光陰矢の如し
2024年11月01日
秋から冬にかけての伊佐の風景は、伊佐の特徴である伊佐平野は、黄金一色に染まる風景から、稲刈りによって日々風景が変化しています。今年の夏の暑さは例年になく凄まじいと言っていいほど厳しい毎日でした。皆さんも大変だったことでしょうね。
しかし、最近では伊佐らしい朝夕の涼しさの中、暑さの苦手な私個人としては、嬉しい季節になってきたと思っています。10月1日からは衣替えということで、スーツにネクタイを着用して公務にあたるようにしています。
さて、今回で ちょうど4年目の締めくくりとなる節目のメールとなりました。令和2年11月30日に伊佐市長に就任させていただき、これまでの4年間は新型コロナウイルス感染対策にはじまり、令和2年から令和4年にわたり発生した豪雨災害対応、日本フードパッカー㈱鹿児島工場の撤退への対応等、必死に走り続けてきました。日々の課題や夢に対して行動する中、時間が経過するのもあっという間に過ぎていきます。
これまでの4年間で活動を続ける中、多くの方々との出会いがあり大きな財産になったと思っています。その中で一つ紹介させていただくと先日も参加させていただいた「ふるさと会」について少し紹介したいと思います。
10月20日、大阪キャッスルホテルにおいて開催された、「関西伊佐の会」に今年も参加させていただきました。昨年までは「関西伊佐の会」の運営は、柳野道雄様が会長を務められ、今年からは川畑史朗様に引き継がれています。そして、今年も盛大に開催していただきました。
現在、伊佐市のふるさと会は、関東地区、関西地区、東海地区、鹿児島地区、そして八幡鹿児島県人会があり、それぞれからご招待をいただき、参加させていただいてきました。そこで共通しているのが、ふるさと伊佐に対する熱い想いが参加者の皆さまから痛いほど伝わり、先日参加させていただいた「関西伊佐の会」でも、その想いを強く感じたところです。冒頭の川畑会長のあいさつの中では、赤塚勝己名誉顧問について紹介され、話を聞いていくうちに、名誉顧問のふるさとに対する思いを改めて知ることができ涙が溢れてきました。また、当日参加されていた皆さまにも、地域から持ち込んだ伊佐市の特産品を残らず買っていただく様子を拝見しながら、本当にありがたいと思いました。
「関西伊佐の会」では毎年、余興の中で参加者の中で希望者を募り、カラオケ大会が開かれます。ここでは、鹿児島弁バリバリで絶妙なトークで会場を盛り上げる名司会者の児島陽子さんから歌うよう勧めていただきましたので、第一希望の曲は、長渕剛の「ひとつ」、第二希望の曲は、ゆずの「栄光の架橋」(選曲した曲が無かった時のために2曲を紙に書いて提出)を厚かましくもリクエストしました。「ひとつ」の中の歌詞で、「ひとつになってずっと一緒に共に生きる」とありますが、そのフレーズを歌ったとき、また、図々しく2曲目に「栄光の架橋」の「思い出せばこうしてたくさんの支えの中で生きてきた」を歌ったとき、関東から幹事長の松永達郎さんと副幹事長の仙田山恵子さん、東海から鹿児島県人会長の山口吉生さんも参加されていましたので、これまで各地でお世話になったふるさと会を思い出すとともに、当日のふるさと会の雰囲気を感じながら自然と涙が溢れてきました。運営に尽力された川畑会長様はじめ役員の皆さま、本当にお世話になりました。
後日、赤塚勝己様に先日のお礼にお電話をさせていただきました。「楠本渓流自然公園の桜をよろしく頼んます。」と言われましたので、責任もってきれいな花を咲かせていきますと約束させていただきました。
また、10月は本城こども園、あゆみ未来こども園、みどり認定こども園、認定こども園大口幼稚園の運動会に招待され参加しました。それぞれに特色ある競技が行われており、どこの運動会でも共通しているのは、笑顔に溢れた元気いっぱいの園児たちが立派に頑張ってくれていたことでした。素晴らしい指導をいただいている各園の理事長先生や園長先生はじめ諸先生方に敬意と感謝を申し上げたいと思います。
【今回も職員メールを1通紹介したいと思います。】
「中華民国113年国慶節祝賀レセプション」
10月4日は中華民国113年国慶節祝賀レセプションの招待があり、福岡市天神の西鉄ソラリアホテルに向かいました。今回で3回目の出席となりましたが、今回は事前に台湾福岡総領事の陳銘俊先生より、「10月4日は私の自宅に泊まられませんか?」とメールが届き驚いたところです。祝賀会には、九州・山口の経済界や政界、自治体の長等数百人が参加されており、その中で自宅に招待されるとなると限られた人数になるわけですから、大変光栄なことだと思っています。
私が初めて陳銘俊先生とお会いしたのは、今から丁度2年半ぐらい前にご夫妻で伊佐市にお見えになり、曽木の滝公園を案内したのが最初でした。曽木の滝公園を散策した後は、沖田牧場のレストラン「和」で昼食をとりながら今後の交流について話をしたことを思い出します。陳銘俊先生の出身地が花蓮市ということで、その場で前の花蓮市長に電話をかけられて花蓮市とのご縁が始まりました。
祝賀会翌日には、私の携帯に陳銘俊先生から出席に対するお礼のメールが届きましたので、そのことを見ても伊佐市を大事に思っていただいていることがわかると思います。
東日本大震災や熊本地震、今年の元旦に発生した石川県能登半島地震に対する台湾からの支援は考えられないほどの金額が送られてきています。台湾の皆さんが日本に対して尊敬と感謝の念を持っておられるのは、日本人によってもたらされた生活環境と経済発展と精神教育と人材育成により現在の繁栄に繋がってきていると言われています。
台湾は、皆さんもご存じのとおり、世界トップシェアを誇る半導体メーカー等により、国民一人当たりのGDPも既に日本に迫る状況まで発展している現状を考えると、台湾の経済成長は目を見張るものがあります。そこで忘れてはならないのは、その発展のベースに日本の精神教育を受け継いだことも大きな要因の一つだと言われていることです。
しかしその反面、現在の日本の国力や人間力の状況はどうでしょうか?以前は手本となってきた日本が今では、逆に学ばなければならない状況になっているのではないでしょうか?そのことを踏まえても経済交流や観光交流、そして企業誘致等以外にも小中高生の人的交流の必要性を感じているのです。必ずお互いに大きなメリットがあるはずです。ただ単に交流を繰り返すだけではなく、交流の中身によって相手の対応は変わってくると思います。
佐賀県嬉野市で九州市長会が行われた際に、陳銘俊先生が会場にいらっしゃると聞きつけた私はとっさににあいさつに行きましたが、その際に台湾福岡総領事職員の方々に対して、「橋本市長は謙虚で素晴らしい人です。」と紹介してくれました。
お世辞でもそのように思ってもらえていることは嬉しいことでしたし、今ある信頼関係の構築のためには、そのような態度を積み重ねた結果なのだと改めて考えさせられ、勉強になったと思うことでした。
私は常に陳銘俊先生の人に対する接し方に感動してきたし、見て学んだこともたくさんありましたので、常に心の中が行動に繋がってきた自信があるのですが、今回褒めていただいたことで、「目先の利益のためにその場だけ礼儀を尽くしたように取り繕って見せても、心の中から起こる行動として礼儀を尽くし接しなければ、相手は見透かされるということだろう」と考えさせられました。
皆さんには何度も申し上げますが、まさに「一事が万事」です。市役所での市民対応においても「自分が相手の立場だったら、今の自分の対応に対してどんなに感じるだろう?」と常に自問自答しながら対応してもらえれば、最高のサービスを提供できたと言えるだろうし、自分自身でも納得できるのではないでしょうか?
自分が笑顔に変わるときに相手も笑顔に変わるでしょうし、相手が笑顔で帰ってくださったときに市役所職員としては喜びとやりがいを感じられる瞬間ではないでしょうか?
稲刈りに 笑顔飛び交う コメ価格
(10月の行事の主なものについて紹介します。)
10月1日は8時30分より辞令交付式。
10月2日は13時30分から伊佐市社会福祉大会第2回実行委員会。18時から明治安田生命20周年キックオフ後援会(鹿児島市)に出席。
10月3日は9時30分から伊佐市老人クラブ連合会スポーツ大会に出席。13時30分から鹿児島県ブロック国有林野等所在市町村長有志連絡協議会に出席。(鹿児島市)16時30分山形屋で開催中の市来功成氏絵画展。
10月4日は9時50分から羽月校区戦没者追悼式。18時から中華民国113年国慶節祝賀レセプション(福岡西鉄ソラリアホテル)。
10月5日は8時30分から平出水校区いきいき体験グランドゴルフ大会にご招待いただきプレーにも参加しました。なんと一般の部で優勝してしまいました。(汗) 11時から陣之尾天神祭りに出席。
10月6日は羽月西小学校、本城小学校、大口東小学校、牛尾小学校、大口小学校の運動会に掛け持ちで出席しました。児童の元気な笑顔を見ながら頼もしさを感じるいい一日となりました。
10月7日は10時から伊佐湧水防犯協会表彰伝達式。11時30分から伊佐市文化協会長来室。13時から消防組合等協議。16時30分から三役会議。
10月8日は9時から姶良伊佐湧水交流グランドゴルフ大会であいさつ。13時から令和7年度当初予算編成会議。15時30分から伊佐市シルバー人材センター行政懇話会及び懇親会に出席。
10月9日は8時から子牛セリ市(薩摩中央家畜市場)。13時から九州地方治水大会鹿児島県大会(鹿児島市)で大会決議を発表しました。
10月10日は10時から大田地区農地整備事業起工式に出席。14時から鹿児島県姶良伊佐地域振興局、伊佐森林組合長等来室。17時15分から鹿児島県副市長会が伊佐市で開催されたことから懇親会に出席しました。
10月11日は7時30分から毎月恒例のゴミ拾い活動に参加しました。今回は市役所菱刈庁舎に集合し周辺を手分けして行いました。今回も第一生命保険㈱と林建設株の皆さまにも出席していただきました。感謝!10時から伊佐市議会本会議最終日。17時15分から私が平成12年度から13年度まで出向していた福岡県中小企業経営者協会連合会50周年記念式典、祝賀会に来賓として招待され出席しました(福岡ホテルニューオータニ)。
10月12日は9時から本城こども園運動会に出席。13時30分から薩摩川内市誕生20周年記念式典出席。
10月13日は5年ぶりとなる伊佐市民スポーツ大会を開催しました。今回は午前中のみのプログラムでしたが、楽しい時間を過ごすことができました。参加いただいた市民の皆さまありがとうございました。
10月14日は14時から箱崎神社秋季大祭にご招待いただき出席しました。
10月15日は国道447号整備促進期成会中央要望会(国土交通省、衆議院議員及び参議院議員会館)。
10月16日は庁舎内にて地域振興課、社会教育課、企画政策課、総務課協議。
10月17日は11時30分から湯之尾郵便局長、羽月郵便局長、東郷山田郵便局長来室。14時から鹿児島県ごみ施設連絡協議会(伊佐市で開催であいさつ)。
10月19日は8時15分からあゆみ未来こども園運動会。9時30分からみどり認定こども園運動会。13時から伊佐市青少年健全育成大会兼伊佐さわやかあいさつ運動推進大会。
16時から関西伊佐の会出席のため大阪に向けて出発。
10月20日は10時から関西伊佐の会に出席しました。
10月21日は9時から消防組合協議。10時30分から九州市長会に向けて出発。12時から九州市長会に出席。18時30分から九州市長会懇親会(城山ホテル)。
10月22日は9時から九州市長会分科会(DXについて)と現地視察。
10月23日は8時から消防課長会。14時から大口地方卸売市場組合解散調印式。
10月24日は11時からサンキョーミート㈱伊佐ミートプラント畜魂祭に出席。15時30分から伊佐市総合教育会議に出席。
10月25日は終日、伊佐市職員採用2次試験(面接試験)。
10月26日は9時から大口ふれあいセンター南側公園(みなみえん)竣工式に出席し、あいさつとテープカットを行いました。当日は、大口中央中学校バスケットボール部の生徒さんにも参加していただき、今回新しく整備したバスケットコートで楽しそうに体験をしてもらいました。今後の活用が楽しみです。11時30分から第4回伊佐市長杯争奪パークゴルフ大会表彰式に出席しあいさつと表彰を担当させていただきました。
10月27日は9時から令和6年度第16回伊佐市社会福祉大会「このまちに 生きる幸せ福祉の力」に主催者と出席。功労者表彰18名、福祉作文入賞者13名の皆さんおめでとうございました。また、講演会「地域を守る力:災害時のボランティアと地域福祉の役割」の講師を務めていただいた社会福祉法人鹿児島県社会福祉協議会長寿社会推進部・ボランティアセンター部長兼所長の池下真也さん、アトラクションに出演していただいた本城幼稚園と菱刈中学校吹奏楽部の皆さん本当にありがとうございました。また、大口明光学園中学校の皆さんも赤い羽根募金活動、そして司会を務めてくれた大口高校の2人にも感謝です。
10月28日は10時からテレビ局各社、新聞社各社より取材。14時から第3回伊佐市まち・ひと・しごと創生推進本部会議。
10月29日は10時30分から鹿児島県戦没者追悼式(鹿児島県立体育館)。14時30分から伊佐湧水消防組合2次試験(面接試験)。
10月30日は7時から鹿児島県企業立地懇話会(企業誘致活動)のため大阪に出発し、14時30分より出席。関西の企業の皆さまに対して、伊佐市企業立地のPR活動と企業関係者との意見交換を行いました。
10月31日は9時15分から住友金属鉱山㈱大阪支社を訪問し、龍野支社長、草薙総務部長、そして伊佐市出身の小門さん、福崎さんとお会いしいろいろな意見交換ができました。伊佐市での企業活動をしていただいている菱刈鉱山や大口電子㈱についても参考になる話をたくさん聞くことができました。
私が伊佐市長に就任させていただき4年が経過しました。この4年間、新型コロナ対策や新庁舎建設、線状降水帯発生により豪雨災害対応、企業誘致活動、特別支援学校誘致活動、燃ゆる感動かごしま国体等必死に走り続けてきたつもりです。
また、「伊佐の教育日本一」を宣言し、まだまだ道半ばではありますが、言い続けることによって伊佐の教育は確実に一歩ずつ階段を上り続けていると思います。今後も「伊佐の教育日本一」をみんなで言い続けることで確実に向上していくはずです。皆さんもご協力をよろしくお願いします。毎月読んでいただいてありがとうございます。感謝!
今月も笑顔いっぱいでよろしくお願いします。
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