【開催しました】文化会館 開館30周年記念「大人と子どもで楽しむ鑑賞会」(報告)
2012年09月04日
9月1日(土)文化会館で、宮沢賢治原作、作・演出を北九州を拠点に活動する「飛ぶ劇場」代表 泊 篤志さんによる演劇「睡稿(すいこう)、銀河鉄道の夜」を開催しました。
主人公ジョバンニが、友人カムパネルラと共に不思議な銀河の旅をする、という幻想的な物語です。
作品のテーマとして「本当の幸いとは何か」・「懺悔」・「自己犠牲」・「死」など人生において重要なものです。大震災以降、人々にとって大切なメッセージが多数こめられつつ、時には笑いあり、ダンスがあったり見に来られたお客様に楽しんでいただけました。
開演前のホールの様子です。
7月14日から9月1日まで、アマチュア天体写真撮影グループ「イサスペースフォトクラブ」による、星空、星団等の写真を展示しており、演劇公演当日はクラブメンバーによる星の解説をおこないました。
「銀河ステーション」行きの切符を手に改札口で車掌さんが切符を拝見しています。 ここから公演が既に始まっています。
会場へ着き、出演者の方々が出迎えてくれます。
出演者から「参加席」と「観客席」の案内があります。今回の公演は観客も演技に参加する「参加席」と観覧のみの「観客席」と分かれており選択することができます。
公演の様子です(写真撮影は観客がいない状態のゲネプロ(通しリハ)の時点です。)
授業の背景から始まり、ケンタウル祭りの夜の話、鳥を捕る人、さそりの火のエピソードなど、躍動感溢れる動き・セリフで観客を魅了します。
この日の公演では、地元伊佐市より「演劇集団非常口」の西和博さんが北十字とプリオシン海岸のエピソードで学者の助手役を演じました。
劇中の音楽は全て生演奏です。パーカッションのリズムと照明により不思議な空間が生まれます。
生きることは何かを探し、幸いを見つけ人生という旅を続けるのが我々の使命かもしれません。
子どもたちにとって夏休み最後の思い出になったと思います。大人の方にも楽しんでいただけたと思います。
本公演を見に来ていただきましたお客様、そして出演いただきました「飛ぶ劇場」代表の泊さんはじめ出演者、スタッフの皆様ありがとうございました。
(問い合わせ先)伊佐市文化スポーツ課 22-6320 メールでのお問い合わせ
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