令和6年の水稲生産における病害虫防除について
2024年08月05日
令和6年の水稲生産においては、下記のとおり一部の害虫の発生が多くなるおそれがあることから例年以上にその被害を警戒する必要があります。本ページの下部にリーフレットを掲載しておりますので、防除対策を徹底をお願いします。
発生する可能性が高い害虫
1.トビイロウンカ
例年6月後半から7月の梅雨時期に大陸から日本へ飛来し、日本のほ場で定着後、急激にその数を増加させます。イネの株元を吸汁することでイネの生育を阻害し、ひどい場合は坪枯れを引き起こす害虫です。
本年は、飛来源の一つである中国広東省でのイネウンカ類の発生が平年比166%と多くなっており、またトビイロウンカの割合も全体の57.7%と高い割合となっています。
2.イネカメムシ
斑点米を発生させることのほかに、出穂直後の籾を加害することによって籾の不稔を引き起こす害虫で、近年発生増加が報告されています。
例年と比較しても本年のイネカメムシの発生がやや早く、発生量が多いとの報告があり、姶良・伊佐地区内の出穂前のほ場で確認されています。
3.斑点米カメムシ類
主に穂揃い期以降の籾を吸汁することにより斑点米を発生させ、玄米の品質を劣化させる害虫です。
本年の発生については、7月から9月の気温が気象庁の発表によると全国で高いと予想されており斑点米カメムシカメムシにとって増殖に好適な条件が続くことから、発生が多いと予想されています。
病害虫リーフレット
問合せ先
農政課 農業政策係 ℡ 0995-23-1311
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