夢と笑顔
2024年03月01日
波乱の幕開けとなった元日からあっという間に2か月が過ぎました。日々復興に向けて少しずつ前進しているようです。伊佐市からの支援としては、東日本大震災や熊本地震で問題となった支援物資が災害ごみとなり、避難所のスペースを占領したなどの負の教訓を活かして、物資の支援は行わず義援金を募り送ることとしています。その中の一環として、現在、市役所の大口庁舎と菱刈庁舎に義援金箱を設置していますのでご協力をお願いします。
また、人的支援については闇雲に派遣するのではなく、国や石川県からの要請を待って、鹿児島県と連携して必要とされる人材を派遣することとしています。
先月のメッセージでも紹介しましたが、今年の1月31日に台湾の花蓮市と友好交流協定を締結しました。その大きな要因のひとつには、台湾の皆さんの日本に対する温かい想いを強く感じることができたことです。既に皆さんもご存じのことと思いますが、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震に対しても同様に、今回の能登半島地震に対しても台湾の皆さんから巨額の義援金が贈られています。今回の能登半島地震に対しては、13,400件、25億6,000万円が贈られたといわれていますので、日本国民の一人として感謝したいと思います。
話は変わりますが、2月23日~25日まで鹿児島ラーメン王決定戦6~リベンジマッチ~が行われ、伊佐市から「らーめん処 力」が出場しました。このイベントは新型コロナウイルスの影響で5年ぶりの開催となり、前回は開催直前に中止が決定され、出場を予定した「らーめん処 力」の皆さんは悔しい思いをされた、まさしくサブタイトルにあるとおり、リベンジマッチでした。
私は23日だけがスケジュールが空いていたので妻と応援に駆けつけましたが、雨の中あれだけ多くの来場者がおられ、お目当ての各ブースの前に長い行列ができていました。私たちが並ぶブースは当然「らーめん処 力」でした。他のブースよりも多い行列で待つことになりましたが、並んでいる時間が楽しいような嬉しいような気持ちになりました。
人気投票の結果は8位入賞で表彰されることになり、多くの協力者も駆けつけオール伊佐で美味しい味噌ラーメンを提供し臨んだ初めての鹿児島ラーメン王決定戦は素晴らしい結果となりました。野添社長はじめスタッフの皆さんは残念な気持ちもあったかもしれませんが、トロフィーと賞状を手にされたわけですから、心から「皆さん良く頑張りました。おめでとうございます。」と言いたいと思います。
【今回も職員メールを1通紹介したいと思います。】
題名「台湾花蓮市との友好交流協定」
先日は台湾福岡総領事館訪問の報告をしましたが、昨日まで台湾花蓮市に伊佐市訪問団を結成し訪問してきました。目的は花蓮市と伊佐市との友好都市交流協定の締結のためです。訪問団のメンバーは私と池畑県議、市議会から前田議員、大口酒造㈱の向原社長、伊佐市観光特産協会の渕之上会長、猩々農園の猩々社長、イーサキング様、轟木課長、原田主査、そして通訳と交流の橋渡しで大変ご尽力いただいている山田(陳)怡如さんの10名でした。
台北空港から電車に乗り花蓮駅に到着した時には、魏嘉彦市長はじめ多くの横断幕を掲げながらお出迎えいいただき、そのまま夕食会場に案内されました。台湾は家で食事を摂る習慣がなくほとんどが外食のようですので、連日飲食店は賑わっているそうです。私たちが案内された台湾風和食料理店でしたが、とにかく量の多さと豪華さに度肝を抜かれました。そんなことからも花蓮市長はじめ皆さんの本気度が伺えたと思っています。
翌日は、10時から友好交流協定の締結式、その後は花蓮市の魏市長をはじめ花蓮市の議会の皆さま等70名ほどご出席いただき盛大に祝賀会を開いていただきました。ここでも食事の量と種類の多さにびっくりするおもてなしでした。台湾の文化は「食べきれないほどもてなせ」の精神らしく、とにかくこの上ない気配りも併せて感謝と感激でした。地元多民族共演による踊りや歌手の卵の方の歌の披露も素晴らしいでした。
伊佐市には曽木の滝公園がありますが(職員の皆さんにもお世話になりましたが、一昨日までイルミネーションを頑張っていただき、先ほどお礼に来ていただきました。)花蓮市には太魯閣渓谷があり、曽木の滝よりもスケールの大きい迫力ある渓谷でした。その他にも見どころのある観光地がたくさんありますので、お互いの交流が進み相互に訪問することで感動することもあると思います。
昨日は朝8時(日本時間9時)にホテルを出発し、花蓮駅までバスで移動し、花蓮駅から台北駅まで移動し、バスで台北空港まで移動し15時ぐらいの出発で熊本空港行きの中華航空の飛行機に乗りました。今後の交流促進を図る上で、鹿児島から台湾への直行便の運航が再開されることは大変重要になってくると思いますので必要性を訴えていきたいと思います。
今回の訪問では、石川県能登半島地震に対する台湾(花蓮市含む)からの多額の義援金が送られていますが、そのことに対しても日本人としてお礼を申し上げることでした。伊佐市から職員を派遣し、支援を続けてきた南三陸町に対しても、台湾から多額の義援金が贈られていますが、同様に、能登半島地震に対しても多額の義援金がいち早く送られてきています。他国の支援に対してこのような支援を続けることは簡単に出来ることではありません。そういう意味からも今回の(親日である)台湾花蓮市との友好交流協定の締結は「間違いない」選択だったと思います。
人の性格(本心)は、苦しくなったときに現れますので、これまでの経緯を辿れば誰でも分かることでしょう。ITの時代になり、ITの先進国といわれるようになった今日の台湾においても重視されているのは人と人との繋がりであり、このような人々による行動の積み重ねによってめまぐるしい半導体シェアの拡大と経済成長が図られたのでしょう。
このような哲学や行動はもともと日本人が持っていた文化でした(情けは人の為ならず)。そんな哲学が薄れつつある日本において、今こそ台湾との交流を通して学びながら、再興していくチャンスを期待しているところです。皆さんもよろしくお願いします。
2月の行事について主なものを紹介します。
1日は台湾花蓮市滞在から帰国。
2日は10時から住民票・戸籍コンビニ交付セレモニー。13時30分から㈱やさしいまちの坂元氏と高橋氏から曽木の滝イルミネーションお礼のために来室。14時から九州郵便局長協会より車椅子寄贈式。15時より池畑県議来室。16時から大口庁舎消防訓練。18時30分から伊佐市認定農業者の会懇親会。
3日は10時30分から姶良・伊佐地域植樹祭(湧水町)。14時から新春の集い決起集会。
5日は10時から大口酒造㈱向原社長来室(緑化優良工場経済産業大臣表彰報告)。16時から三役(市長・副市長・教育長)連絡会。
6日は10時30分から野生動物撃退装置「モンスターウルフ」除幕式。14時から第2回伊佐市総合振興計画審議会。
7日は11時から鹿児島県市町村振興協会第2回通常理事会(鹿児島市)。15時から伊佐市青色申告会定期総会。17時30分から「川と森」の県際交流推進会議(えびの市・人吉市・湧水町・伊佐市)交流会(えびの市)。
8日は10時30分から㈱グリーンパワーインベストメント社来室。11時40分から菱刈中学校訪問(トリオノートアウトリーチコンサート視察)。13時30分から伊佐市農業再生協議会臨時総会。16時から伊佐市公共施設等管理計画推進本部会議。
9日は7時30分から環境政策課ゴミ拾い活動に参加。今回も第一生命保険株式会社から地域貢献に対する意識で参加いただきました。寒い中、本当にありがとうございました。心より感謝いたします。10時30分から市町村長研修会(鹿児島市)。14時から鹿児島県森林整備公社理事会(鹿児島市)。
10日は10時から第二辺母木橋渡り始め式。14時から本格的なクラシック演奏者である「トリオノート(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ)」演奏会。
11日は13時30分から「令和5年度人権を考える市民のつどい」。今回は羽月小学校4年生の岡琥珀さんと5年生の坂元心春さんの人権作文朗読、演題「ネット依存と人権侵害」で子どものネットリスク研究会副代表の戸髙成人さんによる講演。印象に残ったことは、日本人(子ども)は睡眠時間が少ない。読み聞かせ活動は大変重要。クレーマーといわれる人たちは、睡眠障害の人がほとんど。睡眠障害で、うつ病、肥満、糖尿病を発症しやすいなどでした。
13日は10時から伊佐湧水環境管理組合議会。11時から伊佐北姶良火葬場管理組合議会。14時から姶良・伊佐地区介護保険組合議会(霧島市)16時30分から鹿児島県酒造組合鑑評会表彰式及び祝賀会(鹿児島市)。
14日は10時から令和6年度伊佐市当初予算案記者発表。
15日は10時から宮人公害対策委員会。13時30分から伊佐市農林業後継者励ましの会(伊佐農林高校)。16時から定例課長会。
16日は9時30分から第71回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会選手出発式。11時から伊佐湧水消防組合議会。13時15分から大口地方卸売市場管理組合議会。16時から鹿児島県治山林道協会第2回理事会及び懇親会(鹿児島市)。
17日は9時から「あゆみ未来こども園おゆうぎ会」。とてもレベルの高い演技ばかりで素晴らしい発表でした。招待いただきありがとうございました。13時30分から公明党鹿児島県本部「市町要望懇談会」(霧島市)。
19日は9時から県下一周駅伝応援(さつま町)。13時30分から鹿児島県市町村職員共済組合議員全員協議会(鹿児島市)。
20日は伊佐市議会3月定例会(招集日)。
21日は8時から消防課長会。
22日は8時30分から予定価格。13時30分から鹿児島県国民健康保険連合会理事会・通常総会。
23日は鹿児島ラーメン王決定戦6会場へ。らーめん処 力の柚味噌ラーメンを堪能しました。
24日は10時から平出水小学校でバレーボール教室を開催しました。学童クラブに通う1年生から6年生までの10名(スポーツをしているのは2名だけ)と中学生2名が参加してくれました。教室終了後6年生の親から連絡があり「中学校に入学したらバレーボール部に入ってみようかな。」と言ったらしく喜んでおられました。18時から鹿児島県地区対抗女子駅伝大会及び鹿児島県県下市郡対抗駅伝競走大会選手団解団式。
25日は10時から新庁舎建設に伴う市民説明会(菱刈地区)。13時からふれあいサークル発表会。16時から新庁舎建設に伴う市民説明会(大口地区)。
26日は10時から伊佐市議会本会議2日目(一般質問)。18時30分から令和5年度第4回姶良伊佐保健医療圏地域医療構想調整会議(霧島市)。
27日は伊佐市議会本会議3日目(一般質問)。16時30分から株式会社戦国より2名来室。
28日は16時から薩摩本格芋焼酎生産者協議会から寄贈された桜苗木を大口酒造㈱常務取締役の有満様と一緒に植栽をしました。18時から川内川流域を語いもんそ会懇談会に出席しました。
29日は10時からパラローイング強化合宿に激励に行きました。この合宿は、パリパラリンピック アジア・オセアニア予選出場選手が参加して行われるものです。13時30分から鹿児島県市町村職員共済組合理事打合せ会・160回組合会(鹿児島市)。
最後に、先日の伊佐市議会3月定例会の一般質問において、岩元努議員より今年11月に行われる予定の伊佐市長選挙への出馬について問われましたので、当初から申し上げているとおり、鹿児島県より表明された特別支援学校の伊佐・湧水への分置の実現を含む総合的に進めている「教育日本一」へのチャレンジ、新庁舎建設、昨年4月から日本フードパッカー鹿児島の後を引き継いで操業いただいているサンキョーミート㈱伊佐ミートプラント並びに今年4月から操業を開始される㈱サイコックスの発展的支援、基幹産業である農林業の振興等、多くの施策について途中で投げ出すことなく実現させていきたいとの想いから、正式に出馬表明をさせていただきました。
今回、ご紹介した伊佐市の各団体の活動が活発に始まってきており、嬉しく思っているところです。
都市機能を有する市街地が存在し、あるエリアでは製造業等の第二次産業の形成と雇用が創出され、また、あるエリアでは素晴らしい自然環境の中で、安心・安全な農林業が営まれているバランスのとれた地方都市伊佐市をイメージしながら、前に進んで行きたいと思います。
今回も最後までお付き合いいただいて感謝いたします。
-花冷えに 列に並んで 力を待つ-
- こんな時には?