当たり前ではない日常に感謝
2024年02月01日
令和6年は波乱の幕開けとなりました。元日の夕方に石川県能登半島で発生した能登半島地震、翌2日に羽田空港で発生した海上保安庁航空機と日本航空機の事故と立て続けで発生し、連日夢でも見ているかのような感覚で映像を見ていました。今回の地震災害や事故により多くの方々がお亡くなりになり、今もなお発見に至っていない方々も多数おられます。また、過酷な条件での避難生活を強いられておられる方々も多数いらっしゃいます。被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々に対して心より哀悼の意を表したいと思います。
今の私たちの日常の生活は、決して当たり前ではなく、感謝の気持ちで過ごさなければならないのだと改めて考えさせられ、思い知らされたと思っています。日常の生活でありがちな些細なことに対する愚痴、他人に対する誹謗中傷、失敗の原因を自分以外に求め、不平不満を口にする光景などを見ることがありますが、そんな日常であっても安心して暮らせている環境で生活できていることは当たり前ではなく、幸せと考えるべきであり感謝していく必要があると思います。
今回の地震災害や事故を教訓に「明日はわが身」の想いで、災害が発生した場合であっても命を守ることを最優先に地域の安全対策をイメージしながら進めなければなりません。
年始めから重苦しいニュースに包まれた日本列島でしたが、伊佐市では1月3日に「二十歳のつどい」を実施しました。今年のテーマは「きばいやんせ~新たなる未来へ~」として8人の実行委員の進行で進められましたが、参加者の真剣な態度に感動しながらの素晴らしい式典となりました。
その中で主催者あいさつとして、「石川県能登半島地震で被災された人の中には、皆さんと同じように二十歳のつどいに出席することを楽しみにしていた人もたくさんいたと思います。そういう意味からも今日この会場に参加できていることに感謝し、その人たちの分まで一生忘れることのないような素晴らしい1日にしてください。」と申し上げました。
今年の干支は辰ですが、1964年(東京オリンピック開催年)生まれの私は、年男の年となりました。十二支の中で唯一、空想の生き物である龍(辰)は、天に昇る様子から、中国では古来より成功や発展の象徴として、縁起がよいとされているそうですので、今後に期待したいと思います。
【今回も職員メールを1通紹介したいと思います。】
題名「鹿児島ラーメン王決定戦」
昨日はらーめん処「力」の野添社長と星野議員が市長室にお見えになり、5年ぶりに開催される「鹿児島ラーメン王決定戦」出場報告をしていただきました。県下18店舗の出場になるようですが、今回も地元伊佐市より出場されることは本当に嬉しいことです。期間は2月23日~25日まででウォーターフロントパークで開催されます。この期間は3連休ですので皆さんにも是非とも参加して応援して欲しいと思います。
前売り券はファミリーマートで900円購入できるそうですが、当日券も1,000円で販売されるようです。当然ながら、この大会で優勝すると知名度が上がり来客数も飛躍的に伸びるそうですので、伊佐市の元気のためには大変重要なことです。野添社長からは「夜になると伊佐市に限らず地方のまちはどこも真っ暗になり、その光景を見ていると元気があるまちには感じられません。夜のまちに火を灯すのは飲食店だと思います。私はその思いで夜も店を開店しています。」と熱い想いを聴くことができましたが、本当にそのとおりだと思いました。
今回のイベントをみんなで応援しましょう。鹿児島市在住の家族や友人にも紹介をお願いします。夜に営業している店や施設が多いほどまちには元気があると感じるのは皆さんもそう思われると思います。そういった意味からも中心市街地の役割は大きいのです。新庁舎建設や大口ふれあいセンターの大規模改修事業は、今後の伊佐市を活性化するためには大変重要な事業だと言えます。今から工事発注が進められ重要な時期に入っていきますのでよろしくお願いします。
私は今から日頃からお世話になっている企業や企業誘致を進めるために県東京事務所等を訪問するために上京します。伊佐市に県の事業として工業団地の整備を進めるためにも県東京事務所訪問で熱意を伝えてきたいと思います。今チャレンジをしなければこのまちは無くなっていくと思います。失敗を恐れずにチャレンジしていきましょう。先日行われました当初予算市長ヒアリングでも同様のことを述べていますが、みんなで新しいことを提案し現状を打破し変えるためにチャレンジしていきましょう。
1月の行事について主なものを紹介します。
3日は13時から「令和6年伊佐市二十歳のつどい」に出席しました。
4日は8時20分から新規採用職員辞令交付式。8時30分から伊佐市役所仕事始め式。9時10分から一部事務組合仕事始め式(未来館、火葬場、大口リサイクルセンター、きらり館)。14時から伊佐市シルバー人材センター仕事始め式(餅つきにも参加)。14時50分からジャパンファーム㈱増田社長来室。15時15分から当初予算市長ヒアリング。17時から住友金属鉱山㈱菱刈鉱山草場鉱山長来室。
5日は8時30分から当初予算市長ヒアリング(終日)。17時15分からサンキョーミート㈱古賀社長来室。
7日は8時から令和6年伊佐市消防出初式でした。午前中はリハーサル、午後から式典でしたが、帽子が飛ばされるような強烈な風が吹き、とにかく寒い1日でした。それでも石川県の能登半島地震で被災された方々に比べたら何でもないことだと話をしながら、逆にこの寒さは消防出初式の醍醐味であり訓練にもなり良かったと思いました。今年は新型コロナウイルスの影響も無くなり、規律訓練や梯子隊の披露も行われ素晴らしい式典となりました。表彰された団員に皆さま本当におめでとうございました。夕方からは、第1分団、第2分団、第3分団、第7分団、第8分団を激励のために訪問しました。
9日は8時30分から㈱大口電子社長来室。9時20分から住友生命鹿児島支社長来室。9時45分から当初予算市長ヒアリング(終日)。
10日は9時から伊佐湧水交通安全協会西会長来室。9時30分から大口冨士福祉館木村館長来室。11時から第3回県市長会定例会(奄美市)。
11日は9時から第3回県市長会定例会行政視察(奄美市)。16時から新庁舎建設協議。16時30分から総務課協議。
12日は7時30分から環境政策課ゴミ拾い活動に参加。今回も第一生命保険株式会社から積極的に参加をいただきました。地域貢献に対する意識の高さに心より敬意を表し感謝いたします。寒い中本当にありがとうございました。9時からサンコーテック㈱池田会長、下野社長来室。10時から建災防鹿児島県支部大口分会安全祈願祭。13時から当初予算市長ヒアリング。
13日は18時から伊佐地区女子駅伝、県下一周駅伝結団式。
14日は8時から子牛初セリ市訪問。11時30分から永尾自治会総会交流会。
15日は10時からラーメン王決定戦出場報告表敬訪問(らーめん処「力」野添社長、星野議員)。13時30分から当初予算市長協議。
16日は9時から関東企業訪問のため上京。(㈱パネット、住友金属鉱山㈱本社)
17日は8時30分から㈱三栄、鹿児島県東京事務所訪問。
18日は8時30分から予定価格。9時から消防組合協議。10時30分からフラーゴラッド鹿児島川畑GM来室。13時30分から県市町村職員共済組合打合せ会(鹿児島市)。16時30分からカミチクグループ創立40周年記念祝賀会(鹿児島市)。18時30分から伊佐大泉の会例会(鹿児島市)。
19日は10時から鹿児島県森林組合系統運動推進委員会(鹿児島市)。13時30分から浄化槽トップセミナー鹿児島(鹿児島市)。18時30分から連合伊佐地区新春旗開き、伊佐市商工会青年部新年賀詞交換会。
21日は8時30分から伊佐市文化財防火デー(白木神社、郡山八幡神社、祁答院家住宅、箱崎神社の防火訓練)。
22日は9時から3月補正市長協議。11時30分から小里事務所来室。13時から宮崎県スポーツ協会来室。13時30分から㈲福岡生花的場社長来室(第32回技能グランプリ出場報告、鹿児島県代表:フラワー装飾)。
23日は11時から台湾福岡陳銘俊総領事訪問。(台湾花蓮市、竹田郷との交流、台湾企業誘致について意見交換)。
24日は大雪のため、7時に出発し県立北薩病院対策協議会要望活動(さつま町、湧水町、伊佐市)で県庁、鹿児島大学病院訪問。
25日は10時から鹿児島トヨタ大口店岩下店長来室。10時30分から行政と語る会について「たんぽぽ親の会」簗瀬代表来室。11時からサンキョーミート㈱から学校給食用として鹿児島県産黒豚贈呈式(古賀社長来室)。12時50分から空港へ(川内川上流河川改修期成同盟会中央要望活動)。
26日は衆議院・参議院議員会館、首相官邸訪問(宮崎県、鹿児島県地元選出国会議員事務所、総理補佐官事務所訪問)。国土交通省水管理・国土保全局長、次長に対して要望活動。18時30分から伊佐黒伊佐会(大口酒造㈱の黒伊佐錦ほか焼酎を楽しむ会)。
27日は15時から第37回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会開会式(霧島市)。
28日は第37回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会が霧島市で開催され、厳しい選手事情にもかかわらず伊佐チームは11位と素晴らしい成績を残してくれました。特に伊佐のスーパーレジェンド坂口一美さんには感謝しかありません。今回、私は10時から第1回伊佐ラグビー交流試合が初めて伊佐市で開催されましたので、駅伝の応援は副市長と教育長にお願いし、ピンクのネクタイを締めて出席しました。
開会式であいさつをさせていただいた後、福岡県、熊本県、鹿児島県から参加されたチームの試合を観戦しました。往年の名選手がシニアパワー全開で見応えのある試合を見せていただきました。お昼は振る舞いの豚汁とおにぎりを美味しくいただきました。皆さんに感謝でした。
29日は10時から伊佐市議会臨時議会。13時30分から「たんぽぽ親の会と行政と語る会」。18時から鹿児島銀行支店長送別会。
30日~2月1日まで台湾花蓮市訪問。今回の訪問で花蓮市との友好交流協定を締結します。今後は経済、観光、人的等多くの交流を通してお互いの発展を進めていきますのでよろしくお願いします。
最後に、私が伊佐市長に就任して3年2か月が経過しましたが、これまで新庁舎建設をはじめ、昨年4月から日本フードパッカー鹿児島㈱の操業終了、県の検討委員会から方針が示された特別支援学校の伊佐・湧水地区への分置、その他多くの課題に向き合ってきました。
日本フードパッカー鹿児島㈱から操業を引き継いでいただいたサンキョーミート㈱伊佐ミートプラントは、目標とされてきた従業員数にも着実に近づいており、経営面においても安定した状態になりつつあります。特別支援学校の分置についても県教育委員会と協議を進めています。新庁舎建設については今月末に説明会を計画していますので、その場において現在までの進捗や完成時のイメージ及び今後の予定について説明をさせていただきます。
昨年末には、国の鹿児島財務事務所長より伊佐市の財政調査に係る結果報告をいただきました。所長からの報告は非常に嬉しい内容でしたので安心していただけると思います。
また、今後の伊佐市にとって夢が広がるような楽しみな話も聞こえるようになってきています。これからも夢を語りながら、笑顔を絶やさず「夢ある伊佐」のために頑張っていきますので、今後とも皆さまのご理解とご支援をいただきますようよろしくお願いします。
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