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伊佐の今

2021年05月01日

 

 朝晩はまだまだ冷え込むものの、昼間は打って変わって暑さを感じるようになり、伊佐の田園や山々の風景も変わり始めました。昨年は、これまで経験したことのない脅威とされた新型コロナウイルスの影響により、学校には休校要請が出され、各種イベントや地域行事、協議会総会、研修会、交流会等が軒並み中止されていましたが、今年に入ってからは、感染防止対策の方法や伊佐市内感染者数が抑えられている等の理由からでしょうか、学校は平常に近い状況で運営されるようになり、例年通り各コミュニティ協議会総会をはじめ、各種行事も徐々に行われるようになってきています。

 

 

 4月に入ってから、JA水稲部会山野支部総会や子牛セリ市、カミチクグループの事業方針説明会、JAかぼちゃ部会女性部研修会、春季畜産共進会、酪農振興協議会総会、たばこ耕作者意見交換会、各種スポーツ大会からご案内いただきましたが、体温測定、マスク着用、手指消毒等の感染対策実施による開催でしたので喜んで出席させていただきました。

 いよいよ今年も伊佐の農業が動き出したという感じです。昨年は作物によっては遅霜や豪雨災害等の影響を受け減収になった作物が多く、畜産では新型コロナの影響を受け、一時的に価格が下落するなど厳しい状況にもなりましたが、現在は持ち直してきていますので、今年は価格の安定と作物の豊作を祈るばかりです。

 

 春の伊佐では、忠元公園の千本桜をはじめ、各地域で素晴らしい桜風景を楽しむことができますが、「大口城を愛する会」の皆さんの意欲的な活動により忠元公園に並ぶ新たな桜の名所が生まれようとしています。また「大口城を愛する会」の代表は新東晃一(しんとうこういち)氏で、この活動には隈元新(くまもとしん)前伊佐市長も参加されています。

 活動場所は、大口小学校の裏山に位置している大口城跡で、2016年3月に調査をするために5名から始まり、雑木や竹に覆われて荒れた大口城跡を整備するために毎週土曜日に作業が行われ、その活動は桜オーナー制度による毎年の桜植栽イベントへ発展しました。現在、苗木の植栽は500本を超えているそうです。

 新東晃一氏によると目標は1,000本植栽ということですので、現在は折り返し地点ということになります。この活動の始まりに植えられた苗木は成長し、わずかながら花を咲かせるまでに成長しています。近い将来1,000本植栽の目標を達成し、忠元公園と大口城跡の桜が満開を迎えたときのことを想像すると将来が楽しみで幸せな気分になります。

 私は、昨年から参加させていただいており、たいしたお役にも立てていませんが目標達成までこの活動を続けていきたいと思っています。

 ちなみに桜苗木1本2,000円でオーナーになれますので、皆さんもどうぞ参加をお願いします。志高き有志の皆さまに心から感謝と敬意を表したいと思います。

 

 

 新年度の人事異動により、4月から新体制でスタートを切りましたが、今年は例年と違い副市長の人事もありましたので、そのことに少し触れたいと思います。

 私が市長就任の初登庁の日は、時任良倫(ときとうよしみち)副市長(当時)に迎えられ、スムーズに気持ちよくスタートすることができました。時任前副市長は職員時代の尊敬する上司で、温厚な性格と的確なアドバイスで指導していただきました。

 

 私が市長に就任してからは、元上司としての雰囲気を一切出されることなく、私を市長として接していただき、支えていただきました。市長就任してまもなく少し落ち着いた頃に「新しい市長が誕生し、副市長についても新体制でのスタートが必要だから年内で辞任したい。」と申し出がありました。

 この段階での副市長人事については、全くの白紙状態でしたので、残っていただくようお願いしようか、言われるとおり新体制でのスタートを切るために申し出を受け入れようかと悩みましたが、私が発した言葉は、「任期満了となる1月31日の最後まで残っていただけませんか。」でした。その後しばらく考えられましたが、私のわがままを聞いていただき任期満了まで支えていただきました。本当に感謝でした。

 

 それから新しい副市長の人選を考えるようになり、私の中に「人望も厚い副市長を失うことに見合うぐらいの思い切った人事をしなければ」と考えるようになりました。

 通常、副市長人事には、行政経験豊富な市役所OBや国県からの出向者を起用することが「常識」とされているところがありますが、私の公約で、「これまでの常識を打ち破り失敗を恐れずチャレンジしていく」と訴えてきたこともあり、あえて「常識」を覆した人選にチャレンジすることにしました。

 観光客の増加や交流人口の増加を公約で掲げていましたので、具体的な方策を示して行動するために、九州最大の都市である福岡に着目しました。

 

 幸い私は平成12年4月から平成14年3月までの2年間、社団法人福岡中小企業経営者協会兼大口市福岡事務所(以後中経協という)に出向経験があり、その当時に大変お世話になり影響を受けた中経協の小早川明德(こばやかわあきのり)会長(選挙の出陣式にも駆けつけていただいた)を通じて、お世話になっていた観光と交流のプロ集団であるJR九州の石原進(いしはらすすむ)氏(現在はJR九州特別顧問、一般社団法人九州観光推進機構会長)へ、目的、キャリア、年齢、人格等の人選における私のリクエストを聞いていただき、JR九州システムソリューションズ株式会社取締役基盤本部本部長の前田創之(まえだくにゆき)氏を推薦していただきました。 

 2ヶ月間、副市長不在の状態でご迷惑とご心配をおかけしましたが、4月1日から前田創之副市長が就任しましたのでよろしくお願いします。

 

 4月26日には、台北駐日本経済文化代表処駐日代表の謝長廷(シャ チョウテイ)氏、駐福岡台湾総領事館総領事の陳忠正(チン チュウセイ)氏、その他台湾報道機関関係者による曽木発電所遺構や曽木の滝公園への訪問がありました。

 曽木の滝ボランティアガイドの皆さんや株式会社やさしいまちの坂元正照会長はじめ皆さんの対応が素晴らしかったこともあり、「とても素晴らしい景色ですね。」「薬草料理はとてもおいしいですね。」「最高ですね。」「これから宣伝できますね。」など、私たちが喜び自信になるようなお褒めの言葉をいただきました。

 

 謝長廷駐日代表、陳忠正総領事との食事の際に坂元会長が言われていた「人間にとって最も大切なのは健康です。金持ちだけが先進の医療が受けられて、お金のない人は我慢しなければならないというのはおかしく、健康は平等に与えられるもの。だから普段から健康のために自然界に豊富にある薬草を食べて日常の習慣から健康になることが重要だと思います。」が心に響き、利他の心で事業を進めていただいていることが実感できました。

 

 

 台湾の御一行様を見送るとき、深々と頭を下げられ、姿が見えなくなっても下げ続けている光景に衝撃を受けました。おそらく私を見送られた際にも同じようにされていたのだと思います。この心は必ず台湾の御一行様にも伝わっているはずです。見習いたいと思います。

この1ヶ月間は、多くの素晴らしい出会い、感動、学習を経験できた素晴らしい毎日でした。これからの1ヶ月間も素晴らしい毎日を楽しみながら、夢ある伊佐のために一緒に頑張りましょう。

 

 

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