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ラストメッセージ 

2020年11月01日

 

 紅葉も色づき、銀杏とのコントラストが見事な曾木の滝公園です。良寛(りょうかん)の俳句に‘裏を見せ表を見せて散る紅葉’とありますが、一人静かに過ごす時間があればこその情景です。最後の市ホームページでの挨拶になりましたが、旧大口市時代から数えて25年間の市長としての務めを今月29日をもって終えることになります。すべての皆様に心より感謝申し上げます。45歳で初当選して70歳の今日まで、まさに良寛さんの俳句のような日々だったかもしれません。

 

 


 多くの出会いがあり数しれない方々のお世話になり、それぞれに退職や退任、多くの別れがありました。その度に思い出していた俳句が‘散る桜残る桜も散る桜’でした。その日が私にも来たということになります。立命館大学を卒業してリーガロイヤルホテルでしばらく働き、27歳で帰省して養鶏業を引き継ぎ、33歳から市議会議員を3期して市長になりましたので、定年退職とか任期満了とか、終わる日が決まっていて現役を退く人たちを羨ましくも思っていました。

 

 

 


 振り返れば多くのことが思い出されます。終わり良ければすべて良しとしたいところですが、市政全般にまだまだ努力が足りなかったことを反省しています。40・50代の頃は若さに任せて前へ前への気持ちが強かったです。明治大学ラグビー部の(故)北島忠治(きたじまちゅうじ)監督を見習っていました。還暦を前にして合併新市の伊佐市がスタートしてからは、市民の融和を第一に考えましたが、初年度に県民体育大会伊佐大会やNHKのど自慢、榎木孝明さん主演の映画「半次郎」の地元ロケ協力など、市民が一丸となる催しに恵まれました。

 

 

 平成23年3月11日に発災した東日本大震災・大津波による被災地支援のため、市民の皆様から寄せられた支援物資を大型トラックに積み込み、被災地で物資の仕分けをするため、マイクロバスの室内に畳を敷いて、数名の職員が乗り込み、遠路、宮城県南三陸町へと向かった。これを縁として南三陸町への支援や職員派遣が10年続くことになりました。先月28日に来市された佐藤 仁(さとう じん)町長から感謝状と記念品を有難くもいただきました。被災地での経験を積んだ支援・派遣職員が、市職員をはじめ伊佐市民全体の防災意識の向上に果たした役割は大きかったです。私たちこそ感謝しなければなりません。

 


 私は70歳という年齢を区切りに行政の仕事から離れますが、伊佐市にとってのこれからの4年間はとても重要な期間になります。平成29年度から検討してきました新庁舎建設は、平成30年度に基本構想、令和元年度に基本計画を策定して、令和2年度の現在は設計業者を選定し、市広報誌への詳しい掲載や住民説明会など行っているところです。令和3年度までに基本設計と実施設計を終え、令和4・5年度に建設という運びになります。国が推進する行政のデジタル化も新しい取り組みとして加速しなければなりません。

 

 

 現在、市役所には優秀な職員が揃っています。ベテランから若手までそれぞれの専門分野で大いに力を発揮しています。新庁舎建設担当部局だけでなく、すべての課・係の職員が有機的に連携しながら計画を進めています。合併初年度に一丸となったように、合併10年を経て新たな伊佐市へと進む中で、さらに結束を固めて取り組んでいます。中途半端な庁舎建設では20年後に再び大規模改修工事をしなければならない恐れがあります。未来の世代のための新庁舎建設です。

 

 


 今年の私の10ヶ月間はコロナ禍により県外への出張などが極端に少なくなり、ふるさと会の方々をはじめ、これまでにお世話になった方々にお会いすることができませんでした。とても心残りですが、コロナの影響が一日でも早く好転するように願っています。最近ではコロナとの共生をいかにうまくしていくかと考えるようになりました。マスクや手洗い・消毒の励行、3密を避けるなど公衆衛生意識を高めて、安心してお暮らしいただくよう願っております。

 

 

 今月8日に市長選挙と市議会議員選挙の告示が行われ、15日が投票日となります。市長選挙は現在のところ3名の立候補予定者です。市議会議員選挙は定数16名に22名の立候補予定者です。今までは私自身が選挙の渦中にいたので周囲が見えなかったと思います。ひとりの市民として立候補予定者のそれぞれの公約を読んでいると、誠実な人とそうでない人の判別ができます。市民の皆様も心の内では同じような思いではないでしょうか。未来は市民の皆様の判断で決まります。伊佐市発展の新しいスタートにしましょう。

 

 

 27日が金曜日ですので、その日が市役所にいる最後の日になりますが、29日の日曜日に大口ふれあいセンターでおこなわれる海音寺潮五郎先生を記念した海潮忌・文学フェスティバルが、私にとって最後の公務になります。先生がふるさと大口を赤塚村としてお書きになった上下巻「二本の銀杏」を読むにはまさにピッタリの季節です。源昌房とお国さんが銀杏吹雪のなかを消えていくような情景です。平成12年度鹿児島県民文化祭のひとつとして、伊佐市文化会館(当時大口文化会館)で演じた「二本の銀杏」の舞台を思い出しながらラストメッセージといたします。

 長年ご笑読いただき、誠に有難うございました。

 

 狂おしき恋は銀杏海潮忌
 古民家の紅葉映えして曾木の滝
 強面も優しくなりて菊人形
 新米に遠きふるさと近づきぬ
 仕事終え西日見送る案山子かな
 居酒屋に灯り戻りておでん食う  -新鶏-

 

平成21年 映画「半次郎」ロケ風景

過去のお知らせ パブリックコメント・公聴会

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