異常に即座に対応できるセンサー付きの水門の整備など来年へ向けて動き始めています。
今年は市制10周年ということで、年度初めから新しいイベントや冠行事で忙しく、特に8月下旬の五木寛之先生のご講演から先月までは、週末ごとに職員の総応援態勢であっという間の100日間だったような気がします。今月は2日に第11回ふれあい駅伝大会、9日に伊佐地区ロードレース大会などいよいよ駅伝のシーズンになりました。文化面では、2日と16日に文化会館にていさのおんがくたいコンサート、8日に文化会館で市制10周年記念事業として、大口こども劇場プロデュースによる「親子で観よう!人形劇鑑賞会~おやゆぶひめ~真冬に春がやってきた」が上演されます。大口子ども劇場で活動していた日高さんの初めての凱旋公演でもありますので、皆さんで励ましていただきたいと思います。23日は現代版組踊「鬼武蔵~TADAMOTO忠元」の公演が文化会館大ホールにて行われます。若者の一所懸命な舞台を、是非ご覧ください。
大晦日までは、これまで以上に早く感じられると思いますが、忙しさのあまりに交通事故やお掃除・作業中の怪我にご注意いただきたいと思います。新年の消防出初式で規律訓練披露を行う第7分団から第10分団の消防団員は、先月から始めた練習をさらに充実させながら、仕事を終えて夜の総合グランドで練習しています。併せてラッパ隊と梯子隊も練習に入っています。このような活動があればこそ市の安全安心が守られていると実感し、心から感謝をいたします。来年の干支である「亥」には無病息災の意味があると言われます。今年一年を無事終えることに感謝し、皆様の来年のご多幸とご健勝をお祈りいたします。
ポインセチア寄り添う二人イブの夜
星冴えて街に灯りの消えし夜
イルミネーション街は光の中にあり
去年今年氏子総出の大掃除
平成に最後の祈り除夜の鐘 -新鶏ー
- こんな時には?