田植うる喜び

2019年05月31日

 苗床で日に日に育っている早苗がまもなく広い水田へ整然と植えかえられ、伊佐平野の水田は六月のひと月で青田へ見事に変ります。日々変わりゆく景色にみなぎるエネルギーを感じるので、六月は私の大好きな月のひとつです。昨年は硫黄山噴火の影響で、大好きな六月は稲作断念という厳しい現実に向き合うことになりました。湯之尾から曾木までの川内川流域約500haの稲作を中止した昨年のことを思えば、今年は田植えができることに大きな喜びを感じています。農家の皆さんも生き生きと、とても明るい表情です。

 

 

 今年の稲作を再開できたことは、関係機関の皆様のご提言やご指導のお陰だったと、心から感謝しています。センサーによる自動開閉水門を右岸・左岸二か所に設置していただき、万が一に備え安心して栽培ができるようになりました。伊佐米を作りたいという農家の皆様の強い気持ちが、関係機関を動かしたことになります。伊佐米の人気の秘密は、ブランドとして確立したものを農家の皆さんが愛と誇りで、さらに安全安心な美味しい伊佐米にして消費者にお届けするところにあるのではないでしょうか。

 

 

 伊佐の四季折々を思い起こせば、印象的な風景や催事がいくつもあります。忠元公園の千本桜や曾木の滝公園の紅葉など数多くありますが、伊佐平野全体のイメージとして印象深いのは、今月末から来月初めにかけて田植えがほぼ終わる頃の青田の風情でしょう。月初めは水も張られていない田んぼを耕起するトラクターが行き交い、やがて水が張られ水田として代掻きが始まり、山並みや青空を映しながら田植えが続けられ、伊佐平野のすべてが青田へと変化していきます。青田に吹く風も降る雨も、照り付ける太陽も、美味しいお米になるように早苗を強く育てているようでもあります。

 

 

 田植えを終えた頃の伊佐は、カエルの鳴き声も一段と大きくなり、風景だけを見るのではなく五感をはたらかせて風情を楽しむこともできます。数年前の同窓会で同級生が語ってくれたことを思い出します。田舎としてのふるさとを感じるのは、農道や畦道で轢死しているカエルを、においも連想しながら思い出すことだそうです。桜や紅葉に代表されるような絵になる風景も心のふるさとですが、カエルやセミのうるさいほどの鳴き声と儚さを、印象として切り取る彼の感性に脱帽したほどでした。

 

 

 今月は議会日程の合間を縫って出張となります。テレビの台詞じゃないですが、「ボーっとしてるんじゃないよ!!」と言われないように心地よい緊張感でしっかり行ってまいります。今年の大口高校同窓会も東京・関西ともに6月に開催されますので、8日の東京、15日の大阪、いずれにも出席する予定にしており、皆さんとお会いするのを楽しみにしています。8日の同窓会の翌日は宮城県南三陸町へ向かいます。今年度は4月から女性職員を派遣していますので、町長さんや職場の皆さんへの挨拶を兼ねて訪問します。7年前に同じく派遣職員として南三陸町で働いていた二人の職員も同行します。10日の夜に再び東京に帰り、11日・12日の全国市長会へ出席しますので、8日上京してから帰宅する12日までの5日間は不在となります。15日の関西での同窓会は、前日の東京での石田総務大臣の市区町村長向けの講演を聞いてから大阪へ向かうことになります。鹿児島での伊佐会はホテルパレスインで29日に予定されています。

 

 

 14日の国体リハーサル大会・九州高校総体カヌー競技大会開会式を湯之尾の菱刈カヌー競技場で行いますが、私が出張のため副市長に対応していただきます。市民の皆様に毎月1日と15日の広報「いさ」でいろいろなことを紹介していますが、1日の親子ふれあい映画会(ふれセン)、2日いさのおんがくたい(文化会館)、毎水曜日の元気ポイントアップ忠元(忠元公園)など、お友達とご一緒にお楽しみください。長寿健診・胃がん検診がこころ館で22日から24日まで、まごし館で25・26日にありますので、対象者の方々はお忘れなく受診されますようよろしくお願いします。梅雨に入りますが、元気にお過ごしいただきますように皆様の健康をお祈りしています。

 

 

自転車のペタルも軽ろし衣替え

銀鱗に瀬音も優し川開き

月映す水田(みずた)さざ波青田風

新緑の霧雨けむる昼下がり

紫陽花に雨は優しく三味線(しゃみ)の音

‘♪ふるさとを浴衣の君が三味線(しゃみ)を弾く  -新鶏-

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