復興と前進
2021年12月28日
明けましておめでとうございます。希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年を振り返ますと、7月の豪雨により市内全域で甚大な災害が発生し、8月中旬以降からは新型コロナウイルス感染が急激に拡大するなど、目まぐるしく過ぎた一年でした。豪雨災害により被災されたみなさま、新型コロナで影響を受けられたみなさまに対して心からお見舞い申し上げます。災害発生直後は落胆した雰囲気に包まれていましたが、多くの方々から心温まる励ましや支援金を届けていただきましたことに、心より感謝を申し上げます。一日も早い災害復旧にむけて、国・県の支援をいただきながら全力で取り組んでまいります。
新型コロナ対策では、伊佐市医師会や関係機関のご協力のもとワクチン接種が順調に行われ、12歳以上の約9割の方々が2回目接種まで完了しています。これから3回目接種に向けて準備を進めていきますので、引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。また、疲弊した地域経済の浮揚を願って伊佐プレミアム商品券の発行など市独自の事業を行いました。感染者数の減少に伴い、飲食における人数・時間の制限は解除されましたので、感染対策をとりながら地域経済の活性化に対するご協力をお願い申し上げます。
その他観光地の再生や活性化も必要です。豪雨により被災した曽木発電所遺構や曽木の滝公園展望所の1日も早い復旧を進めてまいります。また、伊佐のイメージアップ戦略として鹿児島県出身の女優、上白石萌歌さんを起用したPR活動を展開しています。今後も積極的に伊佐の魅力を発信して、市内外を問わず多くの観光客の方に訪れていただき、地域の稼ぐ力を高めてまいりたいと思います。
一方、テレワークなどの働き方改革が加速し、国のデジタル庁の創設をはじめ、社会全体のデジタル化が急激に進んでおります。自治体サービスにおいてデジタル技術やデータを活用して利便性を向上させるとともに、業務の効率化が求められています。誰一人として取り残さない優しいデジダル化を実現するためには、市民のみなさまと身近に接する地方自治体の役割は極めて大きいものです。
伊佐市の重要なプロジェクトである新庁舎建設と特別支援学校誘致、教育日本一への取り組みなど実現に向けて一歩ずつ進めてまいります。これからも市民のみなさまと向き合いながら、さまざまなご意見やご提案をいただき、夢と希望を感じられるまちづくりをめざしながら前へ進んでまいりますので、今年も温かいご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
新しい年の門出にあたり、みなさまのご健勝とご多幸を心より祈念いたしまして私の新年のごあいさつといたします。
- こんな時には?