寒さは伊佐の魅力
2022年02月01日
朝夕寒い毎日ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか?毎年今の季節になると朝のあいさつで、「伊佐はやっぱり寒い」、「さすが鹿児島の北海道」、「伊佐は寒くなければいいけど」など合言葉のように使われることが多くなります。寒さでは伊佐より過酷な環境(真冬は零下10℃以下が日常)で育ち、小学校4年生から新聞配達をしていた私にとって、伊佐の寒さは逆に心地よく感じて、とても好きです。新聞記事に伊佐の話題でたびたび取り上げていただく「つらら」は伊佐の大きな魅力です。以前、尊敬する先輩がおっしゃった「平穏な毎日で何不自由ない生活を送っていると人間はダメになる。不自由があり思いどおりにならないからこそ頑張る元気がうまれ成長していける。」を思い出しながら、伊佐の寒さをネガティブに捉えるのか、鹿児島県で一番寒い特性を魅力とポジティブに捉えるのかは考え方次第だと思っています。零下の寒い朝、朝靄を見ると背筋が伸び気合が入ります。そんな朝のスタートがあるからこそ元気で充実した毎日を過ごせているのだと思っています。感謝
さて、伊佐市での新型コロナウイルス感染状況は、伊佐市医師会や医療従事者、各関係機関、そして市民の皆さまのご協力により、昨年9月2日から感染者の確認はありませんでしたが、今年に入り国内で急激な感染拡大がみられ、同時に鹿児島県においても感染拡大が進み伊佐市においても1月13日に1人の感染者が確認されてから感染者が増加しています。昨年末まで全国的にみられた感染状況の鎮静化はワクチン接種による効果が大きいと考えられていますので現在進めているワクチンの3回目接種を受けていただき、引き続き感染予防対策にご協力をいただきますようお願いいたします。
1月3日は伊佐市出身者264名(男性127名、女性137名)の新成人を対象に成人式を行いました。当日は7名の実行委員により工夫を凝らしながら新型コロナ対策としてコンパクトにした内容で進められ、会場に来て参加する人、会場での参加が叶わずWebにより参加する人と分かれましたが、式典会場で誰一人として私語がない真剣な態度にとても感動し、当日述べた祝辞では「今日参加の皆さんの態度により素晴らしい式典になっています。ありがとう。」と申し上げました。
1月4日は仕事始め式を市役所や伊佐北姶良環境管理組合(未来館)、伊佐北姶良火葬場管理組合、大口リサイクルプラザ、伊佐市衛生センター(きらり館)で行い、午後からは伊佐市シルバー人材センターの仕事始め式に出席し、餅つき大会にも参加しました。1月5日から12日まで令和4年度当初予算に係る市長ヒアリングで各課からの説明を受けながら活発な議論ができました。職員には「ヒアリング中は遠慮せずに思ったことはお互いに述べ合い終わったらノーサイドでやりましょう」と伝えながら進めました。各課の全ヒアリング日程が終了後、ある課から「市長の考えをもう少し詳しく聞きたい」との申し入れがあり協議の場を設け、職員から多くの意見が出され私からも事業に対する考え方や思いを伝え最後はお互いに納得できたことに嬉しさと手応えを感じました。1月6日は第3回新型コロナワクチン接種医療機関説明会に出席し伊佐市医師会の皆さまに、これまでのコロナ対策へのお礼と今後の協力についてお願いをさせていただきました。
1月11日には建物火災が発生し現場に駆けつけました。既に地元消防団と消防職員の懸命な消火活動が行われており、間もなくして鎮火しました。しかし大変残念なことに今回の火災で1名がお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈りいたします。なお消火活動にご尽力いただいた地元消防団OBや消防団、消防職員をはじめ、警察の皆さんに感謝申し上げたいと思います。1月14日は建設業労働災害防止大会(大口分会)のご案内がありました。郡山八幡神社にて執り行われた安全祈願祭に参列してから大会に出席し、祝辞の中で令和2年、3年と続いた豪雨災害における災害復旧工事とインフラ整備への協力と安全対策のお願いを申し上げました。
1月15日は牛のセリ市に行きました。平均価格は雌の1日目681千円(前回より11千円安)、2日目694千円(前回より2千円高)、去勢の1日目753千円(前回より19千円高)、2日目756千円(前回より22千円高)でした。今年はじめてのセリ市で価格に注目していましたが、前年末と大きな変動がないことを確認しました。また、夕方からは第35回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会及び第69回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会伊佐地区選手団結団式を開き、「チームワークを強固にして、たすきをつないでほしい」と激励しました。伊佐市単独でのチーム編成は大変厳しいものがありますが、選手やチームスタッフ、関係者の皆さんの努力によって出場し地域に感動と元気をもたらしてくれています。
1月30日(日)は第35回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会が行われ、伊佐チームは昨年と同じ10位と素晴らしい成績を残し健闘してくれました。新型コロナ感染対策で私は昨年に続きテレビでの応援でしたが、レース終了直後に山脇監督に送ったメールの返信に「ありがとうございました。選手はギリギリまで、故障等で選手の変更もあった中で、今年も想定通り走ってくれました。あと少しCクラス優勝に届きませんでした。」とあり、悔しいながらも選手を讃えながら労わる内容が書かれてきました。本当にギリギリの中でよく頑張ってくれた監督はじめスタッフの皆さん、そして何よりも選手の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。今月は男子が出走します。新型コロナ感染対策で沿道での応援自粛などの制約がありますが、みんなで注目しできる範囲でしっかり応援しましょう。
1月19日はたんぽぽ親の会主催で「行政の方々と語る会」が行われ、前田副市長、森教育長をはじめ今回は全課長にも参加してもらい出席しました。親の会4名の方からそれぞれの立場で感情が込められた発表を聞かせていただいた後、三役それぞれに感想や今後の対応についてコメントしました。また、偶然といいましょうか、何かの縁を感じたのですが、午後からは湧水町長と湧水町教育長、伊佐市教育長とともに伊佐市へ特別支援学校設置のお願いに県教育長と面会予定になっていました。東條広光県教育長に午前中の様子を話しながら伊佐市と湧水町が一体となった誘致の意気込みをお伝えしてきました。1月21日は伊佐・国分・さつま地区の葉たばこ振興会による播種式が行われ、私も関係団体や生産者の方々と一緒に豊作を願いながら播種作業に参加しました。
1月23日には駐福岡台湾総領事の陳銘俊(チン メイシュン)ご夫妻と渉外課長の李杰宏(リ ケツコウ)氏が出水市での「ラムサール条約湿地登録記念式典」に出席された後に曽木の滝公園の視察にお見えになりました。この訪問は、昨年12月15日に駐福岡台湾総領事館を表敬訪問の際に陳銘俊総領事と交わした約束の中の一つでしたがこんなに早く実現するとは思っていませんでした。昨年4月に謝長廷(シャ チョウテイ)大使ご一行が伊佐市を訪問されたときや昨年12月に駐福岡台湾総領事館を訪問したときに強く印象に残ったことは、常に一貫した丁重な対応で信頼できる方々だということでした。
今回陳総領事から私の携帯電話に連絡をいただいたときは心から歓迎したいと思いました。(満足いく接待ができたかは不明ですが)なお昼食会場のリクエストには沖田黒豚牧場「牧場民宿レストラン和(のどか)」にお連れしたところです。当日対応してくださった株式会社やさしいまちの皆さん、観光ボランティアガイド伊佐の風の皆さん、九州台湾同郷会副会長の山田怡如(やまだ いじょ)さんご夫妻、株式会社共進組の黒木さんには大変お世話になり、ありがとうございました。今後は台湾の都市との姉妹都市盟約や特産品等の経済交流、小中学生をはじめとする人的交流を進めていくことで意見が一致しました。今後の展開がとても楽しみです。
ここには書ききれませんが1月は多くの出会いや行事が行われあっという間の1ヶ月でした。今月は新型コロナウイルス感染拡大により各行事は中止または延期になり、感染対策も強化しながらの対応になると思われますが一所懸命に頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。
最後に願いを込めた駄作です。 コロナ禍で みんなのつらさ 分かち合う
- こんな時には?