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深緑が薫る五月です!

2009年05月01日

kakinoha.JPG 新緑のまぶしい季節になりました。新緑の中でも私が最も好きなのが柿の木です。2月後半の頃から観察しています。最初は葉というより新芽ですが、それが徐々に開き始め、次第に葉の形を成してきます。柿の木の枝や幹の部分の茶褐色に比べると、緑葉の部分はなんと頼りなく少ないことかと思うのが4月半ば頃までです。五月になると幹や枝が、繁茂する葉っぱで見えなくなります。この柿の木が新緑に包まれるまでの時間の経過を楽しみながら、毎朝ウォーキングできる散歩道は伊佐のあらゆるところにあります。生命のみずみずしさや輝きを感じずにはおれません。本当に伊佐の自然は素晴らしい。何かのご縁で一度この町に住んだ人々は、美味しいお米や焼酎のとりこになります。それはこのような自然のすばらしさがあるから、恵みとしての豊かな水がお米や焼酎を生み出しているものと思います。伊佐には一年を通じて素晴らしい光景や風景はいくつもありますが、生命という観点からは、柿の新芽から五月の新緑への移り変わりほど私を感動させるものはありません。

 

nodojiman.JPG さて、先月19日のNHKのど自慢大会は大成功とともに多くの人々に感動を与えてくれました。合併しての最初の大きな行事でした。全国にこれほどアピールできて、故郷出身の皆様へ大きなプレゼントになったと思います。NHKをはじめ関係の皆様に改めて御礼申し上げます。昭和57年以来27年ぶりに伊佐で開催された”のど自慢”でした。前日は700組以上の出演応募者から抽選で当たった250組の予選会がありました。これも大変な賑わいで、その模様が今月15日の夜7時半から放送される予定です。県内での放送になるかと思います。本番はその予選会の中から20組が出場しました。生放送でしたので、私としては地震や落雷がないことを祈りながら、内心は早く終ってほしいという気持ちでした。とにかく伊佐の元気を全国にお届けできたと思います。

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 榎木孝明さん主演・制作の「半次郎」~桐野利秋風伝~についてその後の情報をお届けします。先月1314日に五十嵐監督他7名のスタッフがロケ地としての伊佐を訪問・検証していただきました。監督のイメージに合う場所や雰囲気がかなりあるとのことでした。9月頃から撮影に入られますが、500名を超えるエキストラも必要と聞いておりますので、皆さんのご協力をよろしくお願いします。幕末から西南の役までを激しく駆け抜けた半次郎を、京都・薩摩を舞台に新しい視点で榎木さんが演じるものです。篤姫でクローズアップされた薩摩の魅力を、半次郎でさらに広げるものと思います。

 今月29日には伊佐市文化会館で榎木さんの4人芝居「相思双愛」が舞台で公演されます。ぜひ見に来ていただきたいと思います。撮影に向けての激励の機会になればと思っています。榎木さんの地元後援会を立ち上げて、映画制作のバックアップ体制を作ろうと思っていますのでぜひご協力ください。地域振興課内に連絡係を 設けようと思います。

 

suzuran.JPG 伊佐市になって元気の出るイベントが続きます。今月3日の菱刈ドラゴンボートレースはその賑わいや活力を取り戻しました。先月の桜やおきな草が終ったあとも、下旬にかけて富ヶ丘集落のすずらん、羽月田代集落の石楠花を市内外から多くの人が鑑賞に来られました。伊佐の新緑とあいまって素晴らしい癒しの空間となっていました。

 このように伊佐の自然環境を守り・整備していくことが、医療・福祉における安心とともに、住んでみたくなる定住促進の要となると思います。定住促進の成功都市として有名な北海道伊達市をモデルに、市役所の全職員が自主的に研修を重ねています。政策の根幹は定住促進です。それぞれの職員がそれぞれの分野でしっかりと仕事をすることで市民の暮らしやすさが増進し、その結果定住が促進され、伊佐の活力が増していくことになります。地域振興課の定住促進係を中心に全ての職員が情報を共有し連絡を密にして取り組んでまいります。皆様のご意見をどしどしお寄せください。

 

 連休の始まりに、今春自衛隊に入隊した若者が訪ねてきてくれました。この前まで高校生だった少年・少女が制服に身を包み頼もしくなっています。初めてのお給料から福祉へ御志をいただきました。ありがとうございます。おそらく家族との一ヶ月半ぶりの食事も彼らがご馳走したかもしれません。その家族の暖かさや和やかさが伝わってきます。故郷はいつでもみなさんを待っています。暮らしやすい伊佐市として定住促進政策を進める中で、ご出身の方はもとより、ご縁あって伊佐市と関わりのある人々や初めての方々に、これからもいろいろな情報を届けてまいります。皐月晴れの伊佐市より、海音寺潮五郎先生の歌碑、〝ふるさとのさつまの国は空あをし たヾあを々と澄み通るなり〟を紹介して挨拶といたします。

 

         老鶯も雲雀も伊佐にのど自慢

         少年の憂鬱よそに山笑ふ

         すずらんに微笑む友は雲の上    -新―

 

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