“真夏の伊佐の夢”をお楽しみください!
2009年07月30日
「夏の夜の夢」、シェークスピアの作品かメンデルスゾーンの序曲かを思い出すのが一般的ですが、私はジャズの野外コンサートをイメージしてしまいます。42年前、ふるさとを離れ京都に行きました。田舎町ではジャズなんて聴いたことがありませんでしたが、18歳の少年には都会のジャズ喫茶は刺激的でした。”しあんくれ~る”や”マンホール”などのお店で、難しい顔してマイルス・ディビスやビル・エバンスの曲を聴いたものです。10年間を京都で過ごし家業を継ぐために帰郷して、数年たった夏の宵、園田憲一とデキシーキングスや北村英治さんを招いての野外コンサートを、地元の若者を中心とした実行委員会が開催しました。陸上競技場グラウンドを野外のコンサート会場にして、その後10年間続いたのですが、ジャズに飢えていた私にとっては最高の「真夏の夜の夢」になりました。小説や序曲もハッピーな喜劇ですので、デキシーの楽しい乗りの良さが夏休みの開放感となりました。若者の実行委員会で主催する今年の”2009スターダスト”は29日(土曜日)、轟公園ステージで開催されます。
野外ではありませんが、すばらしいミュージックフェスティバルが8日(土曜日)文化会館で開催されます。日野皓生クインテットをはじめ、すばらしい6つのグループが熱い演奏を披露します。伊佐市スタートを記念して音楽好きの市民が実行委員会をつくり、その熱意に打たれて6組のミュージシャンが来てくださることになったそうです。実行委員会は”伊佐”を多くの人に知ってもらいたい気持ちと、元気のある町にしていきたい熱意で取り組みました。若者をはじめ、市民が自らの考えでふるさとを興そうとする気持ちはとっても大切です。先月からマスコミの取材を受けているゴミ袋の変更も同じようなことが言えます。従来のゴミ袋と違って、伊佐の特産物や桜などをヒントにアーティスティックなデザインに若者の提案で変えました。詳しくは7月号の市報に載っていますのでご覧ください。若者のパワーを感じます。故郷は住む人の意識によってだいぶ変わります。良くもなれば、停滞もします。議論や協力、思いやり、全ての人々とのコラボレーションで良くしていかなければなりません。
8月はお盆を挟んで前後の雰囲気が違います。高校野球の決勝戦の頃は 秋が近いなぁと思わせますし、暦の立秋は案外早いものです。外の暑さは7月後半ほどではありませんし、どこかに暑さの翳りを感じることもあります。そのような中でも、日中の暑さを吹き払うように各校区でミニ夏祭りが催されます。先月の”おおくち夏祭り”が雨のため中止でしたので、1日の湯之尾での花火大会や、これからご紹介するイベントをお楽しみください。8日夢さくら館、羽月北小、9日針持小、13日平出水小、15日曽木小、田中北部体育広場、16日轟公園川まつり、羽月西小、各校区や地域で数多くの夏祭りがおこなわれます。他にも9日大一会、20日隼仁会、28日ジャパンファームなど、企業や福祉施設でもありますので、日にちが重なる場合もありますが十分にお楽しみください。旧大口の各校区では2日に、いっせいにバレーやソフト、グラウンド・ゴルフの球技大会がそれぞれの自治会対抗で1日中おこなわれます。これは青少年育成の防犯球技大会から始まったものです。同じく2日は湯之尾でドラゴンボートレースも開催されます。
今年の夏は同級生が還暦にあたりますので、お盆の帰省を利用して各中学校単位での同窓会が多いようです。大口高校全体の同窓会も
凛々と ”交剣知愛” 夏稽古
プロポーズ 返事は後で 遠花火
晩夏なり 夕日大きく 海に落つ -新-
7/26「海潮・忠元」伊佐市・人吉市親善剣道大会(左:田中人吉市長 右:隈元伊佐市長)
- こんな時には?