「世界メンタルヘルスデー無料映画上映会」開催のお知らせ
2025年09月02日
世界メンタルヘルスデー映画上映会プロジェクト2025 in伊佐
~ つながる、いつでも、だれにでも~
世界メンタルヘルスデー映画上映会プロジェクトとは?
2022年より毎年10月10日の世界メンタルヘルスデー前に、映画上映会と対話の場を通じて
- 「メンタルヘルス」を身近に感じる場をつくりたい。
- 「自分を大切にする」を文化にしていきたい。
- 精神疾患・精神障害に関する普及啓発。
を目的に全国の有志メンバーでプロジェクトチームをつくり上映会を行っております。
出典:「世界メンタルヘルスデ―映画上映会プロジェクト公式サイト」より引用
世界メンタルヘルスデ―とは?
世界精神保健連盟が、1992年より、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定めました。 その後、世界保健機関(WHO)も協賛し、正式な国際デー(国際記念日)とされています。
出典:厚生労働省「世界メンタルヘルスデーJAPAN2025特別サイト:世界メンタルヘルスデーとは」より引用
無料映画上映会 &シェアタイム
- 日 時:令和7年9月20日(土) 10:00~11:50 (受付開始9:30~)
- 会 場:元気こころ館 多目的ホール
- 対象者:メンタルヘルスに興味のある方 ※どなたでも無料で参加できます。申込不要
- 参加費:無料
主催
伊佐市基幹相談支援センター✖すいせん会
共催
世界メンタルヘルスデ―映画上映会プロジェクト2025 TOMY’S ACTION CLUB
2025年上映作品
「悠優の君へ」
- 脚本・監督:福原野乃花
- 出演:水崎涼花 小谷慈
- 撮影:宮川眞伍
- 音声:金又玄 白石彪 佐藤遥香
- サポートスタッフ:中村優花 大神ありす 森山綾香 目黑英恵 栗山剛 たかやまはるき 前田晏歌 入江葉音
- 2023年/日本/58分/カラー © 2023「悠優の君へ」製作チーム
- 配給:ミカタ・エンタテインメント
100人に1〜2人がその悩みを抱えていると言われている〈強迫症〉当事者である監督が“もっと多くの人に病気のことを知ってほしい”と作った物語
小さなことや目に見えないことが気になって頭から離れず、何度も確認を繰り返したり、馬鹿馬鹿しい考えと知りながらその不安と恐怖に耐えられず、不安を消すための行動をしてしまう<強迫症>。しかし、悩みを抱える人はそのことを隠す傾向にあり、意外と多い病気の割に知名度は低い。
本作の監督をつとめた福原野乃花は、7歳の頃に<強迫症>を発症。しかし「普通ではない自分は気持ち悪がられるのではないか」という恐怖から誰にも相談することができなかった。20歳の時、勇気を出して悩みを打ち明け、「もう一人ではないんだ」と肩の荷が降りたという。人に頼ることの必要性を知った経験から、いまなお苦しみの渦中にいる人たちに向けて、また<強迫症>をもっとたくさんの人に知ってほしいとの思いで本作を企画。多くの人の賛同を得て、映画を完成させた。
作品ストーリー
人との間に壁を感じ、学校や家で一人で過ごしている高校生の悠(水崎涼花)。4月になり、女子バスケ部のマネージャーをしている優乃(小谷慈)と同じクラスになる。いつも明るく友だちと楽しく過ごしている優乃は、時々「定休日」と称して学校を休んでいた。
ある朝、悠が遅刻して登校しようとすると、近くのベンチにうずくまっている制服姿の優乃を見かける。別の日の朝も、公園で時間を持て余している優乃に出会う。「学校に行きたくない」という優乃を、悠は近くの海辺へと誘う。
悠は、入学した頃から優乃のことが気になっていた。いつも同じ時間に人けのない手洗い場で手を洗い続けている優乃の姿を偶然見ていたのだ。優乃は、抱えている悩みを誰にも悟られないよう必死に隠して生きていたが、悠に知られていたことを知り、打ち明けることを決める。
監督コメント
私が強迫性障害を発症したのは7歳の時でした。ですが、それから20歳になるまでの13年間、そのことを誰にも相談することが出来ませんでした。それは自分の悩みは恥ずかしくて気持ちの悪いものであり、話しても理解されないと思っていたからです。
高校生の頃は特に症状が酷く、地獄のような毎日を送っていましたが、それでも誰にも話せず、けれども自分の力ではどうすることも出来ず、何も変えられ無い状況にどうしたらいいのか分からなくなっていました。
大学生になってもその状況は変わらず、「私はこれからも嘘をついたりその場しのぎでごまかしたりしながら、周りに迷惑をかけて生きていくのか」と思ったとき、1人で頑張ることに諦めがついて、人に頼ろうと思うことが出来ました。最初はとてつもない勇気が要りましたが、溜め込んだ思いを話し終えたとき、もうこれで1人じゃないんだと思ったら肩の荷がずどんと下りました。私は誰にも話せないことの苦しさと、人に話すことへの恐怖心と、人に頼ることの必要性を知ることが出来ました。だからこそ、今もなお苦しみの渦中にいる人にこの映画を届けたいと、強く思っています。
出典:映画公式サイトより引用
お問い合わせ
伊佐市基幹相談支援センター(伊佐市役所福祉課内)
電話番号:0996-23-1217(担当:𠮷川・山下)
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