「THE FIRST SLAM DUNK」
2023年02月01日
今更私が言うまでもなく、SLAM DUNKやバガボンドの作者で伊佐市出身の漫画家、井上雄彦さんの映画「THE FIRST SLAM DUNK」が令和4年12月3日に公開されました。この映画の監督・脚本は井上雄彦さんが担当され、公開前からマスコミでも多く取り上げられ注目を集めていた作品でしたので鑑賞できる日がくることを楽しみにしていました。昨年11月12日に行われた「大口小学校創立150周年記念式典」において、卒業生である井上雄彦さんからのメッセージが紹介され私たちに喜びと感動を与えていただきました。そのことがきっかけとなり、大口小学校創立150周年記念式典実行委員会の企画で、多くの制約や困難を乗り越えながら、伊佐市での特別上映会が1月22日(日)に実現し、私も注目の映画に触れることができました。当日は感動的な内容に釘付けになり、私を含め、涙を流す観客もおられ、上映が終了すると大きな拍手が巻き起こりました。このように素晴らしい出会いを演出される伊佐市出身の井上雄彦さんの魅力に触れ、改めて誇りの想いを強くし幸せな時間に感謝しながら過ごすことができました。是非とも皆さんもご覧いただきますようお勧めします。
話しは変わりますが、1月24日(火)の昼過ぎは、全国市長会財政委員会・都市税制調査委員会や理事・評議員合同会議出席と、日頃からお世話になっている人からの紹介で知り合った企業を訪問するために鹿児島空港から羽田空港に向けて飛び立ちました。この日の天気予報は、「今季最強の寒気襲来の影響により夜から翌朝にかけて大雪の恐れ」となっており、既に昼前からみぞれ交じりの雨が降り始め、離陸のとき窓から外を覗けば景色が見えないほどに吹雪に変わっており、「関東地方も同じ状況であれば着陸は難しいかもしれない。」と不安を抱えながらのフライトでした。私の心配をよそに関東方面の天気は晴れで、予定どおり着陸することができましたが、気流の乱れによりジェットコースターと錯覚するぐらいの激しい揺れで、恥ずかしいことに思わず何度も声を上げてしましました。寒気襲来による積雪により、伊佐に相応しい、真っ白に雪化粧された絶景やつららを見ることができ喜んだ人たちもいたと思いますが、一方では凍結のため、交通規制や水道事情等で混乱される場面もあり複雑な心境でした。
今から30年ほど前、鹿児島県森林インストラクター資格を取得する研修会で一人の自然体験活動家のH・Nさんと出会いました。H・Nさんとは自然体験に対する話で意気投合し、その当時、夏に行うのが定番だったテントでのキャンプを、悲観的に言われていた伊佐の寒さを逆転の発想で一番寒い2月に「みんなでつららを見に行こう!」をキャッチフレーズに「奥十曽さむさむキャンプ」を一緒に始めたことがありました。特にルールは設けずにそれぞれのグループで楽しむスタイルでスタートしますが、食事を済ませ夜になると自然と人が集まり始め会話も弾むようになりました。夏のキャンプに比べ、虫がいない、火のありがたさ、そしてテントの中で一緒に暖を取り合う家族や友人のありがたさ等を参加者全員で実感し、感動を覚えるキャンプとなり、その時に、キャンプは夏にするのもではなく冬にするものだと思うようになったものでした。「さむさむキャンプ」も回を重ねていくうちに、わざわざ千葉県から参加者していただく家族も出てくる等盛り上がってきた矢先、環境保護を理由に奥十曽のキャップ場が閉鎖されることになり、つららを見ることのできるキャンプは終了したのでした。
もし、今でも続けることができていれば、きっと魅力あるイベントとして成長を遂げていたのだと思います。やはり名物になるために必要なことは「継続は力なり」です。今からでも伊佐の寒さを活かしたまちづくりを進めることは可能性のあることだと思いますので、寒さには良いところも悪いところもありますが、良いところを活かしながら前に進んでいきたいと思います。今年はこれまで新型コロナウイルス感染の影響により中止されてきた「伊佐市消防出初式」が3年ぶりに開催されました。私にとっては、市長に就任して初めての経験でしたので、何もかもが新鮮で感動の連続でした。日頃から地域の安全・安心のためにご尽力いただいている消防団や消防職員、関係者の皆さんに心より感謝申し上げるとともに、今回、表彰を受けられた消防団員の皆さまにお祝いを申し上げたいと思います。
1月の行事について紹介します。
1月3日は新成人の年齢が18歳に引き下げられたことにより、昨年までの「成人式」から今年からは「二十歳のつどい」に変更し行いました。コロナ禍の中ではありましたが、164名の参加があり思い出に残る式典となりました。祝辞の冒頭で、私語もなく真剣な態度の参加者に対して「皆さんの真剣な態度に感動しました、ありがとうございます。」と申し上げました。
1月4日は仕事始め式でした。市役所を皮切りに、伊佐北姶良環境管理組合(未来館)、伊佐北姶良火葬場管理組合、大口リサイクルプラザ、伊佐市衛生センター(きらり館)を訪問しました。また、午後からは伊佐市シルバー人材センターの仕事始め式に出席し、夕方には地元進出企業2社から新年のあいさつにお越しいただきました。
1月5日は午前中、地域おこし協力隊の着任式、お世話になっておる企業から新年のあいさつにお越しいただき、午後から令和5年度当初予算市長ヒアリングでした。(12日まで)
1月6日は早朝、毎月恒例になってきた「ゴミ拾い活動」に参加しました。今回も第一生命保険株式会社の皆さんにも参加いただきました。感謝。その後、地元進出企業から新年のあいさつにお越しいただきました。
1月8日は3年ぶりとなった「伊佐市消防出初式」でした。
1月10日は伊佐湧水地区交通安全協会より新年のあいさつにお越しいただきました。
1月11日は4月から伊佐市に進出していただくことになった伊藤ハムグループのサンキョーミート株式会社から新年のあいさつにお越しいただきました。
1月12日は南九州中部地域医療連携協議会設立総会にWEBで参加し、午後から鹿児島県市長会定例会に出席しました。
1月13日は建設業労働災害防止大会(大口分会)に出席しました。郡山八幡神社での安全祈願祭参列後大会に出席し、祝辞の中で豪雨災害復旧工事とインフラ整備に対するお礼と安全対策のお願いを申し上げました。夕方から、カミチクグループ主催で講演会と賀詞交歓会が開催され出席しました。講演会の講師はワタミ株式会社代表取締役会長兼社長の渡邉美樹氏で今後の日本経済とカミチクと共同で進める戦略について貴重な話を聞かせていただきました。
1月14日は菱刈小学校創立150周年記念式典に出席しました。コロナ禍の中で学校関係者と児童、限られた来賓での式典でしたが、心のこもった素晴らしい式典でした。また、夜は第36回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会及び第70回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会の伊佐チーム選手団結団式でした。いよいよ鹿児島県の冬の風物詩である駅伝大会が始まります。伊佐チームは人口のハンデを言い訳にせず必死に頑張っています。伊佐チームに対する皆さんからの応援をよろしくお願いします。
1月15日は子牛の初セリに行きました。平均価格は昨年12月とほぼ一緒でしたが、やはり昨年から続く飼料価格高騰の影響が出ているようです。対策を考えなければなりません。
1月16日は令和5年度当初予算やゼロカーボンシティ、農林業後継者励ましの会等について協議しました。
1月17日は牛尾川河川工事要望書提出のために池畑県議とともに県庁を訪問しました。
帰庁後、動物愛護作文コンテスト入賞の羽月西小学校3年生楠八重哉斗さんがお父さんと入賞報告に来てくれました。夜は、伊佐市体育功労者等表彰式で9名の個人と1団体が表彰を受けられました。地域のスポーツ振興に貢献された皆さまに心より感謝申し上げます。
1月18日は伊佐農林高校の農林技術科課題研究発表会が伊佐市文化会館で行われました。2年生と3年生それぞれに、林業分野、畜産分野(鶏、豚、牛)、作物分野、食品加工分野等の研究成果について素晴らしい発表をしてくれました。この研究内容は今後の地域課題につながるものばかりで継続することで地域の基幹産業に役立つものだと感心させられました。学校の素晴らしい取組みに対して大いに満足する内容でした。
1月19日は明治安田生命保険相互会社と伊佐市の包括連携協定を締結しました。その後、出水市の椎木市長が鳥インフルエンザの協力に対するお礼のあいさつにお越しいただき、経営戦略会議終了後、夕方から3年ぶりに鹿児島市で開催された「伊佐大泉の会(倉野教安会長)」に出席し、伊佐大泉を愛していただいている方々と美味しく飲みながら楽しい時間を過ごさせていただきました。
1月20日は消防課長会、県市町村職員共済組合理事会に出席。
1月22日は午前中、文化財防火デーとして、白木神社、郡山八幡神社、祁答院家住宅、箱崎神社の防火訓練をそれぞれの地域の消防団、消防職員により行いました。午後からは「THE FIRST SLAM DUNK」を鑑賞しました。
1月23日は鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会全員協議会・議員研修会に出席。
1月24・25日は企業訪問と全国市長会理事・評議員合同会議に出席のため東京出張。
1月26日は「いさドラゴンカップ実行委員会」の皆さんが4年ぶりの大会実施の報告のために来室。令和5年度からは「校区コミュニティ協議会対抗ドラゴンレース大会」も計画されており、「燃ゆる感動かごしま国体」の開催も行われることになっており、楽しみ一杯でワクワクする話で盛り上がりました。
1月27日は硫黄山の噴火によって建設された「水質改善施設」が完成し、えびの市、湧水町、伊佐市の立ち会いで見学会が行われ出席しました。立派な施設が完成したことで、川内川の水質が安定することが確認でき貴重な見学会となりました。帰庁後は地元企業から新年のあいさつにお越しいただき、夜は伊佐市スポーツ少年団指導者・母集団研修会に参加しました。講師は、伊佐市とサブタウンパートナー協定を結び、今年からV3参戦が決定している男子バレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」のGM川畑俊輔氏でした。
1月28日は第36回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会開会式に出席しました。
1月29日は第36回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会の応援に行きました。伊佐チームは11位とチームの目標には届きませんでしたが選手は一所懸命にピンクの襷をつなぎ感動する走りを見せてくれました。中でも20回出場の坂口さん、15回出場の大迫さんの頑張りには感謝しかありません。選手やスタッフの皆さん、関係者の皆さん本当にありがとう!
今月は男子が出走します。今年は応援の自粛はありませんのでみんなで注目しながら精一杯応援しましょう。選手への後押しをよろしくお願いします。
1月30日から2月2日まで静岡、東京、宮城に向けて出張します。大変お世話になっておる企業訪問と地域資源を活用した新事業開発について可能性を探ってきたいと思います。
今回も私の拙いつぶやきを読んでいただきありがとうございました。アフターコロナを見据えながら前に進んで行こうと思います。今月も皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。最後に伊佐をイメージして詠んだ駄作です。
-肩窄め 笑顔溢れる 雪化粧-
- こんな時には?