夏から冬へ
2025年12月01日
今年の夏は本当に暑かったですね。今年は夏からいきなり冬になったような感じですよね。伊佐では11月中旬以降、曽木の滝公園をはじめ各地域において紅葉が見られるようになり地域にお越しいただく人たちも多くなっており大変喜んでいるところです。
そのような中、ここ数年で伊佐市の冬の風物詩と言われるようになってきた「第4回イルミネーションin曽木の滝」の点灯式が11月29日(土)18時から行われ来年2月28日まで楽しむことができるようになりました。㈱やさしいまちの坂元会長はじめスタッフの皆さまや設営に協力していただいたボランティアの皆さまのご尽力に感謝したいと思います。
最近のニュースとして後ほど紹介しますが、スポーツ活動において、優秀な成績を残し、その報告のために市長室に来てくれる児童・生徒が多くなり嬉しく思っています。
今年も残すところ後1ヶ月になりましたが、11月には市内のあちらこちらで行われてきた稲刈りも終了し、冬の風景になってきてきました。伊佐の農業に目を向けると、まず気になるのが米の価格がどのような推移をしていくのかがとても関心のあるところです。昨年と今年のように一時的に高い値段で農家から買い取ってもらっても、以前のように下落することがあれば、農業経営に希望が見出せなくなり農業担い手は確実に減少していきますので、生産者の立場から考えれば、昨年並みの価格を基準として安定していくことが望ましく、今後の推移を関心もって注視していく必要があると思っています。
また、出張等の特別な公務が入っていない限り、毎月の公務で優先して参加しているのが子牛のセリ市ですが、最近の傾向として価格は徐々にではありますが、上昇してきており飼料価格の高騰等の問題はありますが、最悪だった令和5年と令和6年の夏から秋にかけての時期と比較すると多少は手ごたえを感じ喜んでいるところです。
話は変わって11月は慌ただしい毎日が続きましたが、最近は忙しい毎日で「ありがたい」と思えるようになり、忙しい毎日が「楽しい」と思えるようになってきました。このように考えられるようになったのも、毎日続けている読書による影響が大きくなってきています。そのような考え方で行動しているとその中で出会える出来事や人の数は圧倒的に増えていき、喜びや感動も増えていくことになりました。と言いながらも完璧にそのような考え方や行動ができているかと言えばそうではないでしょうから、発展途上の段階にあると思いますが、以前よりは多忙なスケジュールでも「楽しい」や「ありがとう」の気持ちになれることは増えていますので、忘れることなく進んで行きたいと意識しているところです。
そのような考え方で毎日を過ごしていると「感動」する場面も増えてきたような気がしています。これは気のせいではないと思います。
各界においての素晴らしい成績を残し報告に来てくれる小学生や今年初めて参加した湯之尾神舞に舞った小学生や中学生、高校生と接しながら感じた、甘やかすだけではなく芯の通った親や指導者の接し方を拝見しながら、多くの感動があると同時に可能性を感じることもできています。令和8年もこの気持ちが続いていくように、重要となるこの1ヶ月笑顔を忘れることなく過ごしていきたいと思っています。
(11月の行事の主なものについて紹介します。)
11月1日は8時30分から平出水校区健康いきいき体操グランドゴルフ大会参加。11時20分から部落解放同盟鹿児島県連合会現地視察及び交流学習会(伊佐市菱刈人権文化センター)に出席。鹿児島県からは寺田副知事や地頭所教育長をはじめ男女共同参画局や教育庁から多くの幹部職員の参加があり人権問題について真剣に学習し多くの意見交換を行いました。参加いただいた皆さまに感謝でした。
11月2日は8時30分から羽月校区駅伝大会開会式。9時から羽月西校区文化祭及び黒豚まつり。10時から伊佐市認知症講演会(講師:あいらの森ホスピタル院長 永田智行先生に分かりやすく行動に移しやすい話をしていただきました。18時50分から「おはら祭り前夜祭」での手踊りに鹿児島伊佐会の皆さんと参加。初めて参加しましたが、鹿児島伊佐会の皆さんととても楽しい時間を過ごしました。今回の参加は鹿児島伊佐会の総会時に会員さんからの強い要望があり実現しました。参加できて本当に良かったと思いました。
11月3日は10時からお世話になった方の葬儀に参列。13時から伊佐市文化祭に出席。最後まで鑑賞しましたが、カラオケ、津軽三味線、レクダンス、日本舞踊、カラオケ、創作ダンス、フラメンコ、フラダンス等多種多様でレベルも高く素晴らしい時間を堪能しました。レクダンスに出演された92歳の女性の素晴らしい演技とカッコ良さに感動でした。
11月4日は6時から早朝経営塾。10時から防火セレモニーに参加。市内の認定こども園、幼稚園の参加がありました。13時15分から伊佐市行政改革推進本部会議及びDX推進本部会議。18時から大口高校ふるさと歴史講座出席。19時から湯之尾神舞練習。
11月5日は川内川改修促進期成会中央要望で県選出国会議員と国土交通省を訪問。
11月6日は「子ども第三の居場所サミット」(日本財団ビル)出席。施設利用の小学4年生の発表や設置自治体首長による活動報告。施設運営者の体験発表。来年2月に「伊佐市子ども第三の居場所」を開設予定の伊佐市にとって自信と参考となるサミットでした。
11月7日は池袋周辺百貨店(東武百貨店等)の各県物産展開催視察。
11月8日は11時から関東伊佐会(スクワール麹町)に出席しました。伊佐市出身者をはじめ湧水町出身者、姉妹都市の西之表市と喜界町の出身者、鹿児島県(前森元副市長)や鹿児島市、住友金属鉱山㈱等の約120名の参加があり大変盛り上がりました。
11月9日は6時から伊佐市消防団菱刈地区中継訓練に参加。9時から伊佐市ふるさと祭り弓道大会。9時30分から本城幼稚園生活発表会。10時から伊佐市ふるさと祭り。18時から毎年伊佐市ふるさと祭りに合わせて帰省いただいている東海伊佐会役員の皆さまとの懇親会。
11月10日は9時から伊佐市行政改革推進本部会議。10時から伊佐市DX推進本部会議。14時から伊佐湧水地区商工会連絡協議会研究会。18時から同懇親会。
11月11日は6時から早朝経営塾。7時40分から全水連事業促進全国大会。16時から県選出国会議員要望活動。18時から同協議会意見交換会。
11月12日は東京都活動の伊佐市出身者事務所訪問。
11月13日は全国治水砂防促進大会。12時から合同昼食会。13時から県選出国会議員及び国土交通省要望活動。
11月14日は8時から子牛のセリ市に参加(薩摩中央家畜市場)。13時からエフエム鹿児島ラジオ収録(エフエム鹿児島スタジオ)。19時から湯之尾神舞練習。
11月16日は9時から伊佐市社会福祉大会。11時に途中会場を後にして13時から鹿児島Digi-1グランプリ表彰式。伊佐市の小中学校の授業で令和6年度から取り入れている「教育版マインクラフト」が評価され自治他部門特別賞を受賞し塩田知事より表彰を受けました。 
11月17日は10時15分から関東伊佐会の池畑貢氏来室。15時から令和7年度新規採用職員研修(レポート発表)。16時30分から定例課長会議。20時から湯之尾神舞練習。
11月18日は6時から早朝経営塾。9時30分から猩々農園㈱猩々義秋社長来室(ニッポンフードシフトセレクション最優秀賞受賞報告)。10時30分から荒川米店社長来室。15時からアート伊佐の上床利秋氏、田中絹子氏、永吉みさ氏来室。16時から三役会議。20時から湯之尾神舞練習。
11月19日は5時50分に自宅を出発して鹿児島空港へ。現在宮崎県えびの市側から掘削工事が進められている継続予算要望のために国道447号整備促進期成会の立場で地元選出国会議員と国土交通省道路局に訪問しました。
11月20日は16時30分から小学生5人(スプリント疾風所属)が保護者とともにKKB主催陸上記録会での優勝、準優勝、3位等の嬉しい報告に来てくれました。最近はこのような嬉しい報告が多くなっています。素晴らしいことです。
11月21日は10時から伊佐市役所新庁舎建設現場の視察に行きました。建設については来年9月末の完成に向けて順調に進んでいますが、実際に現場を確認することができてイメージを持つことができました。丁寧に説明いただいた工事関係者の皆さまに感謝でした。
14時から伊佐湧水消防組合臨時議会。16時から株式会社YIZ山崎社長他来室。17時から第53回全国錬心舘空手道大会優勝報告のために来室。今回も嬉しい報告となりました。
11月22日は8時30分から第3回4校PTA合同ドッチビー(みんなでワイワイたのしく)大会で大口東チームとエキシビションマッチに参加し楽しい時間を過ごしました。 10時40分からは伊佐市シルバー祭りに参加し、最後には舞台に上がりシルバー会員の皆さまと一緒に手踊りを楽しみました。終了後に振舞われた豚汁とおにぎりはとても美味しかったです。その後は16時から第8回伊佐市菱刈屋台村に参加し楽しい時間を過ごしました。その後は20時ぐらいから翌日行われる湯之尾神舞大祭で振舞われる「餅つき」が行われており応援にならない応援に駆け付けました。
11月23日は9時から湧水町誕生20周年記念式典に出席し、同時に周辺会場で行われていた「湧水町秋祭り」を後の日程があったので少しだけ楽しみました。12時30分から湯之尾神舞会場へ準備に参加し続けて16時30分からは湯之尾神舞大祭が始まり「降神の儀式」から1番から26番の舞がスタートしました。私の出番は当初の予定では24時30分ぐらいの予定でしたが実際には26時30分ぐらいになりましたが多くの観客に残っていただき応援していただきました。
11月24日は10時から湯之尾神舞の後片付けに参加しました。
11月25日は8時から伊佐湧水消防組合課長会。10時から姶良伊佐地域振興局行政懇話会が伊佐市で開催され、姶良伊佐地域振興局の大西局長はじめ各部の部長はじめ幹部の皆さまに出席していただき率直な意見交換ができました。13時10分から全国公平委員会連合会表彰伝達式で伊佐市公平委員の山下和弘氏へ表彰状を伝達しました。14時から伊佐市水道事業水神祭。17時から鹿児島県選抜チームの女子野球九州大会優勝報告のためにメンバーの小学生が来てくれました。
11月26日~27日は「都市の未来を語る市長の会」に出席するため上京。今回のテーマは「学校の統廃合プロセスと廃校活用」で4市の市長による事例発表があり、その後は参加30市全ての首長の意見発表もあり私もコメントさせていただきました。今後伊佐市における小中学校の再編についてとても参考になるシンポジウムでした。
11月27日は14時30分から大口高校連携PJ発表会。18時00分から農林水産省林野庁職員との交流会。
11月28日は10時から伊佐市議会本会議招集日。13時15分から姶良伊佐法人会より来室。17時15分から地域おこし協力隊卒隊セレモニー(坂元紫乃さん)に出席。坂元さんには今後も伊佐市で活躍してくれることを期待しています。
11月30日は11時30分から海潮忌・文学フェスティバル(海音寺潮五郎記念)。今回は銀杏文芸賞短歌193点、エッセイ172点、読書感想文・感想画コンクールに小学校235点、中学校149点、高校133点の応募がありました。16時から姉妹都市の韓国南海郡から張忠男郡主はじめ6名の方々が来市され、19時より歓迎交流会を行いました。(翌日は職員交流等の議題で意見交換会を予定しています。)
最後に、私が伊佐市長に就任して5年(二期目1年)が経過しました。時間の経過は早いものであったいう間の5年間でした。今日から6年目に入りますが、初心を忘れることなく謙虚で感謝の気持ちを忘れることなく、笑顔で前に進んで行きたいと思います。
先にも触れていますが、今年は初めて鹿児島県指定無形民俗文化財に指定されている「湯之尾神舞」の奉納に参加させていただきました。1490年頃から始められたと言われており500年以上も多くの先人たちの想いで伝承され、現在も立派に伝承されています。今年は3年に一度の大祭に当たりました。
私は、これまで11月23日になると毎年、詳しくは内容を理解することなく感覚だけで湯之尾神舞の鑑賞をしてきました。時間も長時間にも及ぶこともあって、すべての舞を見ることはありませんでした。しかし、今回は春に行った「伊佐市郷土芸能保存会」総会での湯之尾神舞保存会の原口会長との会話がきっかけとなり、縁あって初めて「大王」という役で舞に参加する機会をいただきました。湯之尾小学校の歴代校長先生や教頭先生も小学生とともに毎年の舞に参加し盛り上げていただいていることは素晴らしいことです。
500年以上もの長きにわたり伝統ある湯之尾神舞を伝承していくことは並大抵のことではありません。今回舞に出演し少しだけ深く関わることで、伝統に対するプライドや伝統への想いを感じることができ、心から感謝し喜んでいるところです。小学生から大人まで老若男女を問わず力を結集し創り上げていく地域力を感じながら、湯之尾地域における青少年育成の面から見ても大きな役割を果たしたことを感じることができました。
伊佐市にはその他にも各地域に素晴らしい郷土芸能保存会が存在し、現在も継承していただいています。伊佐に愛着を持つ、地域の歴史を知り地域に誇りと自信を持つことに各地域で活躍されている皆さまに心から感謝したいと思います。
また、冒頭でも紹介しましたが、曽木の滝公園では無料で見られるイルミネーションとしては日本最大級といわれる「第4回イルミネーション㏌曽木の滝」が始まりました。是非とも伊佐市曽木の滝公園にお越しいただきますようお願いします。
皆さまにとって今年最後の1ヶ月が、幸せを実感でき来年の飛躍につながる素晴らしい締めくくりの月になりますように願っています。
それぞれにいろいろとあるとは思いますが、常に笑顔を忘れずみんなで一緒に夢を語りながら進みましょう。
皆さんにとって素晴らしい年末・年始になりますように心から祈念しています。
- こんな時には?















