帰って来た楽しい毎日
2023年09月01日
日本で初めて新型コロナウイルス感染が確認されてから約3年半が経過しましたが、皆さんも感じておられるとおり、伊佐市内外では、以前のように各種行事やイベントが行われるようになり、嬉しいことに楽しい毎日を過ごしています。
昨年までは中止されてきた、夏祭りや各種講演会、イベントに招待いただき出席するたびに、「3年ぶり(4年ぶり)の開催になりました。」というフレーズが多く聞かれますので、私が市長に就任して初めて参加する行事がたくさんあることになります。
7月末から8月にかけて伊佐市では、伊佐市夏祭り花火大会、市中パレード、総手踊り、をはじめ各種研修会や講演会、各総会、舞台公演、校区単位や企業主催で行われる夏祭り、スポーツ合宿、各種懇親会等が行われるようになり、市民の皆さんは当然だと思いますが、私も楽しい毎日を過ごしてきました。
また、日頃から伊佐市と姉妹都市として交流の深い西之表市から、今年は鉄砲伝来480周年記念、第54回種子島鉄砲まつりの招待状が届き、火縄銃演舞披露会と種子島鉄砲まつり歓迎レセプションに出席しました。種子屋久島高速船トッピーが港に着いた時、全国各地から参加されている火縄銃保存会の皆さんによる火縄銃演舞は、既に始まっており、到着早々会場に案内していただき、迫力満点の火縄銃実演を体験しました。その後、夜に行われた歓迎レセプションでは、ポルトガルの大使をはじめ大阪府堺市や滋賀県長浜市とともに姉妹都市として紹介され、僭越ながら私は乾杯のあいさつをさせていただきました。
乾杯のあいさつでまず私が申し上げたのは、令和2年度と3年度に発生した豪雨災害に対応するために、西之表市から伊佐市(農政課耕地係)に派遣していただいた4名の職員に対する感謝とお礼のことばでした。当時派遣していただいた農政課で直接担当した3名の職員も今回同行し、西之表市の八板市長や西之表市からの派遣職員に直接、お礼を伝えることができたことは良かったと思いますし、今まで以上の交流が図られたと思います。
西之表市の八板市長からは、「以前、西之表市が被災した際に、当時の大口市から職員を派遣していただき、助けていただいたことに恩返しをしたいとずっと思っていたので、今回、それができて良かったと思っています。」と温かいことばを返していただき嬉しい気持ちになりました。
そんな嬉しい時間を過ごし、20日(日)には、私一人で始発のトッピーで西之表市を後にして、「県民文化フェスタinいさ」の会場に急ぎました。数年前から伊佐市で県の文化祭が開催される予定でしたが、新型コロナの影響等もありやっと今年実現されることになりました。
私は開会式で主催地代表来賓あいさつをお願いされていましたので、伊佐市のPRと伊佐市で開催されることに対してのお礼を述べさせていただきました。
オープニングを飾っていただいた「霧島九面太鼓保存会」による和太鼓演奏と姶良市の郷土芸能「漆おごじょ会」、その後の藤間流藤美会伊佐支部、絵川流胡蝶会、藤間流秀三華会、伊佐市出身の三島吏恵(カンツォーネ)さん、SMILE UP DANCE CREW、ラス・フローレス、伊佐レクダンス協会、アールティスタジオタヒチ&フラ、ラブリーフレンズ、石井流秀岱会、ブブの皆さんによる演技の全てにおいて「素晴らしい」の一言に尽きる内容で、日頃の努力の積み重ねに頭の下がる思いで見ていました。
鹿児島県文化協会の原口泉先生からは、「伊佐は文化のレベルが高いですね。」、鹿児島県県文化協会の役員さんからは「文化会館は地方の施設としては素晴らしい施設ですが、そこを運営する人たちがしっかりとされていることも素晴らしいですね。」と褒めていただき誇らしい気持ちになりました。鹿児島県文化協会伊佐支部の皆さん、裏方として頑張ってくれた市職員、舞台操作で欠かせないIさんやUさんにも感謝します。
褒めていただいた伊佐市の高い文化水準を今後も繫いでいけるよう、伊佐市文化協会の皆さんの活動支援を積極的に行っていきたいと思いますので、皆さんにもご支援をいただきますようによろしくお願いします。
今回も職員メールを1通紹介したいと思います。
「夏祭り」
先週の土曜日から月曜日まで各校区で夏祭りが行われました。12日(土)は牛尾と羽月西校区、13日(日)は平出水校区、そして昨日が山野校区でした。今度の土曜日は曽木校区や南永校区でも予定されていますので、皆さんも是非見に行っていただければ喜ばれると思います。
12日(土)は18時から開始予定だった牛尾校区にお邪魔し、あいさつと手踊りに参加させていただきました。地元の方から焼酎と焼きそばをいただきながら、少しの時間でしたが懇談することができました。牛尾校区では、何人かの職員がスタッフとして頑張ってくれていました。
牛尾校区の会場は18時30分まで楽しんで、その後は羽月西校区の会場に向かいました。羽月西校区の夏祭りは、羽月西小学校体育館で行われていました。天気は良かったのですが、プログラムのメインになっていた交響楽団の演奏を考えると頷けるような気がしました。交響楽団の演奏は高校生と一般のコラボで素晴らしい音色を奏でていただきました。団のアナウンス担当だったT課長のコメントは、流暢で大変聞きやすく素晴らしかったですね。Gさん、M代表監査委員もいつも演奏されており素敵な趣味?をお持ちで羨ましいと会場の人たちと話をしながら鑑賞することでした。
会場の外では、K課長がスタッフとして頑張っていました。OBのSさんも中心になり活動されて地域の中心的立場で頑張っておられることに感激しながら見ていました。
13日(日)は平出水校区でした。この日は掛け持ちではなかったので、勧められました生ビールや焼酎もいただきながら終了時刻まで地域の方々と楽しい時間を過ごしました。舞台では多くの出演者で盛り上げていただき、その中でもMさんの弟さんの演奏はいつ聞いても素晴らしいと思っていますが、音狂(togurui)の自作の歌にも感動しました。親に感謝することばや「頑張ろう」のメッセージが込められた歌詞など素晴らしい歌を作ってくれています。
そして締めくくりは、山野校区でした。牛尾校区他の夏祭り会場は全て小学校のグランドや体育館でしたが、山野校区の会場は、廃校になっている旧山野中学校のグランドで行われていますので大変ありがたいことだと思っています。グランドの芝の管理や校舎周辺の立木の伐採、除草作業等の環境整備も行っていただいています。他の校区のスタート時間は18時でしたが、山野校区は17時でしたのでちょっと違った雰囲気でした。
今回の夏祭りで、牛尾、平出水、山野と3校区連合で花火を打ち上げようと企画し実現されたということでした。現在、3校区の交流は進んでおり、来年は教育委員会社会教育課で行っている「ふるさと学寮」も3校区合同で実施したいと話をされているようで大変素晴らしいことだと思いました。
夏祭りをはじめ多くのイベントや行事は、行うよりはしない方が楽で、失敗のリスクを負うこともありませんが、人への感動や記憶、地域の元気等何も残りません。今回実施された、牛尾校区、羽月西校区、平出水校区、山野校区、そして今度の土曜日に予定されている南永校区、曽木校区の皆さんに感謝と敬意を表したいと思います。
自分の子ども時代、思い出として鮮明に残っている行事の一つに夏祭りがありますが、みんなの頑張りで創り上げられた夏祭りの思い出は、今の就学前の子供たちや小学生、中学生にも郷土の誇りとして記憶に刻まれ、素晴らしい思い出となることでしょう。
今年に入り、このまちにも元気が蘇ってきました。熱い人々の住むこの地域は、今から飛躍するだろうと嬉しい気持ちになりながら楽しい時間を過ごした3日間でした。
皆さんに感謝。 橋本 拝
8月の行事について主なものを紹介します。
1日は8時30分から銀杏文芸賞について打ち合わせ。10時から伊佐市議会全員協議会出席。13時30分から伊佐市人権同和問題研修会、講師に宮崎保氏(ヒューマンバンド「熱と光」代表)演題「ちょっと心をかしてくれませんか」で心打たれる内容でした。人権問題は自分に置き換え考えることで無くしていけると思います。大切なことです。15時30分から、平和の火リレー要望書受取式。18時から大口高校ふるさと歴史講座(全6回コースで開校式に出席。)大口高校吉満校長先生の強い思いで実現しました。
3日は9時から7月末に行われた「鹿児島県中学総体共通砲丸投げで優勝し全国大会出場を果たした、菱刈中学校3年生の山下友希さんが報告のために市長室に来てくれました。この生徒は、小学校時代に南日本新聞に投稿した作文で最優秀賞を受賞しており、その内容が労働やおじいちゃんに対する感謝が綴られていたことをはっきり覚えており、「あの考え方を継続できれば何かやってくれる人だと思っていました。」と述べました。
4日は7時30分から環境政策課職員が毎月行ってくれている、市内ゴミ拾い活動に参加をしました。今回も第一生命保険株式会社の皆さまにも参加していただき、一緒に汗をかいていただきました。今回は菱刈庁舎に集合し周辺のゴミ拾いを行いました。9時30分から国道447号整備促進期成会総会(えびの市)。
5日は冒頭でも触れましたが16時から「DRUM TAO」による公演、18時から「かごしまJAZZと焼酎の夕べin伊佐」が行われ楽しい贅沢な時間を過ごしました。
7日は8時から「子牛のセリ市」に参加。13時から奥薩摩水と緑の郷づくり推進協議会総会。16時から㈱F社長来室。
8日は8時30分から伊佐市シルバー人材センターから理事長他3名来室。10時から伊佐市議会臨時議会。新庁舎建設に係る位置条例と補正予算について審議、採決をお願いし、位置条例と補正予算について可決をいただきました。ありがとうございました。15時から伊佐市経営戦略会議。
9日、10日は台風接近に伴い待機。
12日は牛尾校区夏祭り。羽月西校区夏祭り。
13日は平出水校区夏祭り。
14日は山野校区夏祭り。
15日は10時から平成5年度全国中学生カヌースプリント選手権大会の報告に指導者の枦木駿さんと選手の﨑山祐さん、﨑山唯さん、稲盛莉大さん、山下大翔さん、内園田篤獅さん、末松柚羽さんの7名が来てくれました。(南日本新聞に掲載)11時50分から令和5年度戦没者追悼式を伊佐市文化会館で5年ぶりに開催しました。国や家族の行く末を案じて異国の地で亡くなられた先人に対して心より感謝を申し上げます。17時10分からは鹿児島女子高校陸上競技部の皆さんが、伊佐市陸上競技場で合宿を始められたので伊佐米をもって激励にいきました。先日行われた年代別陸上世界選手権で2位に輝いた大山藍選手をはじめ駅伝大会で上位を目指す選手など、熱い中それそれの課題に対して、ひたすら目標に向かって努力する各選手の姿を見ながら多くの元気と勇気をいただきました。また後日、鹿児島女子高校の主将、永吉愛佳さんから直筆のお礼の葉書が私宛に届きました。早速、私も返事を書いて投函しましたが、こんな心配りができる高校生に感動しています。部員の皆さんの心配りの資質は当然ながらそのような指導をされている指導者の先生方にも感謝申し上げます。
16日は10時に伊佐市の環境整備に役立ててほしいとMさんから多額の寄付を届けていただきました。忠元公園から下りたフェンスが錆びて見苦しくなっているので、改修に利用させていただきます。14時30分から伊佐湧水環境管理組合議会。16時から伊佐湧水消防組合臨時議会。
17日は10時30分から「燃ゆる感動かごしま国体自衛隊協力に関する協定締結式」が県庁で行われ出席しました。13時30分からは鹿児島県市町村政研修会が川商ホールで行われ、第1部はテレビの「そこまで言って委員会」でお馴染みの宮家邦彦氏の講演会、第2部はマラソン大会のユニークな解説でお馴染みの増田明美さんの講演会でした。二人とも話される内容は違うものの興味深い内容で聴き入っていました。世界情勢を注視しながら考える必要性と人生山あり谷ありですが、どんな気持ちで乗り越えるかなど多くの学びがありました。
18日は10時から姶良・伊佐地区介護保険組合議会定例会(霧島市)。18時から大口高校同窓会総会に出席しました。会場となった大口グリーンホテルでは、大口高校生徒とトリコロールで共同開発された「大口高校米(マイ)クッキー」が販売されており、翌日から訪問する西之表市へのお土産として6セット購入しました。
また、伊佐市出身で伊佐ふるさと応援大使のシンガーソングライターの実愛(みお)さんのミニライブも行われました。会場で販売されていた伊佐市に関係の深い内容となっている、CD「曽木の滝~桜の精の物語~」を購入し、その内の一枚に「八板市長さんへ」とサインを書いていただき西之表市長へのお土産とすることにしました。実愛さんのニューシングルは曽木の滝をはじめ伊佐市を紹介する内容になっており、カップリング曲の「世界一やさしいまち」も同様で素晴らしい歌に仕上がっています。皆さまも是非一枚いかがですか?
19日は西之表市より種子島鉄砲まつり(火縄銃演舞披露会と種子島鉄砲まつり歓迎レセプション)出席。
20日は8時に種子島港出発し、13時より「県民文化フェスタinいさ2023」出席し、素晴らしい舞台での競演に幸せな時間を過ごしました。
21日~22日は人間ドックでした。
23日は8時から消防課長会。10時から市への寄付贈呈者訪問。13時30分から公明党窪田哲也参議院議員から表敬訪問。14時30分から鹿児島県後期高齢者医療広域連合事務局来室。
24日は10時30分から鹿児島県市町村行政推進協議会第1回地域経済委員会(鹿児島市)。18時30分から新型コロナワクチン接種伊佐市医療機関説明会。
25日は13時30分から鹿児島県福岡事務所牧元所長、千鳥恋さん(伊佐市より出向)来室。千鳥さんの福岡生活は充実しているようで笑顔が絶えない状況でした。福岡事務所の牧元所長はじめスタッフの皆さんに感謝しています。14時30分から伊佐市文化協長平川聖一会長来室。16時から定例課長会。18時からジャパンファーム夏祭り参加。
26日は8時30分から川内宮之城道路建設促進期成会決起大会。この期成会は、薩摩川内市の田中市長を会長とし、さつま町の上野町長と私が副会長として組織されており、川内港からの物流促進のために必要な道路整備促進を訴える決起集会で約700名の参加のもと盛大に行われました。13時30分から地元国会議員による国政報告会に出席。16時30分から大口電子夏祭り参加。
27日は17時から永尾自治会交流会に参加。
28日~30日まで台湾の花蓮市を訪問予定でしたが台風接近のため延期としました。
30日は川内川河川事務所長来室。
31日は9時から伊佐湧水消防組合全国操法大会結果報告。10時から伊佐市議会9月定例会招集日でした。いよいよ9月議会も始まりました。
8月は終戦記念日という特別な日がある月です。先日読んでいた本に特攻隊員として命を捧げられた方が残された歌が紹介されていました。
「国のため 捨てる命は 惜しからで ただ思わるる 国の行く末」
「風に散る 花の我が身は いとわねど 心にかかる 日の本の末」
国のために命を捧げて戦った尊敬すべき先人たちの思いはやはり、国や家族の行く末を案じ幸せを願う、その一点であったことが分かります。
現代の恵まれた環境で生活させていただいている私たちに、このような行動を真似することができるのでしょうか?このような先人たちに対して感謝する気持ちをどれだけ持って生活しているのでしょうか?戦後78年が経過しましたが、いつまでも風化させてはならない歴史であり歴史の教訓に学び、感謝の心を忘れることなく、伊佐の未来のために、今やるべきこと、できることを笑顔で頑張ります。
今月もよろしくお願いします。
橋本 欣也 拝
- こんな時には?